6月16日に母が入院しました。
6月9日に外科に行って話を聞いて来ました。
母の癌は食道胃接合部癌。
胃の入り口に癌が出来ている。入り口が非常に狭くなって、食べ物が通る邪魔をしている。このまま手術をしないと閉塞あるいは転移をする。
詳しくは手術をして腫瘍を取って調べてみないと分からないが母の癌はおそらくステージⅢであろうとのことでした。
癌の治療の3本柱は手術、抗がん剤、放射線。
抗がん剤は手術ができない場合にがんをくい止めるものでがんが治ることはない。
放射線は胃に届きにくいのでがんが0になるのは難しい。
手術しかない。問題は年齢、体力。
ステントは腫瘍をそのままにして、胃の入り口を広げるだけなので2、3ヶ月しか持たない。
胃を半分と食道も一部切って、その後両方を引っ張ってきて、ぬい合わせるが食道は手前に肺や心臓があるので大変難しい。胃だけより苦しい手術になる。
傷跡は小さいといえども痛い。しんどいのは1週間くらい。胃が半分になるので食べる量は減る。すぐにお腹いっぱいになる。
食事後、ひっかかった感じがしたり、逆流があって食べられなくなって弱っていく人もいる。
手術後、食欲もあって通りも良ければミキサー食でなくても食べられる。
手術は全身麻酔をして、ロボットで行う。
母への確認
医師から「胃の入り口に腫瘍が見つかった。このままやったら、食事が食べられなくなる。頑張って手術しようを思っているんだけど手術する気持ちはありますか?」
母は指でOKサイン(母は耳がほとんど聞こえないので会話ができない。)
「2〜3週間になると思うけど頑張りましょか?」
母は指でOKサイン
家族に癌になった人はいないか聞かれました。我が家は祖母、私、次男がなっています。母は90歳を超えたのでもう癌にはならないだろうと思っていました。さすがに長男はかなり心配になったようです。
食事が食べられていないので体力が落ちないうちに早い目に手術をしようということで16日に入院して、21日に手術をすることになりました。
母がお寿司が好きなことが分かった医師は「目標はお寿司を食べることだね。」と言ってくれました。
とても配慮のある優しい先生だと思いました。図を書きながら丁寧に説明をしてくださったり、こちらの話もよく受け止めてくださいました。信頼できる先生で良かったと思いました。
手術が決まるとたくさんの検査や手術、麻酔や入院の説明、そして、同意書をたくさん書きました。
6月20日にも手術の準備から手術後の流れの説明があります。
6月16日にもう一度外科の医師からの説明を受けました。
母の癌は4cm大。浸潤やリンパ節転移は胃がんの領域内に認められるが他の臓器への転移は認められない。しかし、ステージⅢはギリギリ切除可能なもので予後はあまり良くない。
病変が胃の入り口近くに存在するので通常は胃全摘が必要だが、体力面、腫瘍の状態などから縮小手術(胃の下1/2程度を温存)が妥当と考えられる。
リンパ節郭清の範囲は大きくしない。
あとはどこの病院でも手術前は最悪のことを想定して、いろいろなリスクの説明があるものですが、母は大丈夫だろうかと不安が大きくなりました。
母の生命力にかけたいと思います。
このページの紫陽花はココがいつもお世話になっているSさん宅の紫陽花です。