斯く語りき

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きちんとした“ルール”を設けるべきだと思います

2018-02-15 23:30:00 | 社会部
犬の問題行動、生後8週以降の「引き離し」で減少

そもそもペットに対する基本的な考え方がない様に思えて仕方ないのです。これだけは絶対に守るという強い意志が伝わって来ないのです。

現状ではペットショップで購入したり産まれた子犬を譲り受けた段階で飼い主になっています。そこに至るまでに心構えを学んだり飼育環境を準備したりする期間がありません。勿論、中には事前に学習したりレンタルで実際に飼ってみて状況や知識を得ている人もいますが、そんなケースは一握りでしょう。

大概は知識も学ばず、環境を準備することもせず、見た目の『かわいさ』だけになっているので、やれ大きくなったからイヤだとか、引っ越し先に連れて行けないからなどの理由で簡単に棄ててしまう訳です。この記事の様に凶暴性が直らないから棄てるというケースも多々あることでしょう。

動物というカテゴリーともなれば大概が【取り扱いを間違えると大変なことになる】ものなのですが、特に犬は大声で吠えたり噛み付くことがあるのでキチンとした事前学習が必要になってくるのです。そして事前学習については飼い主が主体になった組織によって行われるものだと思うのです。

例えば、同じ様に取り扱いを間違えると大変なことになるものに自動車がありますが、これに関しては事前に教習所に通って基礎知識や運転技術を学ぶ必要があります。そして最終的に国が定める試験に合格しないと免許証を取得することができません。

然し乍ら、車の運転は国民全員が絶対に必要なものではありませんから、免許や運転に関する事柄は免許取得者及び車の所有者が加入する専門的な組織によって管理されます。

ペットの問題に関しては狂犬病の予防接種などで行政も携わっていますが、そもそもペットは『個々の自由』なものであり、そこに行政が入ることからして変なのです。況してや棄てられたペットの殺処分も行政の仕事です。国民の生活の為の行政なのに、どうして個々の自由の後始末までしなければならないのでしょうか。

責任の所在を明確にする為にも、飼い主全体が加入し運営する組織を作り、明確な姿勢を打ち出すべきなのです。その中で如何に犬と付き合っていくのか、如何に問題行動をさせない様にするのか考えるべきでしょう