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FRIARS'N'SNIFFERS

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薬院UTEROギグを終えて~2014総括

2014-12-31 15:15:00 | ucchhy
遡る事10日前。
場所は福岡・薬院UTERO近くに停めた楽屋代わりの車の中にて。
今回もギグ前に1人になって思いを巡らせていた。

レコーディングから始まった本年。
誰に聴いてもらっても胸を張れるナンバーをVAに提出できた。


CD発売直前に自身7年ぶりとなる地元のようで地元じゃない広島市でのギグ。
止まった時間を戻してやる!と意気込んだギグの結果は大きな温かいヤジで
気持ちよくプレイできた。
そして元相方はストリートに戻ってきた事も嬉しさが重なった。

その1ヶ月後はメンバーの地元・山口宇部にてのギグ。
この日の朝、職人スキンヘッドの大阪の先輩の訃報があった。
オープニングで叫んだよ、
oi!oi!skinhead!get your hair cut!!
観てもらいたかった結婚したあの子も観にきてくれた。

そしてゴールデンウィーク明けの大阪。
casualsを前面にだした大舞台。
楽屋、客席では俺がレコードを聴いてきた先輩がいっぱいいて今の俺を観てもらえたことがギグが終わったあとの称賛の声は俺達が成長できたのではと思えた。

真夏の福岡天神でのギグ。
気温も俺の体内温度も高くハードコアバンドの中で今の自分を出す事ができた。
この日のテーマは「負けんぞぇ!!」だったな。

そのギグを観てくれて声をかけてくれて出演決定の俺の親父のルーツの佐賀でのギグ。
夢って叶うんだな、そう思うけどもちろん1人じゃ何もできない、周りの協力あってこそ。
墓参りの後にハコに向かう、、、そんな事ができるって俺は本当に恵まれている。


友人でありライバルのいる姫路でのギグ。
同じVA参加のThe Solutionと対戦の絵も書いてくれたkawano氏。
前バンドでここ姫路で出演出来なかった悔しさは晴れた。

そして本年度千秋楽の福岡薬院での今夜。

俺はこのバンドでひとつ周りの人達に自慢できる事がある。

俺達出演のどのギグの日もその日のギグの土地以外のお客さん以外で県外から俺たちを観に来てくれた友人、先輩たちが最低でも1人でもいたという事。
そんな時まさに5人目のメンバーみたいで心強い。
遠征・・ラクじゃないはずだよ?
やっている事にどんなに自信あってもこんな人達に支えられて俺らはあるんだ。

だから今日も気持ちこめてステージにいくのだ。
遠征してくれてまで観に来てくれてる人たち本当にありがとう!
キメてキメてキメまくってのステージは・・・・















バンドが出来なかった時期がウソみたいだわ。
腐っても根拠のない確信があった、いつか俺はステージ立つ、と。
それでも「俺はダメだ」この劣等感が俺を動かして今がある。
あきらめてはなかったからこの遠距離バンドを選んでメンバーに理解を求めた。


来年は少し活動ペース落ちるけどまた1本1本のギグに力を込めていくよ。
これからも。

不器用な活動。
でも笑いはあるよ。
マジだから。
いやほんとにね。


その俺たちを来年もよろしくお願いします.
ありがとう、本当にありがとう!

see ya!
next year!
laters lads!

おまけ!
L→R
ドラマー亮一
ベース井上
シンガーマサミツ
厚狭hard manハトキ
ギター下手の横好きme
young casualsユーダイ(元相方の大輔と似てて笑ったな)



福岡ギグに向けて。

2014-12-16 21:19:00 | ucchhy
本年2回目の福岡でのギグ、、

ALCOHOLIXのシンガー極楽くんの以前プレイしていたバンド、
MIDNIGHT TOKYO(バンド名サイコー!)の復活ギグ。

年間通して同じ土地で2回のギグをするのは岡山以来で不思議な気持ちになるんよ。
いや、それ世間じゃ普通なんよね?
そのバンドの地元でギグするなんてさ。

でも俺はこのバンドの地元意識ってものがない、俺はね。
だって俺が広島の端の福山で他メンバーは山口出身の福岡在住。

そんな環境の中、イベントに誘ってもらう事に感謝すると同時に心の中でここで俺らを気にいってくれるお客さん、そして友人を作りたいというシンプルな気持ちがあったりするんだ。
つまり住んでるワケじゃないけどまたギグ出来るように地元に近い感覚にしたい、と。

年頭の1月〜2月にリハ、レコーディングをしたSTSスタジオは今回ののハコ、薬院UTEROの近くにあってスタジオでて歩きながら天神に向かう深夜、ここに出演した事あるメンバーにどんなハコだったか?なんて聞いたりしてたけど縁あってそこで今回ヤレるのが嬉しい。

本年度の千秋楽ギグ。

俺らはこのギグで以降、来年は少しギグの本数が減ることが予想されるんだ。

ということは入るよね、思い入れと気合いが。
やっぱり俺はリラックスしてギグに取り組むなんて出来ない運命みたい。

いつもギグ前の1週間きるとひとつずつやる事あって。

スタジオでアンプのチェック→
エフェクターボードの中のテープ貼り→
ギターのネックとフレットボードにオイル塗って除湿器まえに置いて乾燥→
ステージの服を選ぶ→
坊主にするべくバリカン→
ギターの弦張り替えて最終調整

これしてる時にあぁギグ前じゃな、、と嬉しくなってたわ。
いつも。

これが今年はあと1回と噛み締めて緊張感を楽しんでるよ。

ギグ前の楽屋でグータッチがキマりゃ俺らのギグはイケる。
なんか不安が飛ぶんよ、あんな事でも。

ステージからみた光景はどうだろ?
俺は持ってる力を最大限にだせるか?
客席では楽しんでくれるだろうか?

ギグが終わった後にタバコに火をつけてその味が最高の味である事を願うね。

今年は九州地区で3度目のギグ。
天神・四次元、佐賀RAG.Gで出会った人たち、待ってるよ。

そしてまたこの日、初めて出会う未だ見ぬ誰かと交流ありますように。

HAIBOKURECORDS PRESENTS
「2nd EXPLOSION UTERORYTHM- REVISIDED MIDNGHT-」

12月21日(日)

福岡・薬院 UTERO(薬院)

入場料1000円(+1D)

MIDNIGHT TOKYO

FRIARS‘N’SNIFFERS

snarekillsnation

NUN CONTENA

5SPEED

DJ:SAITA(CHAINSAW TV)

xPOCOx(INVISIBLEMAN)

CLUCTH(SUBMERGE)



姫路ギグを終えて。

2014-12-02 23:27:00 | ucchhy
気付けばもう10日近くたってしまった姫路ギグ。

書き残したい事も伝えたい事もあるけど思う事あってなかなかPCに向かえなかったのだ。
でも全然覚えてるよ、あの日のこと。

やっと対戦できたTHE SOLUTION、やっぱり胸を打たれたNATURAL BORN MASTERS・・・
他バンドも素晴らしくていいイベントだった。

前日記に書いた通り思いっきり意気込んでこのイベントのステージに向かった俺なのだ。

ギグ前夜ウチに泊まりに来たメンバーと飲みながら他愛もない話や服、パンク談義してると俺らのバンドのあり方だなとこんな時にも思う。
会話の中に常にこのバンドに絡む事、ギグの事が絶えずある。
仲良くなくてバンドができるもんかよ。

いつもこの雰囲気が俺らのギグ前かもしれない、もちろんそんなの会話中に意識してないけど。

さて姫路に向かう。
会場前では大きな祭りが行われていて連休の雰囲気ばっちり。
姫路ベータの地下に向かう階段がイイ感じ。

リハ後にメンバー3人と撮った姫路城バックのこれ、なんか気にいってるんだ。



SOLUTIONとも撮った。Three stroke productionサポーターな彼等とパチリ。


本番前すこし1人になれるとこ見つけて自分に言い聞かせた。

「オマエ、キョウ、スベッタラ、アウト」

前日記で散々思いを伝えたこの姫路ギグ。
キーマンkawanoくんは高揚して酒が進んでる。

広島ネオポリスホールでの楽屋での事、岡山ペパーランドでの再会。
これだけのシチュエーションでしょっぱいギグしたら・・・。

バンドだからな、メンバーとの昨夜の笑いを思い出せば大丈夫。
だから本番前のこの画像も気にいってるんよ、なんか良くない?


SEは前回から使用しているBACK HOME。
いつものグータッチでスタート!

初めまして、の姫路の客にもやはりかっけー客が観てくれてる!

でもこの日もありがたい事に遠方からfriars`n`lads,guv`たちがホールで見守ってくれたり、楽しんでくれたりしてたことが俺の勇気だ。
毎度ながら俺達は決して独りじゃないんだなと感謝しっぱなしだ。

CRIKEY CREW片山ヒロキ氏・・慕ってやまない兄方が来場してくれている。
等身大に自分を観てもらいたかった。
ミスターcasualsも優しく見守ってくれているであろう。
客席にMA・STRUMを着たジェントルがサプライズできてくれてる!
鳥取oi!boy brosは付き合い長くなったがこのバンドギグは初見だよな。
広島・尾道と岡山・久世のみえないラインのパスワードはskinheadだろ、でも俺を観てみ!そこに割り込んだるんだから!
そして嬉しい事に元相方メンバーも美人奥さんと一緒にきてくれた。


相変わらずのオーバーアクションによるギターミスはあったけど出し切ったはず、今の俺らをね。










以上twitter@_HeSoCunt_くんより拝借

NATURAL BORN MASTERSステージでfriars‘teeを着用してたね、サンクス!


終演後に元相方と。彼の「アソコんとこ良かったですよ!」と言ってくれたのがなんか懐かしくて嬉しかった。


偶然とはいえこのTTab並び具合は必然じゃない?
かっこいいもん。



そしてギグから1週間もたたない翌週土曜に同士でまた集まった。
忘年会の体ではあったけど話題の幾らかは「お疲れ様」的なね。

でも大事なのはバンドプレイ全体におけるナルホド!な指摘、ぐうの音もでない意見・・・これを言ってもらえる事。
この話題ができる先輩、友人こそ俺を成長させてくれる。
そのメンバーってギグ終わってハイお疲れさん、じゃないバンドマン。

だからペパーランドでプレイするバンドってレベル高いんだろうな。
お堅い話しても飲み終わればこの顔だしね。


姫路ベータで出会った方々、遠方より来場くれた方々、twitter、facebookで反応して応援してくれてた方々、はたまた気にかけてくれた方々!
本当にありがとう!

自分自身のパンクロック探すよ、まだまだ。

次回は12月21日、福岡は薬院uteroです、ヨロシク!

近況(副題さようなら、ぼわちゃん)

2014-10-31 21:36:00 | ucchhy
10月の近況をば。

男が仕事忙しいアピールするのはダサいと思うが今は言わせてほしい。
社内でやばい事案があり毎日追われている。
そんな中、自分を奮わせられるのはやっぱりパンクロックだ。
車ん中でoi!/street punk、neo modsが俺を応援してくれてる。
そしたらいくよね、バンドのことが。
ネクストギグに心が。

姫路ギグ・・・
モチベーションはあがりっぱなしだ。

でもイヤな思い出が頭をよぎる。
8年前、同じように俺の伸るか反るかの案件業務を抱える中で前バンドは気持ちがすれ違っていった事。

そんな折に名古屋にThe hawks主催のskinheadイベントにCRIKEY CREW同行で。
ライブハウスred dragonと中華料理屋しかいかなかった5時間滞在の弾丸旅行だったが本当に行って良かった。勉強のつもりが興奮と感動を福山へ持って帰った。

前述した辛かった以前のこと、業務に追われている現在・・・
CRIKEY CREWの「fight back」で俺の悩みは吹っ飛んだ。
この先輩バンドを初めて観たのが18年前、フルリスペクトな気持ちは変わらない。
この日の映像はこれ。
(文中の「fight back」は11分18秒から)




そしてこの日の事を・・・

我が家の愛してやまないうさぎのぼわちゃんが亡くなった。
どれだけ日がたっても悲しみが止まらない。

子供のいない我が家ではうさぎ達が俺を癒してくれて明日への活力、責任感を持たせてくれたものだ。
複数のうさぎを飼ってきたがいちばん長生きしてくれて俺ととても仲良くしてくれた。
デリケートな生き物だけど賢くってね、毎朝決まった時間にお越しにきてくれるんだよ。
トイレも守ってくれて家具をかじったりしないからリビングで放し飼いしてた。

長生きしてるとはいえ最後は心臓を患っていて病院からも年齢を思えば投薬は勧めないと言われた。
毎日マッサージをしてあげていっぱい話しかけた。

最期を看取ること出来ず…
帰宅するとまだ暖かい身体で横たわっていた。

人間は愚かだよ。
本当に愚かだよ。

本来、動物は自然界で生きていくもの。
人間の欲望で人工的な空間で住み、行った先で人生を左右される。
ペットショップで売れ残った小動物は処分される。
その子たちを我が家では数頭ほど引き取った。

ぼわちゃんもその一羽で8年前にファミリーとなった。

楽しかった過去の思い出を思い出すとやっぱ辛くて・・
もう作れない思い出の未来はもっと辛くて。

でもこんなに悲しみに暮れるなら、いっそ自然界の法則に従ってペットを招きいれなきゃいいのでは?と思った。

違うよな。
動物と共にした人はわかると思うが言葉に出来ない共存共栄を感じると思う。

今回、悲しすぎるのは複数飼ってきたうさぎの最後の一羽だからとかいちばん仲良くしたから、だけではない。

以前より命の儚さを感じるようになったからだ。

こんな時の悲しみの耐性をつけたり和らげる方法はあるのか?

俺は思う。
辛さと悲しみを精一杯に受け止め心の器を広げる度量を育てる、それしかないのでは?
もちろん、それでも毎回こうやって悲しみを背負う訳だけど…

ごめんね、ぼわちゃん。
病気治してやれなくて。
キミは今度は健康な人間に産まれてきてね、俺はうさぎに生まれ変わるから。
その時どこかのペットショップいると思うから絶対にみつけてね、俺を。
仲良く暮らそうね。

さよなら、ぼわちゃん。
キミは素敵なうさぎちゃん、向こうで美味しい牧草みつけるんだよ。


ありがとう、ぼわちゃん。
キミからもらった優しさを死ぬまで忘れないから。

うちかわ ぼわ(女の子)
享年8歳


ぼわって毛並みがもじゃもじゃだからと妻がつけた名前だった















独り言。

2014-10-03 23:02:00 | ucchhy
佐賀ギグ終わってもう2週間かー

帰りが1人で頭ん中をグルグル色んな事を考えてたらこれいっそブログに残しとこうと。備忘録みたいなもん。
最近ココに書くネタも尽きてたし。

あまりにパーソナルなことなんでオチもないからおヒマな方だけ読んでね。
ノイローゼじゃないからねー!

んじゃ回想スタート。

イベント終わって軽く打ち上がって店出ても飲んでたら記憶があまりなく翌朝メンバーから聞いたのは俺がタチ悪くクダ巻いてたと。
最近酒に弱くなって想像したくてない自分になってると自己嫌悪の中ひとり帰路に。

爆音でThe Boys新譜を流す。
昨日のギグ…気持ち良かったな。ミスいっぱいあったけど。
俺は何か一石を投じれたのだろうか?
いや俺はやれるだけの事はやった、そう思えば次に生きるはず!

頭の中で福岡は四次元ギグからの昨日までを時系列に思い返してみる。
九州2連チャンのカード、この日に至るまでって…なんか…夏ぅ!真っ盛りぃぃ!って感じで。
って俺いくつだよ?
張り切って新しいエフェクター買ってアンプの修理もまたやって。
なんせ佐賀でやれるなんて。
福山で産まれ育ったけど本籍って前は佐賀だったんだよな。

標識が小倉を指す。
つーかまだ小倉かよぉ…
わかっちゃいるけど交通機関使って来れば安くて安全なんだろうな。
後ろに山積みの機材たち…これを運ぶから車で来てんだよな。
でもちゃんと使いこなしてるか微妙だな…今回だってなんであんなに本番は音が乾いてたんだ?
リハと違くなかった?
アンプを運ぶ価値はあったのか?
俺はミュージシャンごっこがしたいのか?
…いやこのアンプ、メサブギちゃんでコケたら仕方ない、そう思おう。
こいつと心中だ。

だってメサブギ…俺のギターヒーローが使ってたから無理して買ったんだよな。
俺の原点…

原点ってあれだ!
中学生の時に深夜のベストヒットUSA、ミュージックトマトをテレビの前にラジカセ置いてナマ録音してたんだよな。ライン端子あるの知らなくてガチャ録り。
夜更かしして次の日、授業中睡魔に素直になり怒られーの休憩時間に自慢したんだよな、エアギターで。いやホウキも使ったか。
何の曲が流れるかわからないからテレビの前で絶えずスタンバって好きそうな曲、知らない曲が流れたら録音ボタンをえいっと押して。
ある夜に母親が後ろから
「早く寝なさい!」
と怒鳴られて俺が
「しーっ!いま録音しとんじゃけぇ!!」
とやり取りがしっかりテープに吹き込まれたけどあの俺のベストセレクションテープが原点じゃなかろうか。
あの両面120分に及ぶテープすごく聴いたな…
辞書片手に単語調べたり。
いちばん印象的なのこれ。


そうだ、そのテープを初恋のラバーソールが似合うあの娘に意を決して貸したんだ!
何の曲が良かったか聞くと俺と母親のやり取りのとこがすごくウケたって答えられてめちゃ恥ずかしくなって…
フラれるわな、そんなダサいやつ…
でもその娘ったらワタシもそれと同じ事あったと付け加えられた時にもう俺トンだよなー。
ずきゅん、ばーーんって。
ゴーバンズの世界そのままの娘だった。世の中の女性はみんなこうだと思ったくらい。

リリックはこれ。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E00777


このナンバーで救われた童貞君は多いはず。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E00778

あのテープどこいったんだ?

ぼーっとしてたら、またサービスエリア過ぎた。

山口は通過したか…
メンバーの地元。5月の宇部ギグも面白かったな。
彼らも何か残したのかな、心の中に。
そいや頭の中の新曲を鳴らしてみると早くこれを形にしたくて。
山口にいる時に思いついたメロディ。。。

やっと広島入ったか。
しかし忙しいな、俺。
でもバンドがやりたくても出来なかったあの空白の日を思えばあの日に戻るのはマジ地獄だ。
誰とバンドやってもうまくいかず。
その頃イカれてたな。
誰とも連絡してなくて。
困難から逃げる現実逃避には手っ取り早い快楽がイチバンで…
それも即効性のあるやつ。
いわゆる自暴自棄。
ご多聞に漏れず俺もなりたくないヤツに落ちる。
その時は逃げれても何も残らない。
確実なのは空っぽになる財布と虚しさだけか。
みんなと会うのが辛くて岡山ペパーランドにも出張先の広島市内の飲み屋に顔もださなかった。

パンクが出来ないならいっそパンクじゃないバーで飲んでブルースを勉強した。
頑張ったけどトシとりそうでやめた。
JAZZバーも通ったな。
結果は頭の固いオジ様と口論して追い出された。
ならばとフォーク喫茶にも行った。
寝つきの悪い俺が眠くなるという意外な安眠療法をみつけただけだった。

ハッキリしてきた、あの時に今さら。
やっぱりパンクロック、とりわけoi!/street punkがしたかった。
それもイカつさとキャッチーなのが同居したやつ。
どんだけ周り道したんだ、あの時。

だからこの忙しさをダルいと感じた時にバンドをやめなきゃいけない時だろ。

あの録音を重ねて自分だけのオリジナルテープを作った夜を思い出したらあんな自分を見失うことなくてラバーソールのあの娘はバカじゃなーと言いそうな一言を(得意の)妄想でカバーしてバンドが出来る喜びを感じれたら。
こんなロングドライブ、辛くない。
悪くない。
望んだ事だからな。

…。
…。
いやそれでも1人のドライブは疲れたー!
帰宅してこの疲労もギグのうちと言い聞かせた。


ね、何のオチもなかったっしょ?