中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初春の鎌倉:雨の中の観梅と十二所散策(1)

2010年03月01日 12時33分20秒 | 鎌倉あれこれ

                       <荏柄天神>

         初春の鎌倉:雨の中の観梅と十二所散策(1)
            (山旅スクール5期同窓会)
           2010年2月28日(日)

<散策地図>



<プロフィールマップ>



■朝から雨
 深夜から降り始めた驟雨が,朝方になっても降り続いている.
 今日は山旅スクール5期同窓会の鎌倉観梅の日である.こんなに寒くて雨が降りしきる日に,本当に参加予定の方々が集まるんだろうか.
 昨夜,今日の散策は雨なので中止しようかと迷っていたときに,何人かの参加予定者から,
 「・・・明日は楽しみにしています・・・」
 「・・雨と梅の組み合わせも,結構良いかもしれません・・」
といった趣旨のメールが次々に寄せられる.
 案内役の私は,皆さんの熱意にビックリするやら,ほだされるやら・・・さすがに山好きの方々は根性が違うなと感心させられる.
 私は少し時間に余裕を持たせて,9時少し過ぎに大船駅前に出る.駅前のコンビニで,案内の地図をコピーしてから,JR横須賀線の電車で鎌倉駅に向かう.

■鎌倉駅に集合
 今日の天気予報は,午前中雨,午後から曇り,夕方から晴である.
 いくら山好きでも,雨の中をショボショボと山歩きをする気にもなれないので,午前中は鎌倉駅周辺にある社寺,史跡のうち,梅が綺麗なところを中心に一回りして,鎌倉宮の休憩所で昼食を摂る.そして午後からのことは,天候の推移を見て,その場で判断しようと決める.
 集合時間の10時より少し前の9時45分に,鎌倉駅に到着する.駅前は雨にもかかわらず沢山の観光客で賑わっている.さすがに観光地である.すでに私たちの参加予定者も全員揃っている.まことにパンクチュアルでよろしい.
 私たちのすぐ側では,横須賀のナントカ協会の方が旗を持って中年の方々を案内している.どうやら,横須賀道を辿るイベントらしい.次々に中高年の方々が集まっては歩き出している.
 今日参加の私たちのメンバーは,敬称略,順不同で野詩歌,ホッシー,mako,あちこち痛子,煮物漬物,犬懸橋仙人,それに私ことFHの7名である.内訳は男性2人,女性5人.

■今小路を北上
 10時に歩き始める.雨が降り続いている.手が冷たくて寒い.こんな日には,家の炬燵に潜り込んで終日ウトウトしながら過ごす方が気持ちが良いなと思いながら,鎌倉駅西口へ回る.そして,傘を差しながら,今小路通りを北へ進む.時々通り過ぎる自動車を,わびしい気分で避けながら,歩き続ける.
 今小路は化粧坂から通じる昔の大通りである.そんな歴史の襞を近場の方と語りながら,ショボショボ歩きを続ける.巽神社のすぐ先で左折して,扇ヶ谷1丁目の住宅地に入る.

■寿福寺
 途中,刀工正宗ゆかりの刃稲荷,トンネルを通過して,寿福寺の墓地に入る.ここには大佛次郎,北条政子,源実朝の墓があるので参拝.近くのヤグラ群の前は山が崩落の危険があるために立ち入り禁止,残念.
 つい1週間ほど前に,ここを訪れたときには,山門前の梅が綺麗だったが,今日はもう見頃が過ぎている.参加者のどなたかが,
 「・・もう,大分,見頃が過ぎていますね.まるで私たちみたい・・・」
 「ずうずうしいよ・・・もうとっくに散っちゃったよ・・・」
と言っている.私は思わず苦笑.
 八坂神社前で長いトイレ休憩.

<寿福寺の梅>

■英勝寺
 そのまま,今小路を北上する.そして,英勝寺の梅を塀越しに見るだけで,境内には入らずに参観料300円也を浮かせる.

<塀越しの英勝寺の梅>

 塀越しにも英勝寺の梅が見事なことが見て取れる.
 踏切を渡って,岩屋不動,川喜多次郎邸跡へ抜ける.川喜多次郎邸跡は立派な資料館に衣替えしているようだが,あいにく今日は閉館らしい.

<岩屋不動>

■巨福呂坂の歓喜天
 つづいて,鉄(くろがね)の井の前を通過して,史跡巨福呂坂切通跡を訪れる.切通跡は,残念ながら,途中で行き止まりになる.その手前,左側の長い階段を登ると歓喜天がある.夫婦和合の神でもある.歓喜天脇の斜面に沢山の梅の木が植えられている.もう,見頃は過ぎているが梅の香がそこはかとなく漂ってくる.


<巨福呂坂切通:歓喜天の梅>

■鶴岡八幡宮
 鎌倉街道を横切って,鶴岡八幡宮の境内に入る.すぐに長い石段を登って,本殿の前に出る.沢山の観光客が正面の階段から参拝に訪れている.
 参拝を済ませて,正面階段を降りる.
 広場中央の舞殿では,丁度神前結婚式が挙げられている.物珍しさもあって,沢山の観光客が結婚式を覗き込んでいる.私も遠くから覗き込む.昔,誰かが,
 “・・・to be seen・・(誰かから見られていること)”
が,その人を向上させ,勇気づけるという趣旨に発言をしていたのを思い出す.
 でも,まあ,・・私個人は,多くの人の目に晒されるより,親族だけに見守られながら挙式したいものだ・・・そんな機会は,もう,ないのが分かっているのに・・・



<舞殿で結婚式>

■荏柄天神
 鶴岡八幡宮の境内を抜けて,荏柄天神を詣でる.残念ながら,本殿の両脇にある紅梅,白梅の見頃はとっくに過ぎている.一同神妙に拝観する.


■大塔宮(鎌倉宮)で昼食
 11時55分,大塔宮(鎌倉宮)に到着する.雨が降りしきる中で,ここの休憩所で昼食を摂るしか方法がない.休憩所の席のほとんどが予約席になっている,私たちは昼食持込料100円/人を支払って,休憩所の片隅の席に座る.
 例によって,煮物漬物さんから,自家製の煮物,漬け物,おむすびなどがたっぷり提供される.これがまた,何とも言いようがないほど美味.
 昼食をしている内に,天気予報通りに,雨が止んで,高曇りの空模様になった.

<煮物漬物さんの差し入れ>

                                (つづく)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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