洛北には、京都国際会館を彩る風景として、
世界の要人を和ませる蛍池 （ほたるがいけ ） ・・・
また、
心霊スポットとして有名な深泥池 （みどろがいけ ） ・・・
さらに、多くの湧水 ・・・
洛西には桂川 ・・・
洛中には、
春には桜の花びらを浮かべる琵琶湖疏水 ・・・
（陰陽師 安倍清明が神通力で湧出させたといわれる井戸
5月29日のブログ参照 ）
街の中には、
無数の井戸 ・・・
行政の中心 御池通には噴水 ・・・
そして、いくつもの堰堤 （えんてい ） ごとに、
川幅を広げる鴨川 ・・・
水遊びに最適な 『出町の飛び石 』 は、
亀と、
千鳥のかたちをしています。
（6月20日のブログ参照 ）
角倉 了以 （すみのくら りょうい 1554年ー1614年 ）
京の豪商であり、数多くの治水事業を敢行した人物。
角倉了以の私邸があった場所は、
明治の元勲 山縣 有朋 （やまがた ありとも ） の別荘を経て、
現在 『がんこ二条苑 』 になっています。
角倉了以は私邸に鴨川の分岐を通し、
荒ぶる鴨川を鎮める目的と新たな水運として、
1611年、高瀬川を開削しました。
（6月20日のブログ参照 ）
京の都は水に恵まれた場所でした。
平安京の初め
都の中心だった朱雀大路 （すざくおおじ 現千本通 ） ・・・
時代は下り、都の中心は東へと移りました。
その理由は、地形の特徴から、
鴨川に近い場所のほうが浅い掘削で
良質の水が得られることによるものといわれています。
京の都は水の賜物 ・・・
たとえば、豊かな水は、
400年という歴史を誇る市場を生みました。
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