中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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大雄山最乗寺道了尊と関本地区ハイキング

2007年11月21日 10時54分21秒 | 鎌倉あれこれ

        大雄山最乗寺道了尊と関本地区ハイキング
              (鎌っこ倉ぶ)
        2007年11月17日(土)
 晴(雲が多い)

<ハイキングマップ>


<晩秋の大雄山へ>

■大雄山鉄道で大雄山へ

 晩秋の一日,「鎌っこ倉ぶ」第70回定例会で,神奈川県最乗寺参拝に出掛けた。 8時過ぎに自宅を出発。大船から東海道本線で小田原へ向かう。JR小田原駅コンコースにぶら下がっている大小田原提灯の下に10時に集合する。参加者は10数名である。
 大雄山鉄道小田原発10時14分大雄山行の電車に乗車する。大雄山鉄道でもSUICAが使えるので大変便利である。ホームには3両編成の綺麗な電車が停まっている。私達は1両目の片隅に纏まって座る。
 大雄山鉄道は,単線ではあるが,結構運行本数は多いようである。駅の間隔が狭いために頻繁に停車する。沿線周辺には富士フイルムの大きな工場があるので,富士フイルム色の強いところのようである。
 10時35分に終点大雄山駅に到着する。駅前広場の露店を覗いてみる。色々なものがかなり安い。引率の「お師匠」さんに促されて,駅前広場隣接の関本バス停から,10時42分発道了尊行のバスに乗車する。丁度,土曜日とあって,かなり沢山の観光客が,同じバスに乗車している。

■道了尊バス停を出発
 10時52分に道了尊バス停に到着する。
 標高が少し高くなったためか,少々寒いので,手足の筋肉が強張った感じがする。このまま歩き始めたら,身体にかなり無理がかかると直感する。ましてや,今日のハイキングに参加している方々は,平素余り歩いていない方々が大半である。そこで,山歩きでは多少の経験のある私が音頭を取って,簡単なウオームアップ体操を行う。
 お師匠さんから簡単な説明を聞いた後,11時11分に歩き出す。今日のコースは最乗寺境内を散策した後,てんぐの小径を下って,関本まで戻る予定である。
 
        <いよいよ歩き出し>                   <山門>

<最乗寺境内散策>

■護国殿

 道了尊バス停から最乗寺参道を歩き出す。やや急な上り勾配の参道である。広い幅の階段が続く参道の両側には大きな見事な杉並木が続く。
 11時23分,参道左手の紅い大きな下駄の前を通過する。
 11時26分に護国殿(本殿)に到着する。広い階段を20段ほど登ったところ護国殿が建っている。この護国殿の曰く因縁は浅学の私には全く分からないが,「お師匠」さんの資料によると,ここには文殊菩薩と普賢菩薩が祀られているという。
 
        <赤い下駄>                     <護国寺>

■舎利殿
 さらに階段を登り詰める。参道の両側には,今が見頃に紅葉した木々が鮮やかである。寺院の屋根と紅葉との取り合わせが,実に見事に調和している。素晴らしい情景である。
 11時42分,参道の右側,数十段の石段を登り詰めたところに舎利殿が建っている。その石段から見て,向かって左側には,滝を中心とした石庭が立体的に造られている。石庭を回り込むように,別の石段が続く。この石段を登り詰めると舎利殿の前に出る。
 
      <舎利殿>                                  <三面大黒天>

■三面大黒天
 11時49分,三面大黒天に到着する。やや小振りのお堂の中に大黒天が安置されている。写真など撮ったらまずいかなと思ったが,遠くから望遠で撮らせてもらった。お堂の脇には大黒天の説明文を刻んだ石碑が建っている。

■道了尊本殿で昼食
 さらに石段を登り続けて,11時53分に,道了尊本殿に到着する。傍らに大きな下駄が置いてある。観光客が次から次へと訪れて下駄の下に入っている。傍らに「下駄の功徳」を説明した木の案内板がある。その脇に沢山の下駄が並べて置いてある。
 本殿の傍らで昼食を摂る。私はコンビニで購入した弁当と味噌汁で簡単に済ませてしまう。

         <道了尊本殿>                <奉納された沢山の下駄>

■長い階段と奥の院
 昼食を済ませた私達は,12時52分に,道了尊本殿を出発し,長い石段を「ふう,ふう」言いながら登り詰める。8分ほど階段を登って,13時丁度に奥の院に到着する。「お師匠」さんの資料によると,階段は366段あるらしい。
 大半の人達が,長い上り階段で息を弾ませている。ここで10分ほど休憩を取る。
 
        <長い階段>                       <奥の院>

■再びバス停道了尊に戻る
 息が正常に戻った13時11分に奥の院を出発,裏参道を一気に下り,13時30分にバス停道了尊に到着する。バス停付近は観光客で賑わっている。


<花咲く里山>

■てんぐの小径
 バス停道了尊で5分ほど休憩を取った後,13時35分に再び歩き出す。巨木が立ち並ぶ植林地の中を,「てんぐの小径(あじさいロード)」に沿って下る。小径には木材チップが敷き詰めてあるので,足を踏み下ろしたときの感触がとても良い。途中,苔が生えた路面が露出していて滑りやすい所もあるので注意しながら下り続ける。
 14時07分,てんぐの小径は農道と交差する。交差点には「花咲く里山方面」と書いた大きな看板が立っている。看板に導かれるようにして,交差点を左折,脇道に入る。今日までこの里山がが公開されているという。

   <皿菊とひまわり祭り>               <花咲く里山>

■花咲く山
 脇道は長閑な畑地の中を通る緩やかな上り勾配になっている。低い里山に囲まれた広くて明るい谷間をノンビリと登り続ける。沢山の観光客が訪れている。
 やがて,前方の小高いところで,沢山の花が帯状に咲いているのが目に入る。素晴らしい光景である。そして,枝道を登り詰めて,14時20分に「花咲く山」に到着する。ここは個人所有の所だという。
 花のことは全く分からない私には,咲いている花を正確に記述することはできないが,とにかく見事である。実に見応えがある所である。
 
            <花咲く里山遠景>                <花咲く里山の看板>

<南足柄神社経由で関本へ>

■南足柄神社

 14時39分に「花咲く山」を出発する。再び「てんぐの小径」との交差点に戻り,関本を目指して下り続ける。
 途中,15時04分に南足柄神社に到着する。ここで小休止。
 立派な社殿の南足柄神社には,どうやら無人のようである。境内の片隅に,神社の由来を説明した看板が建っている。この説明文によると,祭神は天照大神,応神天皇,神宮皇后のようである。
 
        <花咲く里山の花>                <南足柄神社>

■関本で解散
 15時08分に南足柄神社を出発する。
 参道をそのまま下って,15時10分頃,大雄橋を渡る。そして,15時18分に関本・大雄山駅に到着する。ここで,解散。 解散後,ほぼ全員が大雄山発15時18分小田原行電車に乗車する。
 15時48分に小田原駅に到着。東海道本線に乗り継いで,17時頃帰宅する。

[ハイキング記録]

■ラップタイム

10:00  小田原駅集合
10:14  小田原発(大雄山鉄道)
10:35  大雄山着
10:42  関本発(バス)
10:52  道了尊着
11:11  歩き出し
11:26  護国殿(本殿)
11:52  道了尊(11:55まで休憩)
13:00  奥の院(13:11発)
13:30  道了尊バス停(13:35まで休憩)
14:07  農道との交差点(左折)
14:20  花咲山着(14:39発)
15:04  南足柄神社着(15:08発)
15:18  関本着
15:27  大雄山発(大雄山鉄道)
15:48  小田原着

■歩行距離     6.5km
■所要時間(休憩時間込み)
  道了尊発    10:52
  関本着     15:18
  (所要時間)  4時間26分(4.43h)
■平均歩行速度   6.5km/4.43h=1.46km/h
                        (おわり)


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