１１月１９日、術後５３日目ココは
６９段の階段を下りることができました。
ココは悪性腫瘍のために９月２７日に
右前足と肩甲骨を切断しました。
術後１２日目にこの６９段ある階段を駆け上がり、
動物の生命力の強さに驚きました。
３３日目に下りるかどうか様子を見たことがありますが
下りようとはしませんでした。
下りる時には左前足に重心がかかるので
難しいのだろうなと思いました。
普段、散歩の時には７、８段の階段は軽く上り下りしています。
以前、散歩の途中２７段の階段がありました。
術後４２日目です。
全部下りることができました。
凄いなあと思いました。
そして、１１月１９日に知り合いと階段近くで話していた時、
前に階段を下りなかった話になり、
「今日も下りないと思うけど…」と
階段のそばに行くと下り始めたのです。
すぐに元に戻してスマホで撮ったのがこの動画です。
ココはこの頃、散歩をしていると
すぐに立ち止まってしまうことが多くなりました。
「抱っこ？」と聞くとしっぽを振ります。
それで、しばらく抱っこをします。
３本足で歩くと疲れやすいのか、
それともどこか具合が悪いのか心配しています。
夜寝る時や抱っこをしている時、
左足を中心にマッサージをするようにしています。
とても気持ちよさそうにします。
声もあげます。
１１月１７日に前日に嘔吐したこともあって、
久しぶりに動物病院に行って来ました。
その時に体の様子を見てもらいましたが
今は特に問題はないということで
少しだけ安心しました。
吐き気止めの薬をもらいました。
私は「ココが未分化細胞の悪性腫瘍であるにもかかわらず、
抗がん剤も放射線も薬も何もしてあげることができないことが辛い」
と伝えました。
すると、あるサプリメントのサンプルを渡されました。
それはモエギイガイEＸというものでした。
モエギイガイというのはニュージーランドの
貝の仲間だそうです。
関節、皮膚、心血管、血液、神経や認知機能などの
健康維持に役立つもののようです。
カプセルを切って、
フードに混ぜてもよいそうなのですが
ココは食が細い上、食べ出すまで時間がかかるので、
どのタイミングであげたらいいのか難しいのです。
今日、フードに少しずつ混ぜてあげてみました。
匂いや味に抵抗はないようです。
もう少し様子を見て考えてみようと思います。
先日、知り合いから紹介された方に電話をしました。
４年前、レトリバーを骨肉腫で亡くされた方でした。
痛みをとるために断脚をしたそうです。
それはそれは献身的な看病をされていて頭が下がりました。
家の中で足がある時と同じように歩き回れるように
車椅子を用意し、部屋の中の家具は全てどけたそうです。
食べ物は好きなものを食べさせていいと聞いてからは
アイスクリームをあげたり、
肉、魚、野菜をミキサーにかけスープを作ったりしてあげていたそうです。
人間用のアンチノール
（後で調べて分かったのですがモエギイガイとほぼ同じもの）や
ビタミン剤を飲ませ、お灸やマッサージもしたそうです。
そこまで出来るかどうか分かりませんが
私もココにもしものことがあった時、
悔いのないようにしたいと思っています。
今日、自分の整形外科の医師に
ココの未分化細胞の悪性腫瘍のことを話すと
「厳しいな！」と言っていました。
ため息が出ました。
でも、今日のココとの散歩でこのイルミネーションに出会い
気分が上がりました。
