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FRIARS'N'SNIFFERS

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福山ギグを終えて②

2015-09-02 00:46:00 | ucchhy
前回のブログでお詫びをして気を取りなおして当日の事を。

20年ぶりの福山でのギグ。
やっとここまで来た、きっと今日のギグが終われば何か自分の中で区切りがつくんだ、と思わずにいられなかった。

この日の対バンは90年代に前バンドscreaming fat ratで何度か福山に来ている福岡the practice。
福山に縁のあるバンド。
(先に言っておくと我々の後に出演したけどそれはもうSweetなバンド!)
そして山口代表パンクバンドROZWELLS。
俺以外のメンバーの地元、厚狭から近く彼らも前身バンドから認識していた、と。

なおさらこんなシチュエーションならば燃えに燃えてて。

リハも気持ち良くて、気分も上がって今日は全バンド観たいなぁと思ってよく知る友人のステージを見ると緊張が増してROZWELSはしっかり客をノせるのがうまくてこんなバンドが先にやられると次の出番の俺はこんな時いつもやりにくいなー!と思ってしまう。

…でもこの日は違った。
それは…


俺はいつも始まる直前の楽屋でメンバーに「ありがとう」と言っている。
それは俺が望んでたまらなかったバンド活動、これを再開することが出来たのは彼らがいるからこそだから。
スタジオ練習ひとつもあくせくしてしまう距離も覚悟で彼らは俺と向き合ってくれている、そんな彼らにこの地元福山のライブハウスで「ありがとう」を言えた。
いつもより真実味あるはずだ。

その彼らと共にステージに上がる、誰よりも幸せを感じてギグをする俺は例え誰が俺の前にプレイしてようと何がやりにくいってのよ?
前に出るだけだ、彼らと一緒に。

だって客席みてみ?
あんなに友人、知人が来場してくれている。
広島市内~岡山県北と場所は様々なところから。

俺はいつも1人トボトボと広島、岡山へライブへ向かってた。
でも今日は反対に多勢の友人が来てくれている。
ありがたいよ…

ステージに立って客席をみた時に真っ白になった頭の中でもハッキリ覚えてる。
俺が欲しくてたまらなかった瞬間ってこれだ、そこに俺のギターの音!

この日のギグ、いつもよりみんながどのバンドも真剣にみようとしているのがわかった。
反応もいい。
だったらいつもよりオーバーに。
コケるんなら思いっきり、の気持ちで。
それでも冷静さを忘れずに。













最高に気持ち良かった、これが金で買えないものなんだろう。
だけどわかってる。周りの友人の協力、応援あってこそ、あの時いつもあるって。

高校生の頃、ライブハウスとも言い難いけど「サウンドウェーブくり」というところでやっていた時に客が3人だった時がある。
確かギターがハウリングしまくってるという事でPAのオジさんから何故か怒られた、ライブ中。
失笑のなかアンプのボリュームさげたら全く聞こえず困った思い出が。
横柄な態度でガキだからキツく当たられても大人が俺のギターを聴いてくれたと思うと嬉しかった。人前でギター弾ける喜び、憧れだけがあった。
あの時も今も相変わらずギターは下手だけど情熱は変わらない。

それを思い出すとこんな歳の取り方も悪くない。
バンドが出来なかったのも福山に馴染めなかったのも俺の意固地からと思うと気は楽になる。

俺はまだ間に合うのか、これをテーマにしてたけどさ…
そもそも始まってもなかったと気付いた。
ズッコケるオチが俺に待ってた。

だって俺のギター…うまくはないけどガッツは感じてもらえたでしょ?
あ…わかんなかった?

バンドはなかなか直向きでしょ?
不器用だけどもスピリットあるバンドと思いません?
あ…これもわかりにくい?

じゃあ何回でも頑張るから、どうかまた観てもらえないすか?
このバンドを。
もし面白くない!と感じたらチケット代は返すから。

実はこれ、高校生の頃チケット持って福山駅で声かけまくってた時に言ってたセリフです、やっぱりあの時と同じ気持ちだ。

その気持ちを取り戻させてくれたあの日集まったお客さん、激励メール、電話をくれた友人知人、The lostnunbersありがとうございました!











福山でのギグはこんな形でした。
でもこれを打ってる最中もまだ主催バンドを思うと、来てくれたお客さんを思うと手放しで喜べない。
全ては俺の責任なのです。
幻としてしまった事をずっと背負っていこうと思います。
申し訳ありませんでした。

福山ギグに向けて。

2015-08-25 20:25:00 | ucchhy
俺は前バンドOUT ATTACKでもそうだったが地元メンバーでバンド、ましてギグするなんて考えられなかった。

ここには俺の思うパンクなんてあるかいや!!
・・・と思っていたし何より音楽におけるツレがいなかった。

その時の地元への心境、今の心境は以前ここに記したのだけれども。
それが3年前に書いたコレ
↓↓
http://blog.ap.teacup.com/friarsniffer/36.html


いや、正確には友人がいるにはいたし幼馴染みは90年代~2000年初頭、メロディックシーンでドラマーとして福山の音楽界隈では第一線で活動していたし。
小学校低学年から知る彼が羨ましくみえて少し悔しくて。

その幼馴染みから誘われて(トータル10回もなかったけど)ライブに行くと・・・・
ジャンルが違うとかそうじゃなくて相容れないというか・・・
なんというか・・・

高慢な気持ちで冷めた目でみてしまっていた。
そんなだから友達なんて出来るはずもなく。

なんで俺が一方的に厳しい目で地元のライブを観ていたのかというとリンク先のブログでも記したようにその頃すでに岡山、広島のハコに出入りしていたからだ。

俺の求めていた「男がみてカッコいいパンク」こんなバンドをやりたい!
そんな気持ちにさせられていた。
いつも1人でライブに向かって帰りの車中ではバンドが出来ない現実に悲しくなってうんざりしつつ、それでもバンドをやろう!と幾らかはバンドをやったりした。
紹介されたり無理やり入れてもらったりとしてみても、まぁ見事な空振りの連続で。

それでも何とか分かり合えそうな友人も広島でできてそれがOUT ATTACK。
後から加入の形だったけど当時は広島⇔福山でバンドやってるやつなんていなかったはず。
それがいまや福岡/山口/広島の混成バンドだからつくづく俺には地元がないな・・・と思う。

3年前に大好きなハコ、岡山ペパーランドでファーストギグがあったのは俺の誇りだ。
広島ボーダーでのギグは前バンドが空中分解した因縁の場所だけどばっちりオトシマエはつけれた。
メンバーの地元、山口/宇部でのギグも彼らをリスペクトしてる俺からすりゃ特別な街だから感慨もひとしおだった。
現在のメンバーの住まいのある福岡は世代的に憧れのあるワード、博多/めんたいパンクにこのメンバーで乗りこめたのが嬉しくてたまらなかった。
俺の家系のルーツ、佐賀でのギグは本家の墓参りしてから向かってこんな俺でも孝行できた。

オセロの要領で少しずつ白にひっくり返してきた。
かつては黒が先行した俺の頼りないバンドライフだったけど、確実にちょっとずつひっくり返して俺の思った色に染めつつある。

でも・・・なにか足らないとこがあるとすればあとは今の俺の地元・福山でギグすること。

オセロなんて下手な例えだけどあんだけ悪態ついて減らずグチを叩いた俺だけど。
俺のテーマのひとつ
「俺はまだ間に合うのか?」
これを確かめたいんだよ、マジで。


このバンドでのファーストギグがあった夜、全て・・とは言わんが俺のモヤモヤが吹っ飛んだ快心のギグができた。

福山で現在バンドやってる知人もこの日のギグを観に来てくれた。
「こんな雰囲気、福山じゃないよなー!」
そう言ってくれたのは今回の主催者のThe lostnumbersのシンガーだ。
対バンで元バンドメイトもいた。
それはThe lostnumbersのベーシスト。

この日以降、俺は福山でイベントに足を運ぶようになった。

なんと転がっていた、楽しい事もカッコイイ事も。
相変わらず俺はパンクに偏屈なとこあるけどそんな事もThe lostnumbersベーシストは笑って話をきいてくれる。
このイベントには出演しないが同じ備後地区ではLEGION EAGLEのシンガーだって同じ地元の笑いあえる友人だ。
最近じゃバンドはやってないけどロックフリークな友人ができたり、名物女性PAと話したりと今さらこの福山も捨てたもんじゃないと相変わらず生意気に浸ったりしてるんだわ。

取り戻せるか/
俺はまだ間に合うのか/
本当はこの福山でツレが欲しかった

わかってるって!
それは俺次第なんだろ?

20年ぶりの福山でのギグ。
でもなーんも変わってないな、14歳でパンク聴いた時から。

トータル28年分のパンクをブチカマすよ、そうでもせんとあの頃の俺に申し訳ないだろ?




福岡ギグ終了して10日。

2015-07-29 22:18:00 | ucchhy
今年イッパツ目のギグが終わって10日がすぎた。

当日の出演者も普段の生活に戻って来てくれたお客さん、友人たちもやはりいつもの生活を過ごしているようだ。

でも俺はまだ夢の中みたいだわ。
いやあれホントは夢だったんじゃないかとすら思う。

前日、岡山ペパーランドでCRIKEY CREWのギグを観戦。
勇気も友情も手に入れて自分に気合い入れて深夜そのまま出発。

シンガーは先日、実家山口に引っ越して生活に順応するよう奮闘中。
偶然にも俺を含む他3名も生業が忙しくその合間を縫ってリハーサルしてた俺らは本当はコンディション良くないんじゃないかと思う。
でも絶対グッドステージが出来ると思ってたのは去年のひとつひとつのギグが俺を少しずつ変えてくれたからなんだな。


本番前の楽屋。
色んな思いを巡らせてた時にふとiPhoneをみると気付かなかったが取引先から引くほどの着信。
こんな時間にかかってくる電話なんてロクなことない。
電源をオフにするとき、なんか知らんけとウチらってほんまの意味でワーキングクラスなんだな…って思った。
俺だけじゃないメンバー全員、抜けられない仕事があってそれでもバンドに立ち向かう。
最高じゃねーか、まったく!

実際、本番では全く思った通りのギターサウンドではなかったけどもうそこは振り切ったテンションで楽しむ、どこの誰よりも。
今回ね、ステージからみたタバコの煙、アルコールの匂い、すごい記憶に残ったよ。
みんなはどうだったんだろ…
俺はすごく楽しんだよ、ギグ出来なかった半年分!

打ち上げでALCHOHOLIXのメンバーと改めてそれぞれ喋ったけどバンド、イベントに対する姿勢が素晴らしくて。
リスペクトしかないよ、マジで。

パンクだから破天荒だとかそんなん無縁なしっかりした考え、クチ先だけでない行動、だからあのアルバムあるんだな、と。

イカついtattooを見せびらかすでもなくベーシストは今日の俺のステージの感想を言ってくれた。
剛腕ドラマーは昔話まじえつつ、またやりましょう!と締めてくれた。
ギタリストは打ち上げの席にまで気を使って場を盛り上げてくれた。
一見、ファニーな佇まいのシンガーはステージ上がれば別人。

素晴らしいバンド…

高校生とか観たら、こんな怖そうだけど実は面白くて、そしてステージはキマッてるお兄さんおったらパンクスまた増えそうよ、絶対。

とは言え本調子とはいいにくいギターサウンドでアレ…?って顔した友人たち、ゴメンなさい!
そしてありがとう!

天神・四次元!
最高にヤラせてもらいました、ありがとう!

俺のミスを次の課題…と前向きだったマイメンバー、ありがとう!

そしてALCHOHOLIX!
アルバム発売おめでとう。
いつも最高の空気を作ってくれてありがとう!


さて次は8月29日!
大嫌いな街、地元福山にて20年ぶりのギグです。

また思いを書くけど、これまた思いを馳せてステージに向かうよ。
詳細は次回にて!


撮影 福岡photographer HBK氏






打ち上げ終了朝5時(笑)




7/19 福岡ギグに向けて。

2015-07-15 23:07:00 | ucchhy
こんなにブログを空けたのはこのページでは初めてだねー

2つワケがあるのです。

ひとつは前回投稿したとおり生業がマジ多忙になってしまいPCに打ち込む余裕がなかったこと。
でも常にパンクは頭にもあったし実際マイルームでも車ん中でも常にこのバンドに絡む音源や俺の生活を応援してくれる音がスイッチひとつで流れてくれたこと、そんなパンクに感謝している。

もうひとつは一部のツイッター、facebookでのあまりに軽薄だったり心の無い言葉の羅列にうんざりしていたこと。

例えば。

自分の信念持つのは構わんけどそれをドヤ顔で押しつけてきて持論をさも正論かのように一方的にまくし立ててる
(音楽の話よ?どうせ伝えたいなら振り向く言い方しなよ。)

とか

年下の知り合いが「オマエ」「~~だろ」と読んでイラッとする内容を平気で書いてる
(その命令口調、俺に言うてる?)

とか

主語がないのに思わせぶりに誰かの非難めいたこと書いてハラハラさせる
(気になってソレ誰のことかと考え始めたくらいにまんまと負のペースに乗ったことに気がつく)

とか

明らかに酔っぱらって書いて楽しいフィーリングなら歓迎だけどネガティブなこと書いてる
(それは構ってもらえる人をみつけなさい)

そもそも読んで(聞いて)しょうがないこと書いてる
(なんて答えたらイイのかね?)

妙な知ったかぶりを書いて悦に浸っている。
(本当に大事にしていることなら丁寧に記すはずじゃね?)

仕事の話ってふむふむと思う内容にしておくれよ
(日報か!)

etc!
etc!
etc!

別に俺だって、たいしたことココに書いちゃないけどさ・・・
ネットのマナーってわからないけどどれも違反なんてこたぁないだろうし自由だ。
でも俺はそんなインターネットに少し疲れてたんだ。

仕事で憂いを感じたり、ネット上の言葉でいちいちムカついたりと俺は本当につまらんヤツだとつくづく自分で思う。

今年一発目のギグの福岡・四次元でのALCOHOLIXレコ発ギグにありがたくも出演する運びとなった時にホントは心の中でこんな状況だから俺のテーマは「フラストレーション爆発!」にしてやろうかと思ったけどALCOHOLIXシンガー極楽くんからのオファーもらった瞬間にこれはハッピーなギグが出来ると想像できてそんな一方的なマスターベーションなギグはどうでもよくなった。

過去の福岡でのギグは全て彼のオファーだったけど、どれも素晴らしい雰囲気なイベントでね。
メンバー全員オトコマエでどこまでいってもパンクなサウンドで。

楽しませてもらうと同時に今年一発目のフライアーズを俺らしく全身全霊でブチかまそうと思う次第なのです。

ただボンヤリと活動が止まってたわけじゃない。
ギグできない時もずっとイメージしてこの日を待ってた。
スピリット、アティテュード全力に研ぎ澄ましてステージに向かうよ。

天神・四次元ALCOHOLIXレコ発!
ヨロシクです!

ALCOHOLIXのPV、これ深くていいね!




結局パンクロックだろ?

2015-01-26 19:12:00 | ucchhy
あんな汚い大人いるんだね。

のっけからスマンけど仕事の話。
秋から続いていた俺の大きな案件はズルい大人とウソを平然と並べた奴らに翻弄されて年を跨ぎ先日まで一進一退を繰り返してた。
下げて何とかなるならばと幾らでも頭を下げてきた。

この頃の脳内BGMは自然とこんな感じ。

Cock Sparrer/take`em all
CRIKEY CREW/fight back
LAST REJECTION/Dont be a Wimp
One Way System/give us a future
R3C/The Ham
head case/Dont shut us out
THE PRISONER/soul survivor
LAST RESORT/violence in our mimd

etc,,,

とにかくアップテンポなパンクが俺を奮いたたせてくれたのだけど・・・

年が明けてさらに話が変わったところで最後の足掻き、先方の取締役との交渉も決裂。

負けた。
惨敗。
強制撤退。

秋から続いた闘いは終わった。
久しぶりの仕事における敗北感。
ほとんど自宅に帰ってなくて出張先の部屋で独りが多かったのも惨めさを増した。
醸造業とはいえ、営業、商いの世界では数字が命だったりする。
事業所を責任者として持ちスタッフを抱えた俺は途方にくれる暇もなく今も奮闘中。

上記のパンクロックが頭に流れてなかったら俺は何で自分を高めれてただろうか?
下手な栄養剤よりよく効くパンクナンバーを俺もやりたいよ、早く。

そんな俺が今年いちばん最初に手したアルバム。
このアルバムに助けられた。
THE INDEX「ROCK-STEDY BEAT OK!」
発売されたばっかしよね。



大人のパンク。
俺はCD聴くのに「何か」刺さらないとグッとこんのよ。
THE INDEX新譜はちょうど自分の心境も手伝って哀愁っぽいとこも自分を取り戻すのに十分。
キャッチーな「CAN`T DO A RUSH ACT」と90年代west japan skinheadの重要VA「BURST OUT」からSTRAIGHT FORCE FOR MEN「大和」の再録。
歌い上げる唄に頷いてしまうギター・・・
いや他にもいっぱいあるけどそれぞれの人達にこのアルバムのツボがあると思う。
80年代から続くバンド、CASUALSファッション。
こんなとこからしてワクワクするんよね。
バラエティに富んだこのアルバム。
新年早々から聴き込みまくったこのアルバム。

俺はパンクファンだ。
だからカッコええレコード、CDを聴けば今も奮いたつ。

うん、だから今のこの情けもへったくれもない大人に負けないと思うよ。
多分仕事もなんとかなるわ。
こんなカッコええパンク聴いてたら。

パンクを好きで良かった。