
Sibeliuksen puisto シベリウス公園
ヘルシンキ中央駅から北西におよそ1.5キロ ・・
(8月30日のブログ参照 )
フィンランドが生んだ偉大な作曲家 シベリウスを
讃えるためにつくられた公園です。

Jean Sibelius ジャン・シベリウス (1865年ー1957年)
シベリウスの名を世界的に知らしめたのは、
1899年に発表された交響詩 「フィンランディア」 です。
フィンランドの民族音楽を巧みに取り入れたこの大作は、
ロシアの圧制に対する抗議運動のシンボルとなり、
国民の独立心を鼓舞しました。
「フィンランディア」 は、愛国心を沸き起こすとして、
帝政ロシア政府がこの曲を演奏禁止処分にしたという
逸話が残っています。
ちなみに、シベリウスが作曲した当初の曲名は
「フィンランドは目覚める」 でした。

思いつめたような表情のシベリウスの肖像と
森をイメージしたパイプのオブジェ ・・


フィンランドの女流彫刻家 = エイラ・ヒュトゥネンの作品です。
制作されたのは1967年です。

『おおフィンランドよ、見よ、おまえの朝が明ける
夜の脅威は消え去った
ひばりは輝く朝を歌う
あたかも空が歌うかのように
夜の力は朝の光によって打ち負かされた
おまえの朝が明ける、祖国よ
おお立ち上がれ、フィンランドよ、高く掲げよ
偉大な記憶の冠が飾るおまえの頭を
おお立ち上がれ、フィンランドよ、おまえは世界に示した
隷属を追いやったことを
そしておまえが抑圧に屈しなかったことを
おまえの朝が明ける』
交響詩 「フィンランディア」 より訳詩
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