【ハンドメイドの型紙と教室】flico/服のかたちデザイン熊本

レシピと型紙の販売、熊本で洋裁教室しています。flico(フリコ)です♪

ギャザースカート7

2010-09-25 13:38:12 | 過去の雑多な記事
ギャザースカートのパターンについて考えています。
今日は7回目。過去の記事はカテゴリ『ギャザースカートのパターン』をご覧くださいね!

前回までの話は、下↓↓↓にまとめましたので、そちらもご参考にしてください。

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今日はスカートの裾の始末を考えようと思います、
裾はそんなに難しいことは無いと思いますが、
いくつか方法を挙げてみますね。


左から 縫い代1cm×1cm、1.5cm×1.5cm、2cm×2cmです。


縫い代1cm×1cm

縫いやすくて、ステッチ幅も見た感じちょうど良く、
重さもいい感じなので、今回はこれにします。

縫い代1.5cm×1.5cm

ちょっと重いかな?パンツの裾によく使います。

2cm×2cm

今回のには重いですね。

1.5cm×1.5cmとか2cm×2cmとか、同じ寸法で折り返すと、
縫い代に段違いが出来ないので、透ける布や、
アイロンかけるとあたりが出る生地に適しています。

1cm×2cmとか、内になる縫い代を少なくする方法もあります。
これは、ステッチの幅は欲しいけど、軽くしたい時。


縫い代の寸法は見た目も重要ですが、生地の要尺にも
かかわってきます。量産では重要ですよね。

オーダーなどお仕立て直しできるように作ってあるものは、
縫い代が多く付いているようです。
舞台の衣装も驚くほど縫い代を多くつけて作っていました。
いろんな人が着るので、そのたびに直せるようにです。

用途にあわせて、縫い代幅も変化するんだなー、
と、よく考えれば当然のことなんですが、
感心します。


あと、裾の始末に戻りますが、バイヤスや
ニットのフライス(丸まらず、横に伸びる生地)なら、
巻きロックもかわいいですね。

昨日、うちに来てくれたお友達の子がそんな
フリフリスカートはいていました

これで、裾も決まって、次はパターンを書いていこうと思います。
ただの長方形ですが

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昨日はうちに、115センチ、122センチ、123センチの
女の子が3人来てくれて、今作っている服の試着大会!でした。

みんなそれぞれ、体格が違って、おもしろかったです
どの辺りを基準と考えて、どうやって寸法を決めるか
すごく迷います。

でも、共通して言えるのは、足が長い!
うらやましいわぁ~。

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前回までの話

作ろうとしているのは、身長83.5センチ、体重11キロの娘の、
膝丈のギャザースカートです。素材はブロード程度の厚みの綿。

デザインとパターンはこんな感じです。

ウエストゴムで、パターンは長方形。前と後ろのパーツ2枚です。
必要な寸法はスカート丈と、幅です。

◎スカート丈は25センチが膝丈でした。

◎スカートの全体の周囲は『ヒップ寸法に+9センチ』以上あれば、
動きにも無理が無い、はけるスカートになりそうです。

◎ヒップ寸法+4センチ』がお尻が通る最低限の寸法でした。
でも、着せるの(着るの)大変なので、
+6~7センチあったらいいな。ということを確認しました。

◎ギャザー分量、ウエストの2.6倍に決めました。
スカートの周囲は45センチ(ウエスト寸法)×2.6倍=117㎝です。

◎110幅の生地ではスカート丈+縫い代の2倍が必要尺になります。

◎今回は0.8センチ幅のゴムを2本いれることにしました。
ゴム寸法はウエスト-4センチでやってみようと思います。

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作品画像スライドショーにしてみました。
どうぞご覧くださいね!

こんな作品を作っています

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お知らせ

ソーイングpochee(vol.10)
で、子供服を作らせていただきました!
本、雑誌のお仕事第2回目です



詳しくはこちらご覧くださいね→