斯く語りき

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どうして河村たかし市長は議会の決定を尊重しなかったのでしょうか?

2019-08-21 03:30:00 | 政治関連
この催事(全体)は過去に複数回開催されています。ということは議会で開催への可否が議論・採決された上で最終的に可決された訳ですよね。きちんと催事内容を精査した上で最終的な決定がされたんですよね?

そうであれば県議会の決定は尊重されるのが筋ではありませんか? 選挙で選ばれた知事と県議会議員が決めたことなんですから、これは尊重されるべきなのではありませんか?

ところが現実は名古屋市長からのクレームが最大の原因として中止に追い込まれました。県が決めたことを一自治体の長が思想だけでクレームを入れて良いのでしょうか。

勿論、個人の思想は自由ですから河村たかし市長が如何なる考えを持っていても構いません。然し乍ら、公人として且つメディアを通して県議会の決定にクレームを入れるのは行き過ぎだと思うのです。

況してや河村市長と大村県知事は旧知の仲。一時は『ムラムラ連合』と称して選挙運動を共に戦った間柄。そうであれば思想に反することであれ、県議会での決定を尊重するに留めておくのが筋ではないでしょうか。

例えば私が名古屋市の議会で決まったことに対してクレームを入れますか? 如何なる事柄が決まろうと、第三者が好き勝手に止めろとは言えない筈でしょうに。

第一、件の展示物が問題なら議会での採決の前にクレームを入れるべきでしょう。それなのに完全な後出しジャンケンで中止に追い込むのは、長として絶対にやってはならないことでしょう。議会軽視も甚だしい話です。

議会が軽視されてしまうと政治そのものが歪んでしまいます。日本は議会制民主主義(間接民主主義)なのに、これでは実質的に無政府なのと同じことでしょう。それでいいんですか? 世界から見たら恥ずかしい話ですよ😩