
Steam Locomotive
蒸気機関車
通称 SL

オールド ガン ミュージアムでは、
ノスタルジーあふれる車体を間近に見ることが出来ます。
(9月26日のブログ参照 )

実はこのSLは、数年前まで実際に走っていました。

オールド ガン ファンのために、
アトラクションとしてミュージアムの周りを走っていました。

しかし、いまはもう車輪が回ることはありません。

車体には、20世紀半ばよりオーストラリア国鉄の代表を務めた
『Louis Marks ルイ・マークス (1922年ー1994年 ) 』 の
名前が刻まれています。
注: このSLは1951年につくられた比較的新しいもの
ルイ・マークスは、アリス スプリングスからダーウィンに至る
鉄道延長の必要性を強く唱えた人物として知られています。

運転席には、かすかに石炭の匂いが漂っていました。

SL ・・
それは、細部にいたるまで人々の夢の結晶 ・・

鉄道がアデレードからアリス スプリングスまで
つながった当時 (1929年 )、
SLの速度は時速30km程度だったそうです。
(アデレード ⇔ アリス スプリングスは片道 2日を要した )
しかも運行は月に一度 ・・
それでも SLは、人々に明るい未来を見せてくれたのでしょう。

そして鉄道は、SLに続いてディーゼル機関車の時代を迎えました。
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