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「陰謀論」の歴史的起源を問う。その1

2021-06-30 18:29:36 | 日記
陰謀論という言葉が大変身近になってきました。主流メディアは体制側に都合の悪い意見を、全てそのように片付ける傾向があります。
 
「コロナウイルスは人工ウイルス」などの陰謀論が巷を騒がしている。
「グローバリズムによる世界政府樹立」など、全くの陰謀論である。
「ワクチンは人口削減が目的」などは根拠のない陰謀論である。
 
などの主張が見受けられます。さて本当にそうなのでしょうか。
 
当方が今まで出会った情報を総合すると, 陰謀論という言葉は1963年11月のケネディ大統領暗殺で定着しました。
ケネディを銃で撃った犯人は、表向きはリー・ハーヴェイ・オズワルドという青年だとm当時早い段階で片付けられました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/リー・ハーヴェイ・オズワルド
 
しかし暗殺直後から数々の矛盾点が露呈しました。暗殺を狙った銃弾は、大統領の車列が走る沿道近くの教科書倉庫から発せられたことになっていましたが、多くの歓迎市民が別の場所(芝生の小高い丘=Green knoll)から、しかも複数の別々の場所から発射音を聞いています。
そしてオズワルド自身は無実を訴えながらもテレビカメラの前で殺され、真相が闇に葬られることになったのです。
 
これら矛盾点や数々の証拠から、一部メディアやジャーナリストはケネディを抹殺したがっていた勢力が行った犯罪である、と当時から主張してきました。
そして彼らの主張を「陰謀論」と主流メディアや政府が名付けたのです。
 
「陰謀を図る」の英語は to conspire で、con=共に、spire=息をする、つまり複数の人が共に陰謀を企てるということになります。
ケネディ暗殺は、複数の関係勢力が共謀したことは資料からも確実になっています。有力関係者はCIA(ケネディはCIAと対立)や銀行勢力(ケネディはFRBと別個に紙幣を発行)、軍(ケネディはキューバ危機を回避して戦争を行わなかった)など、その他ジョンソン副大統領の関与も疑われています。
 
ケネディ暗殺の38年後、またもや大きな陰謀論が巻き起こりました。2001年の911、同時多発テロ事件です。
ここでは詳細を省きますが、多くの専門家集団が矛盾を指摘しました。例えば、ビル倒壊の原因は飛行機でなく、内部に仕掛けられた爆弾でしかありえない、そして突っ込んだ飛行機の角度は、免許を取り立ての新人では不可能である、ゆえに犯人以外が操縦したか、又は自動操縦・リモート操縦である、などの結論が出ています。
 
これらの主張も陰謀論として一蹴されてきました。
 
次回は18世紀に遡って、ヨーロッパの陰謀論を見てみたいと思います。


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