斯く語りき

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国がバラバラになる【蟻の一穴】になりそうな予感がします

2019-04-03 04:00:00 | 社会部

ふるさと納税返礼品に再び「アマゾン券」 泉佐野市2018年度トップ額か

地方が独自の手段で生きていく方法としては、ふるさと納税を最大限に活用するのは当然なのかもしれません。然し乍ら、納税に対して返礼『品』があるというのは解せません。どうして其れが必要なんでしょう。

一般的な納税では返礼品なんてありません。あって領収書くらいなものでしょう。納税の義務という位置付けであれば尚更です。

確かに其の納税とは別に他の自治体へ納税するのですから、その心意気に感謝する意味では返礼品も必要なのかもしれませんが、その準備さえ満足にできない自治体にとっては今回の様な現実は脅威でしかありません。否、現実に脅威になっているからこそ返礼品に関して問題視されている訳です。

そもそも論として、どうして自治体が危機的状況に陥っているのかを探るべきだと思うのです。

バブル崩壊を境に日本経済は衰退が進み、止まることがありません。然し乍ら、国民が危機的状況を打破する為に一致団結すれば乗り越えられる筈なのに、今日までの30年間を無駄に過ごしてきた訳です。本来なら、こんな納税システムに頼る必要も、その存在すらも必要なかった訳です。

泉佐野市の様なことが許されてしまうと、今後間違いなく秩序の崩壊がやってきます。かなりエゲツない衰退や破産・破滅がやってきます。その時に追い詰められた自治体が暴動を起こすかもしれません。その暴動が発端となって国内が内戦状態になるかもしれません。海外に於ける内戦の現実を対岸の火事として見ていられなくなります。

生活リズムを見直さずに劇薬ばかりに頼ることが正しくない様に、経済を立て直す(=正しい政治を行う)ことをせずに安易な納税手段に頼ってしまえば、より強いものを求め軈て全てを滅ぼすのです