旅情をそそるベネチア サンタ ルチア駅 ・・
Sir David Lean
デビッド・リーン （1908年ー1991年 ）
イギリスの映画監督
1957年 『The Bridge on The River Kwai 戦場にかける橋 』
1962年 『Lawrence of Arabia アラビアのロレンス 』
1965年 『Doctor Zhivago ドクトル ジバゴ 』
などの監督
1955年、ベネチアを舞台に、名匠 デビッド・リーン監督が
描いたラブ ストーリー 「Summertime サマータイム 」 ・・
付けられた邦題は 『旅情 』 ・・
なんともすばらしいタイトルだと思います。
この映画が日本で公開されたのは1955年の夏 ・・
いまからおよそ60年前 ・・
映画が娯楽の王様だった時代 ・・
当時、ほとんどの日本人がその名前を知ってはいたものの、
いったいそこがどんなところなのか、
想像だけが勝手にひとり歩きしていた憧れの地 ベネチア ・・
そこで紡がれるひと夏の恋物語 ・・
『旅情 』 は大ヒットし、
多くの日本人が異国情緒に酔いしれました。
日本人の心情がこの映画に観たものは、
「Summertime サマータイム 」 ではなく、
やはり 『旅情 』 ・・ だったのです。
駅を降り立った瞬間から目の前に広がる運河の光景 ・・
映画 『旅情 』 は、
サンタ ルチア駅で始まり、この駅で終わります。
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