外へ出ろっ!?

気分でタイトルが変わりますが、細長く運営しているブログ
けしてヒッキ―ではない事を明記w

イジメという罰則

2006年12月01日 01時14分52秒 | 「TodayNews~自己中論」
「イジメた者達を集めて再教育させる」やら「イジメたものは休学」なんて教育方針を政府が考えてるそうです(もう3日くらい前に話題になりました)
イジメた者の定義としては、イジメの加害者・加担者・それを見過ごしたもの・教育者が含まれるそうです。

このニュースを聞いた時は正直、苦笑しました。
苦笑せずにはいられないと言えば言いのか?いや笑えない冗談と言った方が正解かもしれないです。
もちろん、政府がこういう行動に出た事はわかりますし、珍しく重すぎる腰が素早く動いたと評価はしたいですよね。
ただ、いじめられる者といじめた者の定義は分かりますが、そもそも「イジメ」というのはどこから始まるのか?

明らかな暴力行為が続けばそれはイジメでしょう。でも無視されたり、ちょっかい出されたりする事は長い学校生活でけして自分が経験しないとは言えない事です。
また期間はどの程度なのか?無視があったとしても一週間程度で改善される場合もあるはずです。
それはイジメと言うのか?周りとのコミュニケーションが上手くいかなかった結果と言えます。
その時に加害者を再教育したらどうなるのか?被害者は明らかな被害者と見られたまま残りの学校生活を送る訳ですから、その穴からは抜けられませんよ。
加害者は学校に戻れるのか?いや他の生徒は加害者を不良のように見るに違いない。
双方ともに近くの学校にはいられない事になるから転校させなければならないでしょう。

イジメの定義を作る事は他の分野の定義も創る必要があるんじゃないのか?
喧嘩はどうなのか?悪口は?言い争いは?結局、みんな仲良しにならないといけない事になりませんか?表面だけの付き合いを子供のうちからさせる事になるんじゃないのか?
表で仲良し付き合いやって、裏で悪口言ってる大人みたいなのを子供のうちに作ってしまうのか?

はたしてそれは教育なのか?
失敗も成功も含めて人間関係を学ぶ教育現場に罰則を持ち込んで良いのか?罰則があるという事は人間関係において正否が出るという事になるんじゃないのか?
もちろん自殺に追い込むような仕打ちをしたのは間違いであるのは言うまでもない。
ただ自殺した子供はどの程度イジメを受けていたのかは、殆ど伝わってきてないので実際どの程度だったのかは調べて国民もどんなに酷かったのか知る必要がある。

イジメは人間関係の極みの一つのように感じる。
それに対する考え方は人それぞれであろうが、教育がどうなるのかだけは危惧しておかねばならない。