中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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初冬の鎌倉;紅葉の笛田・鎌倉山・手広台地を一回り

2012年12月09日 13時58分52秒 | 鎌倉あれこれ

                          <紅葉が見頃な大慶寺>

   初冬の鎌倉;紅葉の笛田・鎌倉山・手広台地を一回り
            (単独散策)
        2012年12月7日(金) 

<散策マップ>



■起点と終点
 起点;バス停鎌倉中央公園入口
 終点;大船駅

散策ルート
 鎌倉中央公園入口→大慶寺→等覚寺→上行寺→諏訪神社→夫婦池公園→鎌倉山碑→鎌倉山ロータリー→笛田丘陵→エコセンター→深沢運動公園→天満宮→泉光院→山崎→大船駅

■歩程
 水平歩行距離     11.3km
 累積登攀高度     157m
 累積下降高度     203m

<まずは深沢へ>

■何処という宛もなく歩き出す
 近々,山旅スクールの方々と鎌倉を一回りすることになっている.そのときの午後のコースの下見を兼ねて,深沢,笛田,鎌倉山,上町屋,山崎を一回りして,大船駅までブラブラ歩きをした.
 もう一つの目的は,紅葉の時期にあまりに話題にならない地域に,隠れた紅葉の見所を見付けることである.
 幸いなことに,京は天気も良い.天気予報では今日は寒くなるとのことだったが,実際に外へ出てみると,ほとんど寒さを感じない.そのため,結局はあちらこちらへと足を延ばして,午後から歩き出したにもかかわらず,11キロメートル以上歩いてしまった.
 丁度,今日は17時から大船で元勤務先の方々との懇親会がある.最初は散歩から一旦帰宅してから,改めて大船に出るつもりだったが,そこは一人散策の気楽さである.適当に歩いている間に,冒頭の地図に示したような取り留めのないルートになってしまった.

■大慶寺
 「どこかに紅葉がないかな・・?」
で,最初に訪れたのが大慶寺.私のブログでも度々登場する寺院である.
 寺の周りの木々が紅葉していて,お寺の本堂が映えて見えるが,太陽の光がデジカメに入ってしまうので,余り上手く撮れない・・・が,こんなところが私の腕前の限界である.

<大慶寺>

■等覚寺
 続いて,大慶寺の直ぐ近くにある等覚寺を訪れる.裏山が紅葉している.この寺の落ち着いた雰囲気がとても気に入っている.

<等覚寺>

<笛田の谷戸を南へ>

■長閑な田園地帯
 深沢から藤沢鎌倉道路を横切って笛田の田園地帯に入る.
 路辺の草が見事に紅葉している.稲刈りを終えた田んぼには,用済みの案山子が片付けられている.
 こんな田園地帯をノンビリと散策していると,晴れ晴れとした気分になってくる.
 

■仏行寺
 つづいて仏行寺を覗いてみる.
 境内に入って裏山を一回りしてみようかとも思ったが,気分が変わり,折角歩き始めたのだから,目一杯,あちこちを歩るくことにする.そんなわけで,仏行寺の裏山は寺の前で写真を撮るだけで通過する.

<仏行寺>

■三嶋神社
 続いて三嶋神社を詣でる.
 長い石段を登ると,途中,右手に見事に紅葉したイチョウがある.今,まさに見頃.
 折角,石段を登り始めたので,社殿まで登ってしまう.石段の上から見下ろす風景は,紅葉が一杯で,いかにも秋らしくて気分が良い.

<三嶋神社のイチョウ>

<夫婦池から鎌倉山へ>

■夫婦池
 三嶋神社を過ぎるとだんだんと急な登り坂になる.私は年配の女性に軽く追い抜かれてしまう.どうやらご近所にお住まいの方で,何時もこの辺りを散策しておられるようである.
 やがて,夫婦池に到着する.人影も少なく,とても静かだ.
 湖水に突き出るように生えている桜の木は,すっかり葉を落としている.池の周りの木々の紅葉が丁度見頃を迎えている.

<夫婦池公園>

散策路を登って鎌倉山へ
 公園内の谷間沿いの散策路を南へ向かう.暫く歩き続けると,ジグザグの急な階段になる,この階段を上り詰めると,鎌倉山碑脇の休憩所に到着する.この辺りはアジサイの見所でもある.
 ここで,2~3分,立ち休憩を取る.
 
<公園内の散策路>                             <鎌倉山碑>

<鎌倉山の裏道を一回り>

■見晴らしの良いカフェ
 鎌倉山碑からさくら通りを東へ向かう.
 由比ヶ浜から江の島方面の展望が開ける.眼下に“Cafe”のテラスが見下ろせる.
 「ちょっと立ち寄って見ようかな・・・」
と思ったが,バッチイ服装で歩いているので,雰囲気を壊しても悪いので,そのまま通過する.

<見晴らしの良いCafe>

石段を登って裏道に入る
 進行方向右手にある長い石段を登って,さくら通りの裏道に入る.辺りは閑静な住宅地である.
 大きな家が並んでいる.この道を西へ向かって歩く.

<石段を登って裏道へ>

■素晴らしい眺望
 さくら通りより一段と高い所にある裏道からの眺望は素晴らしい.江の島から遠く丹沢方面の眺望が開けている.
 暫く達泊まって,雄大な眺望を楽しむ.

<鎌倉山からの素晴らしい眺望>

■竹林の路地へ
 曲がりくねった道を進むと,ローストビーフで有名なお店の前を通過する.そして,鬱蒼とした竹林の中の小径に入る.
 舗装道路は途絶えて,道幅の狭い土道になる.
 
<ローストビーフで有名なお店>                                    <西日に映える竹林>

竹林の小径を楽しむ
 竹林の脇を通る小径に入る.暫くの間,鬱蒼とした竹林が続く.
 竹林が終わる頃,常磐方面の展望が開ける.日陰になっているための,写真の写りは良くないが,今が見頃のまっ赤に紅葉した木が見える.
 
<竹林の中の小径>                                <真っ赤に紅葉した木>

<鎌倉山ロータリーから手広台地へ>

■鎌倉山ロータリー
 やがて,小径は強要センターへ下る道と交差する.ここから左手に少し進むと鎌倉山ロータリーに突き当たる.
 ロータリーの大船方面行きバス停で,数名の客がバスを待っている.私も,ここからバスに乗って帰ろうかとも思ったが,
 「いや待て・・折角歩き始めたんだからもう少し歩こう・・」
という気分になる.
 そこでロータリーを横切って,手広台地に向かう.
 
<鎌倉山ロータリー>

■手広台地の紅葉
 鎌倉山の住宅地を抜けて手広台地に入る.手広台地を囲む木々の紅葉は,今,正に見頃.その中を野趣豊かな散策路が続く.

<手広台地の紅葉>

■素晴らしい眺望
 手広台地の小高い丘の上に立つ.
 天神山,大船,岩瀬方面の眺望が開ける.遠くには横浜の住宅地が見えている.


<手広台地からの眺望>

■道祖神のある風景
 この散策路沿いの2箇所に道祖神が祀られている.道祖神があるということは,この小径が昔は重要な道の一つだったことを示しているのかもしれない.

<道祖神の脇を通る>

<手広台地を下る>

■少々道草
 手広台地からバス停西ヶ谷に出る.バス道路を横切って,直ぐ近くにある交差点から大きな団地の中に迷い込む.私の心づもりでは,適当に歩けば鎖大師の近くに降りられるだろうと気楽に考えていた.
 ところが,この団地の北側は高い崖になっていて下には降りられない.結局は団地の中を一回りして,元の入口のところまで戻ってしまう.

<崖上から深沢方面が見下ろせる>

■手広中学脇の階段道を下る
 バス停鎖大師入口付近から手広中学校脇の階段道を下って.手広の住宅地に入る.クネクネと曲がりくねる馴れない住宅地の道は分かりにくいが,結局は稲荷神社(三十番神宮)近くで藤沢鎌倉道路に突き当たる.

<手広中学脇の階段道を下る>

<上町屋へ>

■鎌倉エコステーションから深沢へ
 藤沢鎌倉道路を横切って,鎌倉エコステーション脇の公園に出る.公園内を一回りして,承安モノレール深沢駅付近まで歩く.
 深さ湾同公園の脇を通り抜けて,上町屋の集落に向かう.
 
<エコステーション内の公園><湘南深沢付近>

■町屋天満宮
 運動公園から上町屋の集落に入る.この集落の道は曲がりくねっていて高低差もあるので少々分かりにくいが.まずは町屋天満宮を詣でる.
 境内の紅葉は少々寂しいが,見頃である.

<町屋天満宮>

■泉光院
 引きつづき天満宮の直ぐ近くにある泉光院を訪れる.
 太陽が西に傾き,寒くなり始める.

<泉光院>

<上町屋から大船駅へ>

■夕日の天神山
 上町屋の集落を抜けて,三菱電機鎌倉製作所裏手の細い路地に入る.近くを走るモノレールが,音を立てながら大船方面に走っていくのが見える.
 工場の敷地に沿ってクネクネと曲がる路地を進む.進行方向右手には夕日に輝く天神山の紅葉が一面に広がっている.

<夕日の映える天神山の紅葉>

■大船駅に到着
 なるべく自動車道を避けて,山崎の裏路地を伝いながら歩き続ける.そして16時45分,大船駅に到着する.
 「一寸その辺りを・・・」
と思って歩く始めたが,結果的には11.3キロメートルのちょっと長い散歩になってしまった.
 辺りは夕暮れ時.家路を急ぐ人達が大船駅に向かっている.

<大船駅前>

<大船駅にて>

■元勤務先の方々と懇親会
 今日は元勤務先の方,お二人と大船駅ルミネ7階の「グリルつばめ」で懇親会をする予定になっている.懇親会というより雑談会である.このところ,4~5ヶ月に1回程度の頻度で,大船で楽しくやっている.
 「今日は,(ご自宅から)何できましたか? モノレールですか? それともバス?」
と聞かれる.
 私は返答に窮する.
 山の上にある私の自宅から大船駅までは約3キロメートル弱の道のりである.普通,大船駅に出るにはバスかモノレールを使う.歩いて大船まで出る人などほとんど居ない.それなのに13時15分から今まで,鎌倉をグルグル歩き回ってきたとは,とても説明しにくい.
 「いや,その,天気が良かったんで・・・まあ,あちこち・・時間まで歩き回ってから来ました」
 多分,何て酔狂な・・・と呆れているだろう.お二人の顔にそう書いてある.
 気分が良いので,飲めもしないのにグラスビールで乾杯.ドイツ料理を堪能した.
 「友あり遠方より来たり」ではなく,お二人とも横浜,三浦半島に住んで居られる近場の方だが,こうして,時々,お会いできるがとても楽しみである.
 いわゆる“絆”っていうやつかな.

■さあ,明日は塔ノ岳へ行くぞ
 19時過ぎのバスで帰宅する.
 何となく歩き始めた散歩も終わってみれば,随分と長時間になってしまった.携帯電話に付いている歩数は,22,623歩になっている.余り登り下りのない道のりだったが,まあ,まあの歩数である.
 明日は1週間ぶりに塔ノ岳を往復しようかと思っている.今年61回目の塔ノ岳詣でになる予定である.
 明日が楽しみだ.

<ラップタイム>

13:15  バス停鎌倉中央公園入口歩き出し
13:26  大慶寺
13:31  等覚寺
13:50  仏行寺
13:53  三嶋神社
13:58  夫婦池
14:07  鎌倉山碑
14:12  さくら通り裏道に入る
14:26  鎌倉山ロータリー
14:29  手広台地
14:44  バス停西ヶ谷
14:58  手広中学校
15:10  鎌倉エコステーション
15:40  モノレール深沢駅
15:53  町屋天満宮
15:57  泉光院
16:06  三菱電機鎌倉製作所
16:45  大船駅

[散策記録]

■水平歩行距離     11.3km

■累積登攀高度     157m

■累積下降高度     203m           

■所要時間(休憩時間込み)
  バス停鎌倉中央公園入口発    13:15
  大船駅着                16:45
  (所要時間)     3時間30分(3.50h)
    水平歩行速度   11.3jm/3.50h=3.23km/h
                                  以上

鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ed6af56ac514db2736d5097c9afd8903
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)



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