斯く語りき

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今後の対応策に課題を残しました

2019-04-12 20:30:00 | 社会部

警官の拳銃奪い発砲=男を逮捕、けが人なし―神奈川県警

今回の様な件は滅多矢鱈に起きることではないと思いますが、それでも拳銃をホルダーから抜かれてしまった事実はある訳ですから、今後の対応策を考えるべきかと思います。このままでは近い将来に於いて大事に至る可能性が高いです。昭和の時代にも拳銃を奪って大きな犯罪へと繋がる事件がありました(永山則夫連続殺人事件)。この時は米軍宿舎から盗んだものでしたが、今の時代であれば警察官から奪い取ることも十分に有り得るだけに対策を考えるべきでしょう。

ただ、下衆の勘繰りで捉えたら、相手が高飛車に出たのは神奈川県警だという背景もあったのではないでしょうか。ココ最近の神奈川県警の御粗末ぶりは呆れる程ですが、たとえ其れが上層部がメインだったとしても、市民からすれば警察そのものへの信頼が揺らいでいる訳ですから、現場の警察官であっても同じではないかと思うのです。

そこから考えれば、神奈川県警は市民からの信頼回復に努めるべきですし、少しずつでも信頼を取り戻すべきです。

然し乍ら、今回の件は全国の警察に対しても対応策を見直す課題となった筈です。ホイホイとホルダーから抜かれては警察官としての威厳がなくなります。

数々の不手際や不祥事を反省し改善するべきではありますが、同時に警察及び警察官の立場を再度明確にするべきです。もう時代的には“町のお巡りさん”として通用しなくなってきています。犯罪に対しては手加減をしないという意気込みが感じられなければダメだと思いますし、それ以外の公務に於いての親切や親しみという言葉が先に来てもダメだと思います。例えばアメリカのポリスマンに強さは感じても親しみは感じない様に。

他方で、市民そのものも意識付けを変えるべきでしょう。世界に【優しい国】なんて端から存在しません(隙を見せたら他国に乗っ取られることを世界は学んでいるからです)。日本は島国なので辛うじて通用してきましたが、その時も終わりが近づいているだけに意識を変えるべきでしょう