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クローバー 匍匐(ほふく) 福福

母の施設の転居④ 施設を変わらざるをえなかった理由

母は2021年5月に最初の施設に入居しました。

コロナ禍の中でしたので、建物の中に入れず、施設の中で母がどのように生活しているか、どのようなケアをしていただいているか、全く分りませんでした。
そんな中、どんどん気になることが出て来ました。

⑤当初のメインの提携病院は大きな病院でした。ところが、「その病院から他の病院に代わることになった。」と連絡がありました。

代わる病院ははじめの大きな病院から紹介されたところだということでしたが調べてみるとこの病院もホームページはありません。

情報がほとんどない中、ストリートビューで見ると同じ場所に別の病院の名前が掲げられていました。ネットでその病院を調べてみると・・・





その病院は2022年1月21日に「管理医師不在」について、市から告発され、新聞にも載るような不祥事があったことが分かりました。

紹介された病院はこの病院と医療法人も同じですが理事長も同じ、電話番号も同じ、もちろん建物も同じで医師と病院名を代えただけのところでした。

このことを施設長に伝えると、「そういうことがあったことは知らない。こちらも告発以降の状況を知りたいところだ。」とのことでした。




「こんなところでは安心して任せられない。」というと「もう一つ病院がある。」と別の病院を紹介され、そちらの病院にしました。

こちらもネットで調べてみると、やはり、ホームページはなく、ストリートビューで見ると事務所のようなところで全く病院には見えません。入り口に在宅支援診療所とあります。(在宅支援診療所とは在宅療養をされる方のための診療所のようです。)




他の老人施設を調べると私が見る限りですが、提携病院は一般の方も通院する普通の病院でした。

確証があるわけではありませんが、今までの経緯からすると施設側に経済的なメリットがある方法なのかなと思いました。

母が退所する日に二つ目に紹介された病院の医師が部屋に来て母を診ましたが、家族に一言も声をかけることもなく、ただ、血圧を測っただけでした。

母が退所することは分かっているだろうと思いますし、分かっていなくても初めて会う家族に母の身体の様子を知らせてほしいと思いました。





退所する日、施設長が私を母の部屋まで案内した時、母の部屋は施錠されていました。どう考えても母を閉じ込めておかなければならない理由は思い当たりません。

他の利用者の方で、人の部屋に勝手に入る方がおられるのでしょうか?
もし、そうだとしても施錠以外の方法を取っていただきたかったです。

緊急事態が起こった時、周りの利用者の方が気付いても鍵のかかった母の部屋から母を連れ出すことはできるでしょうか?





館内放送が聞こえない母はサイレンや周りの気配で何か感じて、出ようとした時、ドアが閉まっていたらパニックを起こすのではないでしょうか?

もしかしたら、中からは開けられるのかもしれませんが、シルバーカーを押して移動している母にドアの鍵が開けられるでしょうか?

また、母はベットからは立ち上がることはできますが、床に落ちてしまうと起き上がることができません。

以前、我が家でそうなった時に私が起き上がらせようとしても出来ずにご近所さんに助けていただいたことがあります。





引っ越しの用意をしている時、施設長から「何かあったら、ブザーを鳴らしてください。」とブザーの場所を示されました。

聞きたいことがあり、ブザーを押しましたが何の反応もありませんでした。

これでは母が困ってブザーを押しても来てもらえないと思いました。

施設長にそのことを伝えると「おかしいな、職員みんなの携帯に繋がっているはずだが・・・」と言っていました。回線のどこかが切れていたのでしょうか?

職員といえば、最後の日、お忙しい中、5,6人のスタッフが母を見送ってくださいました。母はとても嬉しそうでした。

私もとても嬉しかったので、引っ越し当日、私の大好きなダンスパーティという名のアジサイを贈らせていただきました。(今までも職員の方たちはよく頑張ってくださっていると思っていました。時々、少しだけですが、お菓子やお花を持って行きました。)





読者の皆さんで身内の方が施設等に入っておられる方、気になった事があれば、施設に直接確認したり、ネットで調べたり、地域包括センターに聞いたりしてみてはいかがでしょうか?

自分では出来ないことをしてくださっているという思いがあり、遠慮しがちですが、任せっきりの家族が増えると緩む施設もあるかも知れません。

知り合いのケアマネジャーさんに聞くと「施設や施設のケアマネジャーさんからの文書に目を通しておられる家族は少ない。」とのことでした。

私も母が入所している間は文書にはほとんど目を通していませんでした。

気になったことを「どうなっていますか?」とは聞けても、母に不利益が生じたら困るという思いがあり、あまり強くは言えませんでした。

そんな中、早く転居させたいという思いがどんどん増してきました。





新しい施設に変わってすぐ、施設の方から「母の尿量が多く、臭いがすごいので、病院に尿を提出した。」と連絡がありました。「こういう状態は感染症にかかっている可能性がある。」とのことでした。

4月23日に施設に行った時に結果を聞くと「やはり、感染症にかかっていたので、今、抗生物質を飲んでいる。」とのことでした。

とても有難いと思いました。前の施設のままだったらどうだっただろうと思いました。

これから、施設探しや新しい施設への引っ越しのことを書こうと思っていますが、しばらくは心がほっこりする記事を書きたいと思っています。

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