Laguna Murano Glass ラグーナ ムラーノ グラス
サン マルコ広場の近く ・・
古い館の中にあるベネチアン グラス ショップです。
紀元前1500年頃のエジプトでは、
既にガラスの製造法および加工法が確立しており、
様々なガラスの器がつくられていました。
その後、ローマ帝国からビザンチン帝国 ・・
そして台頭するイスラム諸国において、
ガラス製品はさらに進化し、
高価な工芸品として珍重されるようになりました。
12世紀から13世紀にかけて、
ベネチアはガラス製品の将来性を予見し、
交易先のイスラム諸国などから原材料を輸入し、
独自の技術を発展させ、ヨーロッパの王侯貴族に向けた
より付加価値の高いガラス製品をつくりあげました。
資源を持たないベネチアに生まれた 『加工貿易 』 です。
1000色を超えるといわれる色使い ・・
繊細さ ・・
独創性 ・・
洗練性 ・・
ベネチアン グラスは世界を席巻しました。
『ラグーナ ムラーノ グラス 』 では、
ガラス製品の製造工程を見学することが出来ます。
『ガラスに息を吹き込む時、自分の魂を注入するんだ ・・ 』
ガラス職人はそんなふうに話をしてくれました。
この日、撮影、取材のために、
映画 『旅情 』 の中での重要な小道具 『赤いゴブレット 』
をつくってもらいました。
店内には、キャサリン・ヘプバーンの写真と
『赤いゴブレット 』 が飾られていました。
ベネチアを舞台にした名作 『旅情 』 ・・
そして、いまは亡きキャサリン・ヘプバーンへのオマージュです。
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