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皆さんが信ずる医師は、自分では対応し無いようです。

2019-05-21 04:33:51 | あらゆる事で
ほとんどの皆さんが信ずる医者は、皆さんには処方しても、自分では服用し無いみたい。騙されたら死にますよ言いたい。
実名で対応している記事を見つけました。私が書いて来ている事が、嘘ではない事が分かって頂けると思います。少し長いですが、読んでみて下さい。

患者には出しても、医者なら「まず飲まない薬」
写真:現代ビジネス
医者の半分は飲んでいない
 「私は医者ですが、できるなら薬は飲まないのが一番いい。それは確信を持って言えます」

 こう語るのは内科医で高雄病院理事長の江部康二氏。同氏は52歳のときに糖尿病と診断されながら、一切、薬は飲まずに食事療法と運動療法だけで、糖尿病を克服した。

 「現在69歳になりますが、おかげさまで合併症(視力障害、腎臓障害など)もなく元気に過ごしています。

 なぜ私が薬を飲まないのか。それはいくら薬を飲んでも糖尿病自体は治せないからです。薬をやめるとまた元に戻ってしまう。一生薬を飲み続けないといけないのは、大きな負担です」

 多くの患者は、医師から「ちゃんと毎日飲み続けてください」「やめると悪化しますよ」と言われ、高血圧や糖尿病など生活習慣病の薬を長年飲んでいる。当然、患者たちは「病気を治すために薬を飲んでいる」と信じ込んでいる。

 だが、それは大きな間違いであることを医師たちは知っている。事実、患者には出しても、極力自分では薬を飲みたくないという医師は多い。

 江部氏が続ける。

 「生活習慣の乱れが原因の2型糖尿病に薬は必要ない場合が多いと思っていますが、中でもグリミクロンやアマリールなどのSU薬は、糖尿病に詳しい医者であれば、まず飲みたがりません。

 低血糖になりやすいからです。近年、SU薬は本来血糖値を抑えるべき食後ではなく、夜中に効き過ぎて『夜間低血糖』を引き起こしやすいこともわかってきました」

 夜間低血糖が続くと心臓や認知機能に悪影響を与える。致死性の不整脈を起こして、突然死を招くこともあるのだ。

 こんなデータがある。「日経メディカル」が医師2286人(30代以上)に健康状態についてアンケートを取ったところ、約68%の医師が、高血圧や脂質異常症など何らかの「持病」があると答えた。

 その一方で「薬を常用しているか」という質問に対しては、服用していないが約53%、1種類の服用が16%、2~3種類が21%、4~5種類は7%にとどまった。

 片や、患者を見てみると、日本老年医学会のデータによれば、40~64歳で5種類以上飲んでいる人は24%。65~74歳では30%にも上る。

 患者には薬を出しながら、医者自身は薬を飲むメリットをあまり感じていないことが見てとれる。

 なぜ、医師は自分では飲まないのに、患者には薬を出すのか。その理由の一つとして、医師たちは「ガイドラインに従って、基準値まで薬で下げておかないと、患者さんが脳卒中や心筋梗塞を起こした際に責任が取れないから」と主張する。

 基準値に最も振り回されているのが、いまや国民病とも言える高血圧だ。4月末にはガイドラインの改訂により、目標値が「130/80mmHg」に引き下げられる予定で、このままいくと日本人の約半分の6300万人が高血圧と診断されてしまう。これはさすがに「目標値がおかしい」と言わざるを得ない。

 現実問題として「若い人ならまだしも、高齢者まで薬で無理に血圧を下げる必要はない」と考える医師は意外と多い。

 サン松本クリニック院長の松本光正氏(76歳)もその一人だ。自身も血圧、血糖値ともに基準値を超えることがあるが、「薬は飲んでいない」と言う。

 「歳をとって血圧が上がるのは、自然なことです。血圧とは心臓から送り出される血流の強さ=生きる力でもあります。

 薬で無理に血圧を下げると、血流が弱くなり、血栓が詰まる脳梗塞のリスクが上昇することは普通、医師ならだれでも知っていることです。

 特にベテランの医師ほど、処方を控えるし、自分では薬を飲まない人が多いでしょう。それは歳をとると血圧は下げ過ぎるほうが、よっぽど怖いと知っているからです」

も避けている
 血圧に関しては、今年の2月にドイツでこんな論文が発表され、日本の医師の間でも話題を呼んでいる。

 70歳以上の高齢者で降圧剤を飲んでいる患者約1600人を約5年間追跡したところ、80歳以上では血圧を低くコントロールしていた人のほうが、死亡数が多いことがわかった。

 高血圧の専門医で東京女子医科大学東医療センターの渡辺尚彦氏(67歳)も続ける。

 「私はストレスで血圧が乱高下するので、急激に上がったときには薬を飲むこともありますが、あくまで頓服(一時的な服用)にしています。

 できるだけ薬には頼りたくないので、日々減塩に取り組んでいます。患者さんにも『1週間だけ』徹底的に減塩をしてもらいます。すると薬が必要なくなる人が結構いるのです」

 いくら医者が薬は必要ないと思っていても「患者自身が薬を欲しがっている」という側面もある。

 『知ってはいけない薬のカラクリ』の著者で、ナビタスクリニック川崎の谷本哲也氏(46歳)が語る。

 「病院に行く人は、そもそも薬を求めてやってきます。たとえ薬を出さなくても、結局は他の病院に行ってしまうので、『自分なら飲まないのにな……』と思いながら処方している医師もいます。

 中でも鎮痛剤のリリカは、患者さんが『痛い』と言えば安易に出される薬ですが、めまいやむくみ、体重増加などの副作用があり、まれに意識を失って交通事故を起こしたなんて話も聞きます。多くの医師は一時的に飲むことはあっても、飲み続けることは避けます」

 痛み止めや抗精神病薬、睡眠薬などは飲み続ければ、「耐性」ができるため、どんどん薬が効かなくなる。結果、薬の量が増加し、より強い薬を求めるという悪循環に陥る。

 よく新しい薬が出るとそれに飛びつく患者がいる。だが、医師は自分で飲むことには慎重だ。

 今冬、一気に普及したゾフルーザという新しいインフルエンザ薬がある。先頃(4月5日)、日本感染症学会は、ゾフルーザはタミフルなど従来の薬よりも高い割合で、薬が効きにくくなる「耐性ウイルス」が体にできることを発表。医療機関に注意喚起を促している。

 「特に副作用がまだわからない新薬については、処方はしても医師は自分では飲みたがりません。単剤では問題なくとも、合併症や他の薬との飲み合わせにより、何が起こるかはっきりしていませんから」(谷本氏)

 病院に訪れた際に一度「先生だったらこの薬を飲みますか」と聞いてみればいい。本当の名医とは、すぐ薬をくれる医者ではなく、なかなか薬をくれない医者である。

 「週刊現代」2019年4月27日・5月4日合併号より


皆さんは、間違っていませんか?

2019-05-20 06:52:54 | あらゆる事で
張り付け内容の記事を見つけました。皆さんも間違っていませんか?

月経中の性行為は危険? 「妊娠しない安全日」は誤解!

寝ている女性
月経中の性行為に対して、誤った認識を持っていませんか?
月経中に性行為を行うのが「絶対にダメ」であることは、医療者にとっては「言わなくてもわかっているはず」と思ってしまうほど当然のこと。しかし、一般の方にとっては「なんとなくあまりよくない気はするけど、絶対にダメってことはないよね」程度の認識のことが多いようです。中には「月経中の性行為では妊娠しない」など、誤った認識を持っている方も少なくありません。

さまざまな認識がありますが、医師として月経中の性行為は推奨できません。様々なリスクをを考慮すると、絶対に避けるべき行為なのです。月経中に性行為を行ってはいけない3つの理由を解説します。

1. 月経中の性行為では妊娠しないという誤解がある

月経中は避妊をせずに性行為を行っても妊娠しないと勘違いしている場合、避妊が不確実になることがあります。

実際は月経中の性行為でも、性行為のタイミングと排卵までの期間によっては妊娠が成立することがあります。特に、月経周期が短い人の場合、月経終わりかけの性行為は妊娠する可能性がありますので注意が必要です。

2:月経中は感染リスクが高い

月経中は免疫力が下がりやすく、また月経血の中には雑菌が多数含まれているため、月経中の性行為によって何らかの感染が起きるリスクが高くなります。

バリア機能の低下により、クラミジアや淋菌などの性感染症にかかるリスクも高くなりますし、流れ出ようとしている月経血を押し戻してしまうことによって、大腸菌や連鎖球菌などの雑菌による感染を起こすことも考えられます。

月経は小さなお産ともいわれているくらい、月経中の膣内や子宮はデリケートになっているのです。

3:月経血の逆流が起きる可能性がある

月経中の性行為には、血液が逆流して卵管に炎症を起こしたり、子宮内膜症になりやすくなる等さまざまさリスクが伴います。この原因は流れ出ようとしている月経血を性行為によって、押し戻したり、途中でせき止めてしまうため。

卵管の炎症が起きると、通りが悪くなって、不妊や子宮外妊娠の原因を作ることになります。また、子宮内膜症も卵管周囲や骨盤内に癒着を引き起こすため、不妊の原因となりえます。

上記に挙げたものは、いずれも女性側のリスクですが、男性にとっても「他人の血液に触れる」ということ自体がリスクになります。女性側にB型肝炎やC型肝炎など、血液を介して感染する何らかの感染症があった場合、その血液に手や性器が触れるということは、感染するリスクが非常に高くなってしまうということです。

卵管炎については「卵管炎の原因・症状・治療法・予防法」を、子宮内膜症については「子宮内膜症の原因・症状・診断方法」をご参照ください。

月経中の性行為は様々な理由でお勧めはできないものです。きちんとそのリスクを理解して、自分の体を守りましょう。


皆さんもミネラウォーターを飲むのでしょうか?

2019-05-19 12:20:31 | あらゆる事で
私は、出先で持参の飲料水が無くなった際は、仕方なく買う位ですが、皆さんが信ずる医師が述べている内容を見つけました。
読んでみて下さい。

「ミネラルウォーターを決して飲まない」と名医が語る理由
新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦医師
 こまめな水分補給は熱中症対策や脱水症状防止として推奨されており、外出時にペットボトル入りのミネラルウォーターを持ち歩く人は多い。これから暑くなっていくと、しきりとメディアでも水分補給の重要性が強調されることとなるだろう。

 だが「私は決して飲みません」と語るのは、新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦医師だ。

「ペットボトル入りのミネラルウォーターを短時間に飲みすぎると、一時的に血液が薄まり、必要な栄養素や酸素が全身に行き渡らないことがあります。

 水はゼロカロリーですが、消化する過程で想像以上に胃腸や腎臓などに負担がかかり、全身に倦怠感が生じてむくみが出たり、睡眠中にこむら返りが起きるケースもある。こうした症状が進むと最悪の場合、痙攣を発症して命にかかわることがあります」(岡田医師)

 スポーツジムなどで運動した後の給水にも気をつけたい。

「よくジムなどで運動後にそれほど汗をかいていないのにペットボトルのミネラルウォーターをガブガブと飲む人がいますが、注意が必要です。私の患者でも脱水予防を注意するあまり、水分を摂りすぎて体調を壊す人が少なくありません。

 基本的に水分補給は朝昼晩の食事の時と間食のお茶などで足りるので、ミネラルウォーターのがぶ飲みは避けたほうがいいと考えます」(岡田医師)

 原因不明の倦怠感やむくみが生じたり、就寝中にこむら返りを起こすようなら、「水分の摂りすぎ」がないかを見直したい。


ジネリック薬品は安全?

2019-05-16 04:28:20 | あらゆる事で
厚労省は、ジネリック薬品の使用を勧めているが、なぜ医者は反論する。
確かに調べてみると、米国でも安全と認めていないみたいと言いたい。
成分がオリジナルの内容と異なり、問題があるようだ。

皆さんが信ずる医師が、反対すること自体が珍しいと思いませんか?

何れにせよ、薬はケミカル、こんな物を体内に入れられたら、異物と細胞が認識、副作用や後遺症に悩まされる。又、師に向かうと言っても良いと言いたい。

このような記事を見つけました。

2019-05-13 12:31:26 | あらゆる事で
これは医者が、医療関係者に発表している内容になります。

是非、皆さんも読んで頭の隅っこにでも置いといて下さい。

やはり危険? 市中肺炎へのブロードな抗菌薬
2019年05月10日 18:06
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7名の先生が役に立ったと考えています。
研究の背景:「医療ケア関連肺炎はナローでよい」の流れの中で・・・

 肺炎の分類は日本と海外でいささか異なる。日本では市中肺炎と院内肺炎の間に、医療・介護関連肺炎(NHCAP)があるが、海外でそれに該当するのは医療ケア関連肺炎(HCAP)である。定義にやや違いはあるものの、おおむね似た集団を見ていると考えられる。

 米国の研究では、HCAPの患者に対して当時のガイドラインに準じたブロードスペクトラム抗菌薬を投与すると、30日死亡リスクが上昇することが示された(Eur Respir J 2011;38:878-87)。これを受けて、米国感染症学会(IDSA)/米国胸部学会(ATS)のガイドライン(Clin Infect Dis 2016;63:e61-e111)では、HCAPでは耐性菌を懸念する必要はそこまで高くないと明示し、それまで院内肺炎と同等に扱われてきた歴史を撤廃した。これにより、HCAPに対する治療は市中肺炎寄りで問題ないという専門家が増えた。これまでブロード・イズ・ベターとされてきた集団に対しても、ナローでよいだろうという知見が集まりつつある。

 さて、今回取り上げるのは市中肺炎に対してブロードスペクトラム抗菌薬はどうか、という論文である(Eur Respir J 2019年4月25日オンライン版)。前述したロジックから考えると、市中肺炎にブロードスペクトラム抗菌薬を使うのはナンセンスだし、もしかすると死亡リスクを上昇させてしまうかもしれない。しかし、市中肺炎に対するこうした過剰治療がまだ根強い地域はあるため、前向きのランダム化比較試験は倫理的に立案できないものの、集まったデータを用いて解析は可能と考えられた。

 市中肺炎に対して抗菌薬を投与するとき、状況にもよるが、個人的にはアンピシリン/スルバクタムやセフトリアキソンの点滴を用いることが多い。しかし、併存症があるという理由で、カルバペネム系などのブロードスペクトラムの抗菌薬を用いる医師も少なくないだろう。ただ、一口に併存症と言っても、あまり肺炎の転帰に関連しない軽度のものから、免疫不全を有する重度のものまで幅広い。

研究のポイント1:救急部で行われた約2,000例の後ろ向きコホート研究

 本研究は、米国ユタ州の4施設の救急部で行われた成人市中肺炎患者約2,000例の後ろ向きコホート研究である。ICDコードで市中肺炎の診断が付いた患者を登録しているが、HIV感染症や固形がんなどの免疫不全患者は除外された。救急部受診から12時間以内に抗菌薬を投与された市中肺炎患者が対象となった。

 ブロードスペクトラムの抗菌薬は、バンコマイシンやリネゾリドといった抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)薬、ピペラシリン/タゾバクタム、イミペネム/シラスタチン、メロペネム、セフェピム、セフタジジム、アズトレオナムといった緑膿菌に効果のある薬と定義されたが、市中肺炎に対して単剤で用いたフルオロキノロンは該当しないものとされた※。

 年齢、性、Charlsonインデックス、CURB-65スコアなど肺炎に関わる基本的な交絡因子を補正し、多変量回帰分析を用いて、ブロードスペクトラムの抗菌薬が30日死亡率、入院期間、コスト、Clostridioides difficile感染症(CDI)に与える影響が調べられた。また、点滴処方理由による交絡(indication bias)に対処するため、介入群の平均介入効果(ATT:市中肺炎母集団患者のうち曝露群におけるアウトカムの期待値と非曝露群におけるアウトカムの期待値の差)の推定に際してinverse probability of treatment weighting (IPTW)法を用いた。ご存じの方も多いと思うが、IPTW法は傾向スコアの逆数から予後に与える影響度に重みを付けて解析するもので、傾向スコアマッチングよりも解析と背景の調整が簡便である。個人的にもこのあたりはざっくりとした理解であり、統計の専門家ほど語れないため多くは書かない、あしからず。

研究のポイント2:ブロードな抗菌薬使用は死亡率上昇、入院期間延長などと関連

 さて、解析対象1,995例の年齢中央値は67歳で、51.5%が女性だった。Charlsonインデックスは中央値3であり、平均CURB-65スコアから類推された死亡率は6.1%という集団である。ウォークインで来て外来治療ができる市中肺炎というわけではなさそうだ。

 市中肺炎の患者で、ブロードスペクトラムの抗菌薬を投与された患者は39.7%に上った。HCAPの基準を満たした患者で同薬を投与されたのが36.4%で、そうでない患者では7.4%だった。なるほど、HCAPの診断に引きずられてブロードスペクトラムの抗菌薬処方が増えたのは明白である。しかし、救急部ベースで行われた研究であることを考えると、この数値は高い。入院後、薬剤耐性病原菌が検出されたのはわずか3%だった。

 重み付けなしの多変量回帰分析では、ブロードスペクトラムの抗菌薬使用は死亡リスクの上昇に関連していた〔オッズ比(OR)3.8、95%CI 2.5~5.9、P<0.001、表の左欄〕。HCAPの診断自体は死亡リスク上昇には影響していなかった(同1.2、0.76~1.9)。また、ブロードスペクトラムの抗菌薬使用は、入院期間延長(推定OR 1.7、95%CI 1.5~1.8、P<0.001)、コスト上昇(同1.8、1.7~2.0、P<0.001)、CDI発症増加(同3.9、1.6~10.9 、P=0.008)と関連していた。

 IPTWを用いた感度解析においても、ブロードスペクトラムの抗菌薬使用のATTは、死亡率上昇(OR 4.6、95%CI 2.92~7.45、P<0.001、表の右欄)、入院期間延長(推定OR 1.52、1.4~1.6、P<0.001)、コスト上昇(同1.7、1.6~2.8、P<0.001)、CDI発症増加(同5.8、1.9~27.5、P=0.008)と関連していた。ICUに入室したサブグループにおいても、ブロードスペクトラムの抗菌薬使用のATTは、死亡率上昇と関連していた(OR 4.0、2.2~7.7、P<0.001)。

表. プライマリアウトカムである30日死亡率に対する各因子の影響

 手作業によるレビューでは、死亡した40例のうち7例(17.5%)に抗菌薬関連イベントが含まれていたとのことである。これには、例えばバンコマイシンやピペラシリン/タゾバクタムによる急性腎障害、抗菌薬投与後のCDI、セフェピム関連脳症などが含まれている。

私の考察:前時代的なプラクティスであることを再証明

 過去にChalmers ら(Clin Infect Dis 2014;58:330-339)が示しているように、HCAPという理由だからアウトカムが悪くなるというわけではなさそうで、本研究ではブロードスペクトラムの抗菌薬が乱用されることが臨床的に重要なリスクであることが示された。

 日本の現在の臨床プラクティスにおいて、市中肺炎の初期治療にバンコマイシンやカルバペネムを投与することなど到底容認されないが、おそらく一部の施設ではブロードな治療が常態化しているだろうし、実際そういう病院を筆者は幾つか知っている。

 もちろん、ムコイド型緑膿菌を長らく保有しているびまん性汎細気管支炎の患者が市中肺炎らしいセッティングで入院してくるようなレアケースは別として、NHCAPやHCAPの集団を想定していたとしても基本的に初期治療としてブロードなカバーを想定する必要はないと言える。

「"保険"のためにスペクトラムカバーを広くしておきましょう」という親切心が仇とならないようにしたいものである。

※ちなみに、個人的には市中肺炎でフルオロキノロン単剤を使うことはない

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