JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Charing Village チャリングという村

2016年08月17日 | ヨーロッパ

イギリス ケント州 にあって、
中世の面影を色濃く残す村 ・・・ 「Charing チャリング 」



チャリングが歴史に登場するのは8世紀のことです。



ロンドンと カンタベリー の間に位置するこの村は、
巡礼者の宿場として発展しました。



ここから カンタベリー大聖堂 までは約20km ・・・



歩いて1日の距離です。



チャリングに残る歴史的建造物 ・・・



初期チューダー様式 (15世紀末 ) の典型です。



また、こちらの建物は
『WORK HOUSE ワークハウス 』 跡です。


(ワークハウス 資料写真 )
『ワークハウス 』 は、
ウィキペディアなどでは 『救貧院 』 と訳されています。



いわゆる 『ホームレス 』 を収容するための公的な施設で、
中世 イギリスの各地で生まれました。
収容者に簡単な仕事を与えたことから
『ワークハウス 』 の名前が付きました。



やがて、身寄りのない子供たちの収容所も
『ワークハウス 』 の範疇に含まれるようになりました。



しかし、その環境は今日の人権的見地から言えば劣悪で、
第2次世界大戦の終結から程なくして (1948年 ) 、
『ワークハウス 』 は全イギリスから姿を消しました。



チャリングには、
『ワークハウス 』 の貴重な遺構が保存されています。



道行く人は、梯子を使いこの穴に手を入れて、
食べ物などを施したそうです。



中世が時間を止めた村 ・・・



たそがれが迫る空 ・・・
小さな旗が風になびいていました。

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1 コメント

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ケント州 (手賀沼日記)
2016-08-17 10:37:12
読者登録ありがとうございます。英国ケント州には、仕事で昔いったことがあります。
Gravesend(良い名前ではないが)やMaidstoneなどです。

冬と夏の景色は大違いですね。
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