19世紀末 ・・
産業革命を成功させ、
ヨーロッパの国々が発展と繁栄を享受した時代 ・・
国と国との争いはひととき鳴りを潜め、
それまでの鬱憤を晴らすかのように様々な芸術が開花 ・・
『Decadence デカダンス 』 ・・
または、世紀末芸術といわれる幻想・神秘・退廃の時代 ・・
そんな 『Belle Epoque ベル エポック （美しき時代 ） 』
と呼ばれる時代 （1883年 ） に、
花の都 パリから東洋への玄関 コンスタンチノープル ・・
現在のイスタンブールへ向けてその歴史を刻み始めた
豪華列車 「Orient Express オリエント急行 」 ・・
私たちが 『西洋 』 という言葉に憧れを抱くように、
19世紀末のヨーロッパの人々は
『Orient オリエント （東洋 ） 』 という言葉に魅せられ、
オリエント急行の旅は大きなムーブメントとなりました。
『Luxury Travel ラグジュアリー トラベル 』 という言葉が、
船旅と同じように鉄道の旅にも冠されました。
その後、いくつものルートが生まれたオリエント急行 ・・
今回は、水の都 ベネチアから、
『ロミオとジュリエット 』 の舞台 ベローナ ・・
パリ ・・
そして、ロンドンまでの旅を紹介します。
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