今、半分空の上にいるから

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『殺人は眠り続ける』の一部を訂正しました。

2022-12-11 00:25:04 | 殺人は眠り続ける(完結)
『殺人は眠り続ける』は最初にgooブログの旧ジャンル「モブログ」で投稿、後に加筆修正して、旧ジャンルの「小説」で公開しました。最初に投稿してから約3年半の後に、解決編を書きました。加筆する毎に何度か訂正したため、最近はしばらく手を加えていませんでしたが、「#殺人は眠り続ける」のハッシュタグを付けるに辺り、再度内容を一部訂正しました。そして、PC版テンプレートをガラ携版で利用していたものにしばらくの . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける あとがき

2018-01-24 16:18:31 | 殺人は眠り続ける(完結)
2014年7月24日にgooブログのモブログに第1話を投稿した『殺人は眠り続ける』も、遂に最終回を迎えました。( ̄0 ̄)/主人公の行く末は当初からこうしようかな?と考えていた案の一つです。ただ話的には、2014年の私自身が読んだら多分ビックリでしょう。!!(゜ロ゜ノ)ノ解決編〜最終回までの展開は、(つい最近まで)全く想定外でした。(* ̄∇ ̄*)話のライブ感だけは満載でお届けしました。では〜また〜。 . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その6(最終回)

2018-01-24 15:13:17 | 殺人は眠り続ける(完結)
 それから数ヶ月後…。 「『殺人は眠り続ける』の結論が出ました!」櫂太は寮の大塚の部屋を訪れて言いました。 「結論?」大塚が聞き返しました。 「自分ではよく分からなかったので、知り合いの二人に冊子を見せて意見を聞きました。そうしたら…。」 「そうしたら?」大塚も興味津々な様子で聞いて来ました。 「主人公は大学行くなら経済を勉強しろって。なぜか、今の職業が全く違う二人から . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その5

2018-01-23 17:24:13 | 殺人は眠り続ける(完結)
 櫂太は続けて考えました。 (話の元ネタがあるにしても、わざわざ作中の告発者に自分の名前に近い名前を付けるなんて、大塚さんにも何か訴えたい事があったのかな…。) でも、結局こうして大塚由広が自身で全部没にしてしまった以上、それが何かは分かりませんでした。 (プリンターのインクは時間が経つと薄く劣化するけど…。) 取り敢えず、櫂太は冊子をファイルに入れて本棚に仕舞いました . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その4

2018-01-23 14:44:04 | 殺人は眠り続ける(完結)
 櫂太は改めて最初から最後まで冊子に目を通しました。 一旦閉じられた針が外され、新しいページを加え、再度大きな針で閉じられた、コピー用紙にプリントアウトされた冊子。 (これ、コピーし直さないと、インクが消えるな。)櫂太は思いました。 冊子の表紙には『殺人は眠り続ける』とタイトルが付けられています。 そして、作者名は津坂由雄。 (作中でホームページに告発した登場人物だな。) ミステリーだから、最後に . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その3

2018-01-23 12:14:27 | 殺人は眠り続ける(完結)
 「え!?この話全部没にすんですか?」冊子を返しに来た櫂太は、話を聞いて驚きました。 「ああ。過去ログを色々見たけど、どうも元ネタがQネタっぽいから。 各サイトじゃ作者公認のフリー素材みたいに扱われているけど。」冊子を執筆した櫂太の先輩の大塚由広が答えました。 「Qネタ…って何です?」さっぱり意味が分からない櫂太が尋ねました。 「特に専門用語じゃなくて俺がそう呼んでるんだけど、どこか . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その2

2018-01-21 02:28:24 | 殺人は眠り続ける(完結)
 「で、その先輩何だって?」禄郎は半分天上界に戻って来た櫂太に尋ねました。 禄郎と公吉から事件の経緯を聞いた櫂太は、執筆した同じ寮の先輩に小説の事を聞きに行きました。 「それが…。どうもこの話を書いた経緯を、先輩ははっきり言ってくれないんだ。 他の人の考えたあらすじを何かで知って、この小説を書いたらしい。」 「何か曰く付きの話なのかな?」公吉が言いました。 「うーん、何だろね?」櫂太 . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 解決編その1

2018-01-21 02:27:54 | 殺人は眠り続ける(完結)
 では、続きが出来たので、『殺人は眠り続ける』の解決編のスタートです。(・∀・)ノ すっかり夜も更けた横須賀上空。 「じゃ、黒い亡霊逹を浄化してくから。」公吉がそう言って両手を前に出すと、手のひらから霧が溢れ出し、辺り一面に立ち込めました。 翡翠の腕輪の周りにも光が輝き始めています。 「俺、取り敢えずあの基地の上空辺りに見える死の影に飛び込んで、中を通り抜けるよ。」禄郎はそう言うと、 . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編あとがき

2015-06-21 15:52:04 | 殺人は眠り続ける(完結)
 『殺人は眠り続ける』は唐突に終わっていますが、モブログの掲載ではここで最終回。 モブログは小説をカテゴリー毎に読みやすくするため、現在一部を除き非公開です。 次のブログは『ミステリー記念館で休憩中です。』の1回目になりました。(1話だけ書いて、そのまま2年放置。) 『殺人は眠り続ける』の続きも何パターンか考えてあるので、またいつか発表したいです。 以前モブログでも書いたみたいに、同人誌的なもので . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その27

2014-12-27 09:07:53 | 殺人は眠り続ける(完結)
 2013年4月横須賀の同じ夜。夕刻からすっかり夜も更けて………。 「晴海ちゃーん。」 晴海は上級生の集団にニヤニヤしながら、体を押さえつけられてます。 3日前の事…。 今まで全く反応が無かった津坂由雄の3月にアップロードした写真や記事が、なぜか唐突にインターネットのサイトで取り上げられ、投稿者に対する嘘の混じった個人情報暴露の、取って付けた . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その26

2014-12-25 23:59:45 | 殺人は眠り続ける(完結)
 2013年4月、横須賀。 基地から何kmか離れた場所の方が旋回しやすいのか、真上の上空というのは、意外と航空機が飛んで来ません。 ヘリコプターの垂直離着陸や戦闘機の発着の様子はよく見えました。 公吉の体から、霧や薄い雲のようなものが漂い始めました。 「少し視界を遮ろうか?」 「まあいいかな。多分、地上からも衛星からも人間には全然見えないと思う。」 そう言うと、禄郎は軍港を眺めました。港一体に、黒 . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その25

2014-12-23 02:34:47 | 殺人は眠り続ける(完結)
 禄郎は、腕輪に飛ばされる公吉にしがみついて、一緒に空を飛んで来ました。 「…ここどこ?」 「わかんないけど、糸魚川?」 「え!?すごい。よくわかるな。」 「だってあそこに看板が…」 禄郎が指差した方向に、青い道路図がありました。 「じゃあ、こいつの産地か。」 公吉が腕輪を見ました。 「何でこんなとこに…。」 「それは亡霊のせいだろ。」 気が付くと周囲を黒 . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その24

2014-12-20 05:27:06 | 殺人は眠り続ける(完結)
 西遊記をモチーフにしながらも、西遊記とは全く違う物語『今、半分空の上にいるから』より、主人公達2名登場です。 菖蒲禄郎(東京都出身。現在北海道の大学院生22才)と三良公吉(愛知県の漁師21才)。そして、もう1つの準主人公が翡翠(新潟県糸魚川産)です。  2013年4月。 とある南アルプス連峰や八ヶ岳が美しい、長野県と山梨県の境に近い、小さな村から始まります。 この小さな村の博物館では、神社の祠か . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その23

2014-12-11 22:50:17 | 殺人は眠り続ける(完結)
 2013年3月下旬。 津坂由雄は自分のホームページをまとめていました。 当時の情報工学科を卒業した後、システムエンジニアとして地元の中小企業に勤務していましたが、4〜5年前に大企業に吸収合併され、会社は閉鎖、従業員は解雇されました。 地元ではそれなりの創業年数を誇る会社でしたが、保有していた特許に目をつけられ、特許だけのために吸収合併されたようです。 それ以来、IT系の派遣会社に登録して働いてい . . . 本文を読む
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殺人は眠り続ける 小説編その22

2014-12-08 09:23:21 | 殺人は眠り続ける(完結)
 2011年12月大晦日の夜。 晴海の家に帰省した美帆は、こたつに入ってみかんの皮を剥いていました。 「鹿児島の社宅ね、こたつないよ。」 美帆はこたつに入って寝転んで本を読んでる晴海に話かけました。 「え?そうなの?」 「うん。居間狭いし。」 「ふーん。」 「というか、お祖父ちゃんちや晴海んちしかこたつなかった。」 「へー、意外。あーそういえば、鹿児島の前の静岡県に遊びに行った時そうだったかも。」 . . . 本文を読む
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