パリのほぼ中央にある
セーヌ川の中州 ＝ Ile de la Cite シテ島 ・・
紀元前 3世紀頃から 1世紀頃にかけて、
ケルト民族をルーツに持つ 『Parisii パリシイ族 』 が
ここに住み始めました。
それが『Paris パリ 』 の名前の由来であるといわれ、
また、シテ島がパリ発祥の地といわれる所以です。
シテ島に建つパリを代表する観光スポットのひとつ
『Cathedrale Notre-Dame ノートルダム大聖堂 』 ・・
1163年に建造が始まり、
すべてが完成するまでにおよそ200年の歳月を要しました。
セーヌ川から見上げると、
天に向かって伸びていくような尖塔 ・・
Victor-Marie Hugo
ビクトル・ユーゴー （1802年ー1885年 ）
フランス ロマン主義の作家
大作 『レ ミゼラブル 』 で知られるユーゴーは、
この大聖堂を舞台に
『ノートルダムのせむし男 』 を書き上げました。
『Notre Dame ノートル ダム 』 とは
『我が女性 』 という意味 ・・
つまり 『聖母 』 を表しています。
数多くの印象派絵画の収蔵で有名な
『Musee d'Orsay オルセー美術館 』 も
セーヌ川からよく見える建物のひとつです。
元々は1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、
パリから西へ向かう長距離鉄道の
駅舎兼ホテルとして建てられた建物 ・・
ここから、パリとスペイン、
そしてポルトガルをつなぐ列車が発着しました。
大きな時計が鉄道駅だった時代の面影を残しています。
次から次へと美しい建物が現れ、
飽きることのないセーヌ川から見る風景 ・・
1991年、
『パリのセーヌ河岸 』 として世界遺産に登録されました。
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