大阪市の中心を東西に走る 長堀通り ・・・
南北に走る 松屋町筋 ・・・
このふたつの幹線道路が交わる
松屋町交差点 ・・・
すぐ近くには江戸時代に整備された運河。
八軒家浜 あたりから始まり、
道頓堀を経て大阪湾につながっています。
松屋町交差点の南西には、
「住友銅吹所跡」 があります。
江戸時代の初めから （1636年）
明治初頭 （1876年） まで、
この場所で銅が精錬されました。
大阪は世界有数の銅生産地でした。
このモニュメントは、
銅製の橋です。
銅吹所の跡地にそびえているのは、
三井住友銀行のデータセンターです。
ここでつくられた銅は
水路 長崎出島 に運ばれ、
主にヨーロッパに輸出されました。
銅は巨大な富を生み、
住友財閥の基盤となりました。
明治初めに銅吹所は廃止となり、
跡地には住友家の邸宅が建てられました。
現在唯一残るこの建物は
当時のビリヤード場です。
さて、大阪には、
銅を精錬し売買を統制した機関
『銅座』 跡が他にも残っています。
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