明日は明日の風が吹く

なるようになる海外生活

a dark horse

2011-11-05 23:18:56 | テニス
ふ~ちゃん、アメリカ初テニスのトーナメントに参加
ノンシードなので、最初から強い相手にあたるかなと思ったら、相手もノンシード。
かわいい大きなお目目をもった男の子。

最初のセット6-3で、ふ~ちゃん。
2セット目も、リードしていて、ノリノリになった時に、ふ~ちゃんにしては珍しく、
「Come on!」と言って、さらに自分に気合を入れたら、相手のお目目くんに、
「Stop!」
って言われてしまった。
ふ~ちゃんこんな目して驚いてるのが、遠くで見ていた私にもわかった。
思うようにプレイが出来なかったお目目くん、ふ~ちゃんがさらに乗ってきたので、イライラしていたのだ。

ふ~ちゃんは、自分がリードしていて気が緩んでくると、意味もなくネットプレーをすることがある。
勝ちを急いでしまうのか、ベースラインに戻るのをだらけてしまうのです。
これを私は「ダメネット」と名付けました。
12歳以下になると、パッシングショットも強くて、右左にコントロールできる。
相手コートから見て、ネットプレーしているふ~ちゃんなんて、頭しか見えない。避けるの簡単。
ネット攻めのポイントの確率は低いです。
もちろん、しょうがない時や、ちゃんとアプローチショットをしてからだったらいいんだけど。
このせいで、2セット目は1ゲーム落として6-1だけど、2セットとも勝って、2回戦。

2回戦は第4シードの男の子。
私達は新アリゾナ住人なので、誰がどんなプレーをするのかなんて、シードプレーヤーでも情報ナシ。
相手の方もふ~ちゃんの情報はないけど。

1セット目、タイブレイクに勝ち、7-5。
緩めのセカンドサーブが浮いちゃうと強打されたけど、第2セットも6-3で、ふ~ちゃんがとって、3回戦へ。

準決勝の対戦相手は、この大会第1シードプレーヤー。
シードなし選手には厳しいドローだけど、勝ってポイントもらわなければランキング入りできないシード付かない。
ナンバー1シード相手に、ふ~ちゃん接戦。
簡単にプレーさせてもらえない相手が、どんどん本性を出してきた。
実はこの子、かなり意地悪。
ふ~ちゃんのサービスゲーム時、彼がふ~ちゃんにボールを渡す時、ふ~ちゃんが困るようにわざと遠くに打つ。時には力強いスマッシュでふ~ちゃんに、ボールをぶつけるように渡したり(顔面の時もあった。ふ~ちゃんかろうじてかわしたが)、真ん中にいるふ~ちゃんだが、コートの後ろの右奥と左奥にひとつづつボールを打って来たり、一番笑えたのが、ネットのところにあるボールを広い、ベースラインにいるふ~ちゃんに渡すべきなのを、ふ~チャン側のネット側にちょこんと置いて、ふ~ちゃんにそれを拾いに行かせる。
意地悪が徹底している。
ふ~ちゃんのメンタル面が心配だったけど、ふ~ちゃんはいつもと変わらず淡々とクールにプレーしていて、1セット目、タイブレイクに勝って、7-6。
2セット目は言葉の意地悪がけっこうあったみたい。それとは関係なかったようだけど相手に6-2で取られてしまった。
3セット目はなくて、スーパータイブレイクで勝敗を決めることになった。
10-4で、無事ふ~ちゃん勝ちました。
ふ~ちゃんが対戦相手じゃなくても、この「いじわる君」にだけは勝って欲しくないと願っていたからよかった。こういう態度の子の勝利は、受け入れがたい私。
「あんな、いじわるされて腹立たなかった?」
って試合後のふ~ちゃんに訊くと、
「ちょっと怖かった。でもそれは、ボクがいいプレーをしているから、上手くプレーできなくてイライラしてるから、このままでいいんだって思ってやってた。」

ふ~ちゃんは、あまり感情を出さずにプレーするタイプ。フェデラーぽい。
プレイスタイルは、フェデラーから遥か彼方のところにいるけど。

明日は決勝戦。がんばろうね。


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