
ベネチアで最も有名な場所
Piazza San Marco サン マルコ広場
旅行者は、必ずここを訪れます。

サン ジョルジョ マッジョーレ島の対岸 ・・
(2月26日のブログ参照 )

「サン マルコ広場 」 は、ベネチアの表玄関です。

ランドマークとしてそびえる鐘楼 ・・
9世紀に建てられたこの鐘楼は、
海の監視塔の役割も果たしていました。

長い歴史の中で鐘楼は何度も事故に見舞われ、
その度に再建が繰り返され今日に至っています。
また、レオナルド・ダ・ビンチ (1452年ー1519年 ) や
ガリレオ・ガリレイ (1564年ー1642年 ) が、
この鐘楼の上で天体観測を行ったという
まことしやかな逸話が残っています。
真偽のほどは定かではありませんが、
なんともベネチアらしいエピソードだと思います。

1797年、
ベネチアを征服したナポレオン1世はサン マルコ広場を見て、
『これはヨーロッパの応接間だ 』 ・・
と語ったと伝えられています。

Giovanni Antonio Canal
ジョバンニ・アントニオ・カナール (1697年ー1768年 )
ベネチアの風景画家
(父親の 『ベルナルド・カナール 』 も画家であったため、
小さなカナール = Canaletto カナレットと呼ばれた )

カナレットが1730年に描いたサン マルコ広場です。
当時、こうした絵画は画商の手を経て、広くヨーロッパをはじめ
世界中の貴族や芸術家のもとに渡ったのでしょう。
そして、絵画が伝えるベネチアの魅力は、
多くの人々の旅情を駆り立てたに違いありません。
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