Leonardo da Vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチ （1452年ー1519年）
Uomo Universale
ウォモ・ウニヴェルサーレ ＝ 『万能の天才』 と呼ばれる
イタリア ルネサンス期を代表する芸術家です。
画家であり、彫刻家であり、建築家であり、
科学者でもあった レオナルド・ダ・ヴィンチ ・・
現存する絵画は、わずか17点とも14点ともいわれています。
（弟子の手によるものが含まれるという説により）
その貴重な作品の中の2点が、「エルミタージュ美術館」 の
「ダ・ヴィンチ ホール」 に展示されています。
The Litta Madonna
「リッタのマドンナ」 （1490年頃の作品）
イタリア ミラノの 「リッタ伯爵」 から購入したため
こう呼ばれています。
「エルミタージュ美術館」 に収蔵されている絵画コレクションは、
1762年にここ 「冬宮」 を正式な宮殿としたエカテリーナ2世が、
（10月2日のブログ参照 ）
1764年、プロシャ （またはプロセイン ＝ 現在のドイツ） の
フレデリック 2世から225枚の絵画を購入したことが
はじまりであるというのが定説です。
その後、歴代の皇帝に美術品蒐集は受け継がれていきます。
「リッタのマドンナ」 の購入は、
1865年、アレクサンドル2世の時です。
Alexander II
アレクサンドル2世 （1818年ー1881年 在位 1855年ー1881年)
変革に向けて時代の動きが加速し始めた時の皇帝 ・・
彼は、農奴を解放したことで知られる皇帝です。
（10月7日のブログ参照 ）
その功績によるものなのか、アレクサンドル2世は、
帝政ロシア歴代の皇帝の中で人気の高いひとりです。
ロシア国内はもとより、フィンランドやウクライナなど、
かつてのロシア領土の各地に、彼の銅像や名前を冠した
多くの教会などが存在します。
（8月23日のブログ参照 ）
しかし、最後は、農奴解放政策が仇となって暗殺されます。
次回は、「ダ・ヴィンチ ホール」 に展示されている
もう 1点のダ・ヴィンチの作品を紹介します。
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