JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

清水寺

2015年09月03日 | 京都
(2015年5月撮影 )
前回のブログで、
日本一美しいと豪語した清水寺への参道 ・・・
(9月2日のブログ参照 )


(2012年3月撮影 )
しかし、3年前までは電線が非常に目障りでした。



現在、清水寺周辺は、
すべての電線が地下に埋設されています。



ロンドン、パリ、ニューヨークなど、
世界の主要観光都市と比べると日本の場合、
電線の地下埋設の点で後れを取っています。



現在、京都では、ここ清水寺周辺をはじめ、
主要な観光スポットで電線地下埋設が推進されています。
京都は、
今後ますます魅力的な観光都市になっていくと思います。

注: 私が以前CMでかかわっていた愛知県の犬山市は、
   城下町全体の電線地下埋設を遂行し、
   観光が驚異的に活性した。
(2008年4月15日のブログ参照 )



さて、東大路通から約1キロメートル ・・・
華やかな参道を抜けると、
清水寺の 『仁王門 』 が現れます。
赤と緑の補色の世界 ・・・
見事な借景として東山を活用しています。



仁王門の中央には 「清水寺 」 の文字 ・・・
平安時代の廷臣で名書家としての誉れが高い
藤原 行成 (ふじわら の ゆきなり 972年ー1028年 )
の筆と伝わります。
ちなみに、清水寺の名前は、
境内に清水が湧き出ることに由来します。

注: 清水寺の少し南に位置する泉涌寺 (せんにゅうじ )
   にも湧き水。
   東山山麓のこのあたりは神秘的な場所。
(5月7日のブログ参照 )



仁王門を抜け振り返ると最初の絶景 ・・・
参道と京の街並み、さらに嵐山方面が一望出来ます。



次に 『三重塔 』 ・・・
鮮やかな朱色が目に飛び込んできます。



そして、有名な清水の舞台 ・・・
ビル4階に匹敵する高さ ・・・
釘を一切使わずに組み上げた木造建築の傑作です。
個々の建築美もさることながら、
驚嘆するのは壮大な構図のすばらしさです。
あらかじめ展望の場所を想定し、
屋根の傾斜や三重塔の配置 ・・・
さらに、見下ろす町家の景観まで考慮した
グランドデザイン (全体構想 ) ・・・
人工的な絶景は、
大きな視野から生まれるものであることがわかります。

jfk-world



















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