徒然なるままに

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ラモーの管弦楽にはまってみる

2008-02-02 01:47:34 | Weblog
最近、ラモーのオペラから抜粋した管弦楽曲集がお気に入り。

以前ミンコフスキのサンフォニー・イマジネールを聞いてからラモーが好きになった。
が、いざ管弦楽曲集を探そうと思うと結構難しい。

まとまって録音しているのはブリュッヘンくらいだろうか。

ミンコフスキのような弾むような明るさはあまりなく、むしろしっとりとした感じで聞かせる。個人的にはミンコフスキの明るさは捨てがたい。

なかでも最も好きなのは優雅なインドの国々の終曲シャコンヌ。

気づいてみたら4種類もある。
全曲盤のクリスティ、抜粋盤のサヴァール、ブリュッヘン、ミンコフスキ。

全曲を通して聞くと曲の配置がきいているのかクリスティはすばらしい。
サヴァールは期待しすぎたのかそんなでもない。ただ、どこか陽気な雰囲気はやはり感じさせる。サヴァールらしい感じが出ている。

ブリュッヘン。静かに開始される。金管が鳴り響いてもどこか上品。ブリュッヘンの演奏はどこかエグるような重さが感じられるのだが、この曲はそうでもない。しっとりと聞かせる感じはなかなかだ。最近、ワルシャワのショパン協会から発売になったショパンのピアノ協奏曲の伴奏に近い感じといったらいいだろうか。要所を押さえた演奏をするあたりはさすがブリュッヘン。どこか物悲しく終わってしまうのはどうしてだろうか・・・。

それとは対照的なのがミンコフスキ。先に言ったことがそのままあてはます元気印そのもの。バネのように弾んでいて、曲調もどこか明るい曲に聞こえてくる。同じ曲でありながらブリュッヘンとは異なった姿を描き出す。

どちらも甲乙つけがたい演奏だ。

とりあえずはまとまって録音してくれているブリュッヘンをシャワーのように浴びてみることにしよう。ラッキーなことに入手が難しいものもありながら、とりあえず全部入手できたし。

ラモーを聞いて思うのは、やっぱりなんとも言えない心地よさ。でも、BGMという雰囲気から抜けきらないのはなぜなんだろうか・・・。