2019年春より仙台、神戸、福岡を巡る標題のツアーのファイナルを飾る(予定だった)福岡公演で私の担当アイドルであるパイセンこと周防桃子先輩とその声帯である恵子お姉さまこと渡部恵子様にフラスタを贈りました。小生はフラスタのデザイン、主催共に初めてのため、何から何まで初めて尽くしで大分苦労したので、自身の備忘録も兼ねて拙筆ではありますが、ブログにまとめようと思った次第です。
【フラスタを贈るに至った経緯】
元々、担当アイドルへのフラスタは一度作ってみたいとは思っていたのですが、センスも絵心もない私としては空想文学少女するくらいのもので、到底主催して制作するような気持ちもなかったのですが、もう今回のツアーの出来がスゴイスゴイ。今回たまたま全公演現地で拝見する機会に恵まれたのですが、仙台公演から唐突なユニット毎の衣装、全く予想できないセトリ・演出、演者さんのハイクオリティのパフォーマンスにすっかりテンションが上がってしまい…。SSAでの5thライブが終わった際には、「人生でこれ以上楽しいことがあったか…」と本気で思ったものですが、最高は超えていくものなんですね、ハイ。
そんなこんなで神戸でのプリンセス公演の打ち上げで一緒にライブに行っていた同僚(のり子P)の「で、福岡はフラスタ出すんでしょ?」、この単純な一言で制作が決定しました。当然、ここからスタートしたので、“制作期間1ヶ月”というタイトスケジュール確定です!
【企画の規模】
とにもかくにも、素人感覚でもフラスタを出すなら予算規模、人数等のボリューム感の決定からかなと思いました。期間があれば、ツイプラで募集してーとかもあるのでしょうが、今回はスケジュールがスケジュール、また主催が完全に素人でどこまでできるか全てが未知数のため、身内で出すことは即決定しました。また、身内で絵を描けるメンバーがいないことと、絵師に依頼する十分な時間がないため、イラストは使用しない予定でした(この時は)。
【デザイン構想】
次に花屋さんに見積りのため、フラワーデザインの作成に入りましたが、これは桃子Pである私が好き勝手やっていいとの了承が得られたので、素案を作って共有→修正の繰り返しでした。正直、考えれば考えるほど色んなアイディアが出てきて、出来上がりが当初のデザインとは大きく異なるものでした(良い意味で)。ここは身内の同僚との作成のため、柔軟に対応できて非常にありがたいと感じました。
【花屋さんへの連絡・調整】
デザインが大体の形になった段階で花屋さんと交渉を始めましたが、ミリオンくらいの公演ですと、受注数が多いため1ヶ月前以前にオーダーメイドを締め切ってしまうケースもあるようで、1ヶ月前のコンタクトで滑り込みという感じでした。花屋さんの仮押さえだけでも先にやっておいた方が安全だと思いました。
花屋さんの選定に関しては、声優さんのライブにオーダーメイドフラスタを出しているところで、過去の制作実績を参考にさせていただき、デザインと近いものを作成しているところで選ぶのがいい…のかもしれませんが、何分経験が少ないため、何ともです。ただ、下手でもいいので、デザインは絵にして送った方がイメージが伝わりやすいのかなと。あと、公演終了後の回収を行ってくれることは必須事項です。
ちなみに今回お世話になった花屋さんの装飾品・パネル納期は10日前、メッセージパネルのデータ納期が1週間前でした。
【装飾品・パネル】
前提として絵が描けないため、メッセージパネルのデザインに全振りで、凝ったものにしようという流れだったので、とりあえずメッセージパネルの作成に取り掛かったのですが、普段オタク系のフラスタに慣れ親しんでいるため、絵がないと若干寂しいような気がしました。
そうは言っても絵を一朝一夕で描けるようになるなんて、無理無理マヂで無理のため、絵が描けなくても気合と根性で何とかする方法を探し、また今回のコンセプトの中心がJPPBだったため、レトロ要素を出したいという当初の打ち上げでの話からインスピレーションを受け、辿り着いた結果が今回の「キューブモデル」という方法です。3Dのキューブ体を削って削って形を付け、着色していくマゾの極みのような作業でしたが、良いフラスタを作りたい一心で睡眠時間も削りに削って、一応形にはしました。
ここに関しては時間があればクオリティも上げられたのでは、という反省が未だに残っている部分です。稚拙でお恥ずかしい限りです。
「キューブモデル」のパネル印刷は「プリオ」さんに依頼しました。「キンコーズ」さんなどもメジャーどころであるみたいなのですが(今回初めて知った)、最後はコストで決定しました。印刷も早く、綺麗な仕上がりで、カットラインの作成や花屋さんへの代理郵送も対応してくれるので、地方在住にも優しい仕様と感じました。大変お世話になりました。
このコンセプト変更に伴って、当然メッセージパネルも一連のデザインに修正することになり、納期ギリギリまで細かい調整が続きました…。
【完成】
完成品は添付の写真のとおりです。花屋さんに送ったデザイン図はもう汚いコラージュみたいなので、載せられませんが、一言でいうなら「デザイン図以上の出来」です。率直に言って花屋さんってすげー。中央にオレンジの正三角形、バルーンを使ってポップな感じを出し、向かって左上に、桃子の象徴である花に見えるバルーンを配置しています。全体としてのテーマは、レトロ&ポップでトイボックスをひっくり返したような印象となるように発注していたのですが、私のデザイン図を軽く超えていました。花屋さんは流石プロですね。
【反省点】
無限にありまぁす!が大体以下のとおりです。
① スケジュールには十分余裕を持つ。
構想から始めるのであれば、少人数でも多分2-3ヶ月は期間設けた方が無難。タイトスケジュールだと寝る間も無くなる。
② 役割分担できる時はしっかり役割分担を行う。
今回は諸々の都合により、デザイン、イラスト、業者との調整を全部行いましたが、副業との絡みがあるので、時間は“有限”です。企画で人数集めてる方とかどれだけ大変なのでしょう。個人レベルだと大幅なデザイン変更等の融通が効きやすい反面、作業量が尋常じゃなくなりますね…。
③ パネルの出来。
時間があればもっと練習して腕を上げたりできたのでしょうか。花に負けないものを作りたいものです。これは普段からの積み重ねが大事。マヂ大事。
④ 花屋さんとの交渉が遅れた。
花屋さんに送付するデザインは早めにまとめて、予約を押さえる。最悪仮押さえでもいいからしておく。
【最後に】
色々ありましたし、正直死ぬほど忙しかった1ヶ月でしたが、なんやかんやで楽しかったような気がします。フラスタに関しては、演者さん自身が当日忙しく見る時間がない等のお話も聞きますが、アイドル、演者さんに応援の気持ちを伝えるというのは大前提として、今回の福岡公演のように沢山のフラスタが集まっている姿は圧巻で、「アイマスのフラスタ、すげー!」という環境を作って、ライブ、そしてコンテンツを盛り上げるという効果もあるのかなと、また違った視点でコンテンツを見つめることができた気がします。これがP活なのかと実感し、ちょっとしたP気分を味わいました(笑)出来はどうであれ、自分が気持ちを込めて制作したフラスタを写真に収めていただいたり、感想を貰うのは正直嬉しいものですね。周防桃子、渡部恵子は最高だぞ。
今回のフラスタを起点としてデザインを勉強して新しいことを知ったり、当日知り合った方もいたり、色々得るものも多かったです。今回初めて製作して改めて感じましたが、フラスタに関してはやる気になれば個人でも十分制作可能です(当然安いものではないですが)。担当に応援の気持ちを伝えたいそこのPさん、次のSSAでの追加公演が待っていますよ!一緒に公演を盛り上げましょう!
福岡公演で沢山感動を貰ったので、お返しの気持ちもあるし、千秋楽ですし、とりあえず私も次も何か、出来れば面白いものを作れればという気持ちでいます。いつか企画立てる日もくるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。
Twitter中心に活動しているので、こちらもお気軽にご覧ください。
※ミリオンライブネタが大分多め。
→△□ふかひれ◇〇 ID:fukahire_peach
【フラスタを贈るに至った経緯】
元々、担当アイドルへのフラスタは一度作ってみたいとは思っていたのですが、センスも絵心もない私としては空想文学少女するくらいのもので、到底主催して制作するような気持ちもなかったのですが、もう今回のツアーの出来がスゴイスゴイ。今回たまたま全公演現地で拝見する機会に恵まれたのですが、仙台公演から唐突なユニット毎の衣装、全く予想できないセトリ・演出、演者さんのハイクオリティのパフォーマンスにすっかりテンションが上がってしまい…。SSAでの5thライブが終わった際には、「人生でこれ以上楽しいことがあったか…」と本気で思ったものですが、最高は超えていくものなんですね、ハイ。
そんなこんなで神戸でのプリンセス公演の打ち上げで一緒にライブに行っていた同僚(のり子P)の「で、福岡はフラスタ出すんでしょ?」、この単純な一言で制作が決定しました。当然、ここからスタートしたので、“制作期間1ヶ月”というタイトスケジュール確定です!
【企画の規模】
とにもかくにも、素人感覚でもフラスタを出すなら予算規模、人数等のボリューム感の決定からかなと思いました。期間があれば、ツイプラで募集してーとかもあるのでしょうが、今回はスケジュールがスケジュール、また主催が完全に素人でどこまでできるか全てが未知数のため、身内で出すことは即決定しました。また、身内で絵を描けるメンバーがいないことと、絵師に依頼する十分な時間がないため、イラストは使用しない予定でした(この時は)。
【デザイン構想】
次に花屋さんに見積りのため、フラワーデザインの作成に入りましたが、これは桃子Pである私が好き勝手やっていいとの了承が得られたので、素案を作って共有→修正の繰り返しでした。正直、考えれば考えるほど色んなアイディアが出てきて、出来上がりが当初のデザインとは大きく異なるものでした(良い意味で)。ここは身内の同僚との作成のため、柔軟に対応できて非常にありがたいと感じました。
【花屋さんへの連絡・調整】
デザインが大体の形になった段階で花屋さんと交渉を始めましたが、ミリオンくらいの公演ですと、受注数が多いため1ヶ月前以前にオーダーメイドを締め切ってしまうケースもあるようで、1ヶ月前のコンタクトで滑り込みという感じでした。花屋さんの仮押さえだけでも先にやっておいた方が安全だと思いました。
花屋さんの選定に関しては、声優さんのライブにオーダーメイドフラスタを出しているところで、過去の制作実績を参考にさせていただき、デザインと近いものを作成しているところで選ぶのがいい…のかもしれませんが、何分経験が少ないため、何ともです。ただ、下手でもいいので、デザインは絵にして送った方がイメージが伝わりやすいのかなと。あと、公演終了後の回収を行ってくれることは必須事項です。
ちなみに今回お世話になった花屋さんの装飾品・パネル納期は10日前、メッセージパネルのデータ納期が1週間前でした。
【装飾品・パネル】
前提として絵が描けないため、メッセージパネルのデザインに全振りで、凝ったものにしようという流れだったので、とりあえずメッセージパネルの作成に取り掛かったのですが、普段オタク系のフラスタに慣れ親しんでいるため、絵がないと若干寂しいような気がしました。
そうは言っても絵を一朝一夕で描けるようになるなんて、無理無理マヂで無理のため、絵が描けなくても気合と根性で何とかする方法を探し、また今回のコンセプトの中心がJPPBだったため、レトロ要素を出したいという当初の打ち上げでの話からインスピレーションを受け、辿り着いた結果が今回の「キューブモデル」という方法です。3Dのキューブ体を削って削って形を付け、着色していくマゾの極みのような作業でしたが、良いフラスタを作りたい一心で睡眠時間も削りに削って、一応形にはしました。
ここに関しては時間があればクオリティも上げられたのでは、という反省が未だに残っている部分です。稚拙でお恥ずかしい限りです。
「キューブモデル」のパネル印刷は「プリオ」さんに依頼しました。「キンコーズ」さんなどもメジャーどころであるみたいなのですが(今回初めて知った)、最後はコストで決定しました。印刷も早く、綺麗な仕上がりで、カットラインの作成や花屋さんへの代理郵送も対応してくれるので、地方在住にも優しい仕様と感じました。大変お世話になりました。
このコンセプト変更に伴って、当然メッセージパネルも一連のデザインに修正することになり、納期ギリギリまで細かい調整が続きました…。
【完成】
完成品は添付の写真のとおりです。花屋さんに送ったデザイン図はもう汚いコラージュみたいなので、載せられませんが、一言でいうなら「デザイン図以上の出来」です。率直に言って花屋さんってすげー。中央にオレンジの正三角形、バルーンを使ってポップな感じを出し、向かって左上に、桃子の象徴である花に見えるバルーンを配置しています。全体としてのテーマは、レトロ&ポップでトイボックスをひっくり返したような印象となるように発注していたのですが、私のデザイン図を軽く超えていました。花屋さんは流石プロですね。
【反省点】
無限にありまぁす!が大体以下のとおりです。
① スケジュールには十分余裕を持つ。
構想から始めるのであれば、少人数でも多分2-3ヶ月は期間設けた方が無難。タイトスケジュールだと寝る間も無くなる。
② 役割分担できる時はしっかり役割分担を行う。
今回は諸々の都合により、デザイン、イラスト、業者との調整を全部行いましたが、副業との絡みがあるので、時間は“有限”です。企画で人数集めてる方とかどれだけ大変なのでしょう。個人レベルだと大幅なデザイン変更等の融通が効きやすい反面、作業量が尋常じゃなくなりますね…。
③ パネルの出来。
時間があればもっと練習して腕を上げたりできたのでしょうか。花に負けないものを作りたいものです。これは普段からの積み重ねが大事。マヂ大事。
④ 花屋さんとの交渉が遅れた。
花屋さんに送付するデザインは早めにまとめて、予約を押さえる。最悪仮押さえでもいいからしておく。
【最後に】
色々ありましたし、正直死ぬほど忙しかった1ヶ月でしたが、なんやかんやで楽しかったような気がします。フラスタに関しては、演者さん自身が当日忙しく見る時間がない等のお話も聞きますが、アイドル、演者さんに応援の気持ちを伝えるというのは大前提として、今回の福岡公演のように沢山のフラスタが集まっている姿は圧巻で、「アイマスのフラスタ、すげー!」という環境を作って、ライブ、そしてコンテンツを盛り上げるという効果もあるのかなと、また違った視点でコンテンツを見つめることができた気がします。これがP活なのかと実感し、ちょっとしたP気分を味わいました(笑)出来はどうであれ、自分が気持ちを込めて制作したフラスタを写真に収めていただいたり、感想を貰うのは正直嬉しいものですね。周防桃子、渡部恵子は最高だぞ。
今回のフラスタを起点としてデザインを勉強して新しいことを知ったり、当日知り合った方もいたり、色々得るものも多かったです。今回初めて製作して改めて感じましたが、フラスタに関してはやる気になれば個人でも十分制作可能です(当然安いものではないですが)。担当に応援の気持ちを伝えたいそこのPさん、次のSSAでの追加公演が待っていますよ!一緒に公演を盛り上げましょう!
福岡公演で沢山感動を貰ったので、お返しの気持ちもあるし、千秋楽ですし、とりあえず私も次も何か、出来れば面白いものを作れればという気持ちでいます。いつか企画立てる日もくるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。
Twitter中心に活動しているので、こちらもお気軽にご覧ください。
※ミリオンライブネタが大分多め。
→△□ふかひれ◇〇 ID:fukahire_peach