
午前11時 ・・・
ザンビア側の 国境の川辺 には、
さらに多くの人々が集まってきました。

人が集まれば商売が始まります。

広げられているのは土産物 ・・・

ひと目で手づくりとわかります。

ほとんどがアフリカの動物 ・・・

ひとつずつ表情が違っておもしろいです。

撮影クルーのひとりは、
ずいぶんと悩んだ挙句にいくつかを購入 ・・・

代金は全部で1000円 ・・・
実は、日本の千円札はこんな場所ではパワフルです。

売る人が替わってもしきりに勧めてきたのが、
この 「Nyaminyami ニャミニャミ 」 ・・・

一本の木から彫り出した杖です。

「ニャミニャミ 」 は、
ウィキペディアなどでは
蛇神や竜神の化身とされていますが、
現地で聞いた話では、
さらに興味深い話がありました。

真ん中に座っている人は、

ザンビアからジンバブエにかけて居住する部族
『Tonga People トンガの人々 』
を表しています。

螺旋は ヴィクトリアの滝 ・・・
魚は、自然の恵みへの感謝の気持ちです。

輪は束縛を象徴しているそうです。
つまり、
植民地から独立に至る道程を意味しているとか。

そんな話を興味深く聞いているうちに、
私たちのチャーターボートがやって来ました。
JFK-World
昔読んだAlan Moorhead のThe White Nile とThe Blue Nileを思い出しました。
木彫りの動物たち、表情が違っていいですね。
その場にいたら、間違いなく買っています(笑)
「ニャミニャミ」なんだろうと思ったら、杖なんですね。
歴史と思いがつまった素敵なお話、ありがとうございます。