
夜の訪れとともに、村々にある集会所に集まってくる男性たち ・・
(9月 16日のブログ参照 )

トンガの伝統的な男性たちの交流の場 = 「カヴァ クラブ」 です。
注:頻度は、だいたい数日おきに集まる

「Kava カヴァ 」 とは、
南太平洋の島々に自生するコショウ科の植物の名前です。
そのカヴァの根を乾燥させ、すりつぶして水で揉み出した飲み物が
「カヴァ クラブ」 の主役です。

元々は、様々な伝統儀式の際に飲用されていたものです。

舌先にピリッとした刺激のあるこの飲み物には、
アルコールに似た作用があります。

飲むほどに気分は上々に ・・

「カヴァ クラブ 」 には、決まりごとがあります。

ここは、男性だけの社交場です。

唯一、
カヴァを汲み分ける女性だけがここに同席することを許されます。

そして、この女性は、純潔のトンガ人であることが条件だそうです。
伝統儀式の名残りなのでしょう ・・
ちなみに、トンガは決して男尊女卑の国ではありません。
むしろ、女性の地位は高く尊重されています。

もうひとつの決まりごとは、必ず音楽が必要だということです。
ギターとウクレレを伴奏に、すばらしい美声を響かせます。


メロディ、歌声とも実に美しく、
トンガの人々の音楽的な才能に感服しました。
(9月 19日のブログ参照 )

この夜の 「カヴァ クラブ 」 には、
かつて日本で活躍した名ラガーの姿がありました。
(9月 22日のブログ参照 )
彼は、気さくに日本時代の思い出を話してくれました。
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