ヨーロッパの円熟の時代 19世紀末に誕生したオリエント急行 ・・
(1月17日のブログ参照 )
その後、1914年に勃発した第 1次世界大戦 ・・
そして、1918年の終戦 ・・
1920年代は、人々が今度こそは ・・
と期待した時代だったのではないでしょうか ・・
VSOEがよみがえらせた鉄道黄金時代 ・・
それは、
第 1次世界大戦の終結から第 2次世界大戦が始まるまでの、
ヨーロッパが平和を謳歌した輝かしい時代の象徴に他なりません。
3両あるVSOEのダイニング カー ・・
そのうちの2両は、1926年、1928年のイギリス製です。
いくつもの国境を越えて東へ向かったオリエント急行 ・・
それは、遥か遠くのアジアに対する好奇心を刺激し、
人々の心を躍らせました。
しかし、一度は廃止になったオリエント急行 ・・
不要になった車両は世界中に散らばり、消滅の危機にありました。
それを一台一台買い集め、
膨大な資料をもとに忠実に再現したVSOE ・・
車両ごとに、輝かしい歴史が記されています。
VSOEの時代になっても、
着飾った淑女紳士が集う場所に変わりがない
バー サロン カー ・・
(VSOEにもドレスコードがある )
1931年にフランスでつくられたこの車両は、
オリエント急行時代には一等食堂車として使われていました。
アール ヌーボーの傑作が見事に再現されています。
ヨーロッパを代表する航空機 エアバスが
ヨーロッパ諸国の知恵の結晶であるのと同様に、
オリエント急行はヨーロッパの夢の賜物でした。
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