斯く語りき

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それでも互いを信頼しなければなりません

2019-03-25 20:45:00 | 社会部

「生きていたら41歳。きっと孫も…」桶川ストーカー殺人事件から20年 被害者の父が語る思い

確かに卑劣な犯罪であり、それに対する頑強な法律を制定する必要はあると思います。然し乍ら、そればかりが先行してしまうと最も大切な【相互の信頼関係】が破綻してしまい、ますます酷い状況に陥ってしまいます。最近の日本は安易にターゲットを見つけては完膚無きまで叩く行為が蔓延しているだけに、尚更この現状に危機を覚える訳です。

どれだけ時代が変わろうが、どれだけ便利になろうが、血の通った人間がいる限り相互の信頼関係は常に存在し続けるのです。そして、それは決して壊してはならないものなんです。壊せば誰も互いを信用せず、そこで抱いた偏った思考によって新たなストーカー犯罪が生まれるんです。

そうならない為には、この法律の根底にあるものは何なのかを理解しなければなりません。

この法律の根底にあるものこそ、互いの信頼関係でしょう。あくまでも相互の信頼関係があり、それから逸脱した行為に対しての法律でないといけない筈です。

ところが、どうも日本の場合は法律の下に信頼関係がある様に思えます。これでは互いの信頼関係なんて築けませんし、ますます酷いストーカー行為に繋がるだけです。

人間関係に結び付く法律に関しては制定される前に誰もが吟味し、きちんと噛み砕いて飲み込まないと正しく使われません。そうなったから従いなさいでは間違いなく不理解や誤解が生まれ、それが新たなストーカー犯罪を生んでしまうのです。

相互の信頼関係が破綻すれば、そこから少子化という未来が見えてきます。況してや日本は夫婦にならないと出産(及び出生届け)を認めない法律があるだけに尚更です。否、既に日本は少子化の道を歩んでいるのです。

経済的理由による少子化も問題ですが、相互の信頼関係が破綻している理由も問題でしょう