古くより海外へ移り住んだ 「華僑」 と呼ばれる中国人・・
およそその7割の人が福建省出身であるといわれています。
一致団結を旨とする彼らは、
移り住んだ地に中華会館と呼ばれる多目的な集会場をつくります。
ホイアンの 「福建会館」 もそのひとつです。
中華会館では、同郷の者が集い、議論し様々な取り決めを行い、
時には談笑しお互いの友好を図ります。
中華会館は、出身地別につくられます。
現在、ホイアンには4つの中華会館が残っています。
どれもが故郷の豊かさを鼓舞するかのように、
豪華につくられています。
色鮮やかなレリーフは 「三国志」 の一場面です。
現在、世界中に 「チャイナタウン」 は数多く存在します。
しかし 「日本人街」 は顕著には存在しません。
ホイアンに橋を架けた日本人・・
同じく、まず中華会館をつくった中国人・・
「自他共栄」 「自己繁栄」 ・・
言い換えれば、
まず同化を心がける日本人・・
まずアイデンティティを築こうとする中国人・・
そんな国民性の違いを感じます。
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