今晩は、ふぶきです。

「CITY HUNTER」を中心に、北条司作品について語ってみます。

アニメ Angel Heart 19話 「陳老人の店」

2006-02-22 03:49:57 | アニメAH感想
今晩は、ふぶきです。

今、アニメAHを見終わりました。
絵はとにかく、お話は良かったんじゃないですか。これがアニメオリジナルって奴かな。普通の暮らしをしてこなかった香瑩・信宏が普通の人とは違うということと、普通の生活への変化を描いて、香瑩の成長を表現したかったのね。まあ確かに、原作はその辺の所をかなりすっ飛ばした感もありましたからね。いいんじゃないですか。って、寛容なのか、どうでもいいと思ってるんだか。
そうそう、AHのDVDのCMが入りましたね。最近、KIDS STATION では徳間書店のCMも見ますね。徳間書店のHPでも見ることができるCMです。いやあ、北条先生も忙しさから抜け出せそうにありませんね。

そういえば、北条先生ももうすぐ誕生日ですね。47歳ですか。
年齢と言えば、ちょっと前に、「DVD-BOX」のBBSでCHのキャラの年齢が話題になってましたが、香がリョウの年齢を30歳に決めたエピソードが掲載されたのは、まさに北条先生が30歳になろうとしていた頃でした。
よく、主人公は作者の投影だと言われますが、リョウの場合もそうなのかもしれませんね。年齢だけでなく、F.COMPOの空先生やAHのリョウを見ていると、娘を持つ父親の心情が投影されているように思いますしね。作者と共に、リョウも歳を取り、次世代の成長を見守るようになったと言うことでしょうか。コミックのAHでは香瑩の結婚話さえ出てきてますから、先生もそれを身近に感じているのでしょうか。
告白しますと、私は北条先生と同世代でして・・・。しかも、先輩だったりして・・・。夫は先生と同学年だし・・・。上の娘は、先生と誕生日が同じで、今度二十歳になります。AHを読んでると、親としての心情を描いた部分がすごく共感できるし、と同時にみんな歳を取っちゃったなぁと、しみじみ思ってしまいます。出来れば、リョウに永遠の青春を投影したかったんですけどね。
なんだか、辛気臭い話になってしまいました。
まあ、おそらく親の愛情なんてものを受けたことがないだろうと推察されるリョウが、あそこまで見事に親になりきれるのはおかしい、という突っ込みもあるけど、そこは北条先生の投影だから、と言うことで、いいことにしておきましょうね。

さて、次週は夢ちゃんのエピソードに突入のようですね。また、親になったリョウが描かれますね。やっぱりAHはCHのFCバージョンだ!! ふぶきでした。

「笑えるよなぁ……俺達が 親…やってるなんてな……」

初めはハードボイルドに その2

2006-02-13 02:46:01 | CH論
今晩は、ふぶきです。ちょっとご無沙汰してしまいました。

ハードボイルドの話をもう少ししたいと思います。

ハードボイルドに始まったコミックの「CITY HUNTER」でしたが、TVアニメが始まった1987年の頃には、殺人シーンもなくなり、アクションコメディ色が強いものになっていました。ですから、そのアニメ化にあたっては、ただの殺し屋の話ではなく、またただのスケベ男の話でもなく、「護る男」としての魅力をちゃんと伝えられるものに、という意思の基に作られたようです。
第1話に選ばれたエピソードは、原作のEP2「BMWの悪魔」。始まりをコミックと異なったものにした理由をいくつか考えてみました。
 ①有名な「XYZ」の暗号(?)についてのエピソードがある。
 ②リョウの生業について説明しやすいエピソードがある。
 ③原作のEP1より長い話なので、脚色で料理しやすい。
もちろん、私の考えであり、監督の真意はわかりませんが・・・。
ただ、注意すべき点は原作と異なる所です。
 ①ターゲットが女性暴行殺人魔ではなく、ピストルによる殺人を嗜好する殺人鬼になっていること。
 ②ターゲットがリョウを襲いに来るのではなく、依頼人を襲いに来ること。
 ③リョウがターゲットにクロスボウで制裁を与えるエピソードがないこと。
 ④ターゲットの最後が、リョウの銃撃による死ではなく、リョウがターゲットの乗る車のタイヤを打ち抜いたことで激突し、その後の炎上による死であること。
それぞれの変更理由を私なりに考えてみました。
 ①夜7時台のTVアニメであることを意識して、女性への暴行犯であることや暴行シーンはカットした。
 ②リョウはターゲットが自分を襲いに来ることを知っていて、しかも依頼人には彼女自身が狙われていると嘘をつき、かなり怖い目にあわせてますから、そこはカットし、逆に襲われる依頼人を護り、且つ、ターゲットの写真を撮ることを目的にしていたことにすり替えた。
 ③クロスボウによる制裁は、リョウのダークな面を表現しているのでカットした。
 ④初回からリョウが直接殺人を犯すことは好ましくなかったので、結果的な事故死にしてしまった。
私の感想としては、この原作のEP2は「CITY HUNTER」の中でも1番ハードなエピソードではないかと思っています。それが①~④のように変えたことにより、ハードな感じがなくなりました。

と言うわけで、TVアニメから見た人は「CITY HUNTER」がハードボイルドに始まったことなど分からないことになります。というより、コミックにおいてもハードボイルド色が薄まったから人気を得たのではないかと思えるので、その路線を壊さないように作られた、ということなのでしょう。

コミックの連載が始まったとき、リアルタイムで数話読んだことがあります。そして、そのときの素直な感想を覚えています。「CAT'S EYE」を描いてた人が、また随分とハードな話を始めたなぁ、と。「エンジェル・ダスト」のエピソードについてなどは、オカルト物かしら、と思った記憶さえあります。
その後、私事でコミックを読まなくなったので、TVでアニメを見たときには、ただの痛快活劇という印象になりました。数年前にアニメを再見して、見事にはまってしまうまで、その印象は変わっていませんでした。コミックを買い求めて読むと、ああ、そういえば、こんな始まりだったと思い出したので、余計にその印象の違いが感じられたのでした。

さて、こうして書くと私はハードボイルドな初期の頃が嫌いなのかと思われるかもしれません。でもそうじゃないんですね。このニヒルな感じのリョウが結構好きだったりして・・・。カオリストの非難を覚悟で言うなら、香と一緒に仕事をするようになって、甘くなっちゃったかな。
思うに、基本的にリョウは殺人者であり、ダークな存在なはずなんです。時折、それを思い出させてくれるようなエピソードもありますが、つい忘れてしまって、清い正義の味方な面だけが一人歩きしているような気がします。特にアニメは・・・。まあ、それはそれでいいんです、それも一面なので。でも、私としては、初めはハードボイルドだったと言うことが大事なことだと思うのでこんな長文を書いてみました。読んでくださってありがとう。もし、不愉快な気分にさせたらごめんなさい。

長いこと言いたかったことをやっと言えて、すっきりしたふぶきでした。

「なによ それ 殺人者の目って どんなのよォ」
「タ~~コ 目の前にいるだろ・・・ こういう目だよ!!」

祝!! 当選!!!

2006-02-01 03:43:03 | その他随想
今晩は、ふぶきです。

夕方、仕事から家に帰ると、娘に「また来たよ。書留で。」と言われ、テーブルの上を見ると、大きなボール紙製の郵便物。差出人は新潮社。まさかと思いつつ開けてみると、「Angel Heart」の切手シートが。キャー、また当たった。うれしーーーい。今年も幸先のいいこと!! ホント、うれしいです。気持ちが通じてるって感じで。神様に感謝、感謝、です。
いやー、こんなに当たっていいのかな。ふふふ。
でも、娘曰く、マイナーなんじゃない?えっ?・・・そうかもしれない。応募数が少ないから当たるのかも・・・。いえいえ、それでもいい!! 欲しかったんだから、当たってよかった、よかった。

これでまたコレクションが増えました。
以前は、いろんな懸賞に応募しても当たったためしがなかった。でも、AH・CH関連はよく当たる。応募に込める熱意が違うのかな。
これまでにゲットしたのは4点。
初めはAHのクリアファイル。次にCH完全版のテレカ。なんと「Angel Box」も。そして今度はAH切手シート。いやー、十分ですよ。うれしい。
特に「Angel Box」はうれしかったなあ。綺麗でしたよ、どの絵も。北条先生のタッチが原画ばりに分かって、感動物でした。
CHのCDの懸賞ではペーパーウェイトに応募しました。まあ、30名様なので、無理とは思いますが、どうせ応募するならと思いましてね。トンボが欲しいなー。かつては「公式」で販売していたようなのですが、今は売ってませんからね。
25周年イラスト集のクオカードももちろん応募するつもりです。(締切り日間際の方が当たりやすいと聞いたことがあるので、いつも遅めに応募してます。)
もちろん、外れた懸賞もいっぱいあります。AHの色紙やCHのクオカードとかね。でも、当たることもあるので、やめられません。これからも機会の度に応募するでしょう。
そういえば、「公式」のカラスの懸賞は残念でした。見つけたときは終わっていましたから。それにしても、カラスの懸賞もビデオ以来、全然ありませんね。タマにチェックしてるんですが、更新もほとんどなくてね。もう忘れられた頁になってしまったんでしょうかねぇ。BBSの話題にも上らないから、ご存知ない方が多いのでは?興味を持った方は北条先生の「公式」HPでカラスに聞いて下さい。

さて、自慢(?)話はこの辺にしておきましょう。
で、今夜のAHアニメですが、不満を少し。寝入った香瑩とオーバーラップした香とリョウが会話するシーン。最後にリョウが涙したのが分かりにくい!!!
原作コミックを読んでないと、香瑩の頬にあったものがリョウの流した涙だって分からないんじゃないかしらん。リョウと香の数少ない邂逅のシーンなのに。胸にズシッと来る所なのに。ああ、もったいない。残念でした・・・。

とは言え、HAPPYなふぶきでした。

「それに だいだい おれはトラブルメーカーなんだぜ」