20世紀初頭、アジアを旅する欧米の上流階級の間では、
少し気取って、 『ラッフルズで会いましょう 』
という会話が交わされたそうです。
夕暮れが近づくと、少し青みを帯びる白亜の佇まい ・・・
長い歴史を誇る ラッフルズホテル は、
さほど大きくはありませんが、
いまもシンガポールを代表するホテルです。
Sir Thomas Stamford Raffles
スタンフォード・トーマス・ラッフルズ (1781年ー1826年 )
植民地下のシンガポールを統治したイギリス人。
現在の繁栄につながる礎を築いた。
ラッフルズホテルは彼の名前を冠しています。
ラッフルズホテルは、ゲストのプライバシーを考慮し、
メディアによる撮影・取材が難しいホテルとして有名です。
これまでに撮影できたのは外観だけです。
いつか、コロニアル建築の粋ともいえる美しいインテリアを
撮影・取材したいものです。
(ラッフルズホテルと双璧を成す ペニンシュラ香港 は、
2013年にロビーの撮影まで漕ぎ付けた。
但し、客室は不可能だった )
Somerset Maugham
サマセット・モーム (1874年ー1965年 )
イギリスの小説家・劇作家。
孤児そして極貧から世界的な作家となった人物。
旅好きとしても有名。
ラッフルズホテルを愛したセレブリティのひとり。
ラッフルズホテルを
『東洋の神秘 』 と称えたサマセット・モームは、
こんな言葉を残しています。
『If you refuse to accept anything but the best,
you very often get it
最高のものだけを受け入れていると、
周りには最高のものだけが集まってくるようになる 』
地球を西へ ・・・
これまでに撮影・取材したおもしろい場所を紹介しています。
JFK-World
かなり前になりますが、ホテルの前で写真だけ撮りました。スイート泊まってみたいですね。歴史もなるほどでした。