さて、予告どおり街編です。
翌朝、ホテルの朝食会場に行ってびっくり!
私場違い・・・
みんな海に行く格好だ。
半そで、長ズボンなんて私だけ・・・
ということで朝食後海を見に行きました。
わぉ
パラソル、パラソル、パラソル・・・
すごいですね。どのくらい続いているんだろうかぁ・・・
今年は天気がず~と悪く、なかなかこういう光景見られなかったでしょうね。
いやいや、すごいな。
そして海岸線をブラブラ。
海水浴客いっぱいだ~!!
海というとどうしても湘南とか葉山を思い出してしまうので、海が綺麗なんですよ、ここは。
アドリア海ですよ。
なんとなくテンション上がる。
海はいいねぇ、やっぱり。
こっちもパラソル、パラソル、パラソル
うっかりこの先に行っちゃいそうになりました。
「あれ?昨日私ここ通ってないな」と突然気が付いて方向転換。
ここで曲がらないと・・・
前日の夜徘徊していた広場です。
そしてこれが例の玉
Arnaldo Pomodoro
というイタリア人彫刻家の作品でヴァチカン美術館の中庭にも有りましたし、NYの国連前にも置かれているそうです。
イタリアの偉大な現代彫刻の一人と言われています。
ブロンズ製なんですね、この玉は。ふ~ん。
その横では
おじいさんたちが楽しそうにおしゃべり。
街ではあまり見かけない半ズボンがおしゃれじゃないですか。
典型的なイタリアの光景に思わず隠し撮り。
このベンチだって不思議じゃないですか?
ふと見るとこの近くに
ツーリストインフォメーション発見。
そうかぁ街中にないと思ったらこっちかぁ。
さすがに繁忙期。
カウンターに5人くらいお姉さんたちがいました。
あまり必要ないかなぁと思いながらも、出かけるととりあえずもらって帰る地図だけもらいました。
地図など見なくても見所はメインストリートに集まっているので大丈夫なんですけどね。
ここから街のほうへ戻ります。
まず最初の見所はこちら
Cattedrale正確にはDuomoとは違うのですが、街の一番重要な教会、大聖堂です。
800年代に作られ、ロマネスク様式に改修されています。
このportale(扉口)がとてもいいですね。
あれ?
んんん、2匹のライオンって書いてあるけど、ライオンに見えんなぁ・・・でもかわいい。
背中に何か乗ってるの?
中は
かなりモダンなんですけど・・・
ところがどっこい床のあちこちにガラスがはめてあるので何かと覗き込んだら
モザイク~
すごいんですよ。このモザイク。保存状態がいい!!
こんな情報仕入れてなかったので、結構感動。
最初、暗くてよく見えん、と思っていたら、誰かがライトをつけてくれました。
と言っても有料なんですけど。
1€で7分電気がつきます。
人がつけてくれた電気で写真を撮りまくる私。
ガラスがはまっているけど、光が入らず撮影できるいい方法見つけたんだ。
すごいすごい
ガラスとこの仕切りが邪魔~
ガラスの上には乗らないで下さいと注意書き。
これかがかろうじて2層に見えるかも。
実はあと1箇所というところで時間切れ。
でも堪能させてもらったので、電気をつけることなく終了。
このモザイクは2000年に発見された2層になったモザイクで、1層目は4世紀のもの。
一層目が535年から553年にあったゴートの戦争で破壊された後に作られた2層目は6世紀半ばのものだそうです。
このモザイクの存在で教会が初期キリスト教時代から有ったということが分かります。
ひひひ、いいもの見せてもらっちゃった。
しかし、この情報最初に知っていたら1層目と2層目の区別ちゃんと見て来たのに・・・
あ~あ情報を手に入れるのって大変だ。
こちらは主祭壇
そして
フレスコ画は1400年代かな?
あったり~!!
これはラファエロも学んだとされるウルビーノ派のものとされています。
この後いよいよ最愛のあの作品会いに行きましたよ~
のどかな街だな
でも恐ろしいほど自転車の数が多いの。
中国かと思ったくらい。大げさ、大げさ。
でもフィレンツェじゃありえない。
信号が青になるとご~と自転車の人たちが走り抜けてゆきました。
まぁこれだけ平地だったらいいよね。
お~い私の自転車・・・
ここですここ。
Musei civici-Palazzo Mosca
ここに大好きな作品があるんですが・・・まずは
ちょっと気になったここのチケット
学割は聞きませんでした。
9ユーロってちょっと高いなぁ・・・とは思うものの仕方が有るまい。
そしてこのチケットでRossiniの家にも入れます。
一緒に渡された館内の案内がこれなんですけど
これ実に凝っていて
こういう状態でチケットが挟めるような工夫がされていました。
だからどうした・・・と言われるとそれまでなんですけど、私はちょっと感動したんです、はい。
これが美術館の入り口
ここからは撮影禁止。
念のため窓口にいたお姉さんに聞いてみた。
もちろん撮影不可。
しかし、最近法律が変わって撮影できる美術館が増えたよねという話をすると、彼女もよくないと言っていました。
同感、同感。
館内に足を踏み込んだ途端、お目見えしました
Pala di Pesaro(ペーサロの祭壇画)
この写真はWikipediaから引用していますが、実際この美術館ではこの上の部分はありません。
上の部分はヴァチカン美術館に保管されています。
いや、この写真ひどいですねぇ・・・
本物はこれより数倍すばらしい。
数年前ローマでBelliniに展覧会が有った時に一度見てはいるのですが、何度見てもいい。
この作品はヴェネツィア文化とマルケの文化、つまりPiero della Frnacescaなどの文化が混ざった作品として非常に重要な作品だと説明されていました。
こちらはSan Francesco教会の祭壇画として1471から1483年の間に描かれました。
実はPala di Pesaroと呼ばれる作品は2枚あるそうです。
もう一枚はこれから50年後、Giovanni Gerolamo Savoldoが1524-26年に描いたもの
一般的にPala di Pesaro(ペーサロの祭壇画)という時はBelliniの作品を指し、こちらはPala di San Domenico di Pesaroつまりペーサロの聖ドメニコ教会の祭壇画と区別しているようです。
こちらはブレラ美術館に保管されています。
そのSan Domenico教会は
今は郵便局になっしまっています。
その頃の名残はこれだけ・・・
ロマネスクのファサードにgotico-malatestiano (ゴシックーマラテスティアーノ)と呼ばれる扉口が1200年代の面影を残すのみ。
このうずくまったライオンがマラテスタの特徴を現しているそうです。
マラテスタとは13世紀から16世紀この地方を治めていた家系です。
いやいや、これだけで満足。
この作品をしばらく独り占め・・・涙出そ。
そのほかにもPala di Pesaroと同じ部屋に
Giovanni BelliniのPadre eterno(天井の父)
Madonna con Bambino e santi Francesco, Girolamo,Chiara e una monaca donatrice
(聖母子と聖フランチェスコ、ジローラモ、キアラと寄贈者の修道女)
Guido ReniのCaduta dei Giganti(巨人の没落)
Lorenzo Monaco(Piero di Giovanni)のCrocifissione(十字架上のキリスト)
などが見所でしょうかね。
入館者もほとんどいなくて、ゆっくり見られたので、ここで一時間くらい費やしてしまいました。
入るときはなんとも思わなかったけど
寝てる・・・
それにしても気持ち良さそうじゃないですか、お姉さん。
実はこの美術館の前の広場には座布団が用意してあってゆっくりくつろげるようになっていました。
また無料(だと思うのですが)のカフェコーナーがあって、温かいお茶(もちろん紅茶ですよ)とかコーヒーとか自分で淹れて飲めるようでした。
私は熱いものはちょっと・・・だったので試してはみませんでしたが、こういうサービスのある美術館も初めてです。
この後セットだというRossiniの家に
ただしあまり見るところがなく、10分ほどで出てきちゃいました。
街の中には
至るところにRossini festivalの看板が。
これがRossini
ちょっと怖いよ・・・
オペラのチケットにもこの顔が印刷されていました。
これは私が見た演目のポスター
若かりしのRossiniでしょうか?かなりスマートですよ。
これがメインの広場
こちらの建物はPalazzo Ducaleですね。
そして写真を撮っている人がいて気になったこれ
埋め込まれていました。
噴水
第2次世界大戦で破壊され、1960年に再建されたものだそうです。
こうして街の主要な名所を午前中で周りきってしまった私は、駅に荷物を預けるところがあれば、もう1箇所訪れる予定で駅へ向かったのです。
朝ホテルでも確認したんだけど見つからん・・・
仕方がないので売店のおじちゃんに確認したら
「この人に預けるといいよ」と
「は?」と思ったら、実はその人が荷物預けるところの係りだったんです。
「今俺は休みだから、タクシー乗り場の脇に行って」と言われ言われた通りに行ってみたら有りました・・・
わかりにくいったらありゃしない。
どうやらタクシーの運転手が交代で受付しているみたい。
ちょっと不安ですが、まぁ仕方がない。
時間制限ないのかしら?
1個3€で預かってもらいました。
「引き換え券なくしたら受け取れないよ」と注意されました。
ようやく身軽になった私は(ホテルを出てからず~とスーツケース引っ張っていました。美術館内では預かってもらいましたけど)さてこれからどこへ行ったのでしょう?
ヒントはこちら
ということで続きはまた次回。
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