Kaliningrad カリーニングラード
ロシア連邦の西部、カリーニングラード州の州都 ・・
カリーニングラード州は、ポーランドとリトアニアに囲まれ、
本土とは地を接していないロシアの飛地領です。
州都 ＝ カリーニングラードはバルト海に面した港湾都市です。
美しく、静かな雰囲気を漂わせる街並み ・・
しかし、カリーニングラードは、交通、交易の要衝として、
中世より様々な列強の思惑に翻弄されてきた街 ・・
近世では、ドイツ領 ＝ ケーニヒスブルグの時代から、
ソ連領 ＝ カリーニングラードへと、
激動の時をくぐり抜けた街です。
（11月9日のブログ参照 ）
カリーニングラードとなったのは1946年 ・・
その名前は、当時の
ソ連最高会議幹部会議長 ＝ ミハイル・イワノビッチ・カリーニンに
因んでいます。
独ソの雌雄を決した第 2次世界大戦後は、
ソ連にとって軍事上最重要の軍港となり、
この街の情報は厳しく制限され、外国人は立ち入ることの出来ない
秘密の軍事都市となった時代もありました。
その後、ペレストロイカ以降は自由化が進み、
1991年 ソ連の崩壊 ・・ ロシア連邦の誕生以来、
カリーニングラードは、開かれた街として今日を迎えています。
ナチスドイツによって
『琥珀』 が運び込まれたケーニヒスブルグ城 ・・
爆撃により廃虚となった城跡には、
ソ連共産党関連のビルが建っていました。
ソ連時代の末期を象徴するような、
見るからに建設を途中で放棄した感じのビルでしたが、
現在はビジネスセンターとして機能しているそうです。
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