釣り道楽

アジング難民

4月29日 高島春のブリ祭り

2017-05-01 12:28:43 | 青物(オフショア)
毎年の恒例行事となっております。

三隅 海宝丸でのGW釣行。

昨年は予約した日が全て時化で流れ、その後チャーターが崩れた所の空きに乗せて頂いてかろうじて出船出来ました。


今年も昨年と同様にGWに2日分予約は入れましたが、問題は出れるかどうか。

よく考えたら昨年は2回しか出船出来ず、海宝丸への乗船は実に一年ぶりになります。

今年も海を荒らす時化ちゃんが乗船予定なので安心は出来ませんが、週の半ばでの雨は風も波も影響出ませんでしたので、流石に今回は大丈夫だろうと思っていました。

ところが釣行予定の2日前より風が吹き始め、前日には波も最大3mまで上がります。


前日の朝の予報では29日は午後から風も波も治まりはするものの、それでも3m→2m程度です。

こりゃ今回もダメだなと諦めていましたが、船長より午後からの出船で夕マヅメまでやりましょうとの提案を頂き、何とか出船まで漕ぎ着ける事が出来ました。

船長の話ではこの波で出る船はいないので海は貸し切りのようになりますよとの事で否が応でも期待が高まります


A.M9:00過ぎ

船長に「11:00集合で様子見ながら出船します」と言われてるにも関わらず現地入りして支度を始めるオッサン達。

支度を済ませ船長が来るも、予定してた時刻には出れずに少し遅めの出船となりました。


少し波化はあるものの、いつもの山陰かなという感じの中ポイント目指して走ります。

まずは高島の前に鹿島付近で様子を見ます。


ジグを取り付けていると「魚探反応出てますよ」と言いながら船長既にシャクり始めています。

「ほら当たった!また当たった!」と言いながら船中ファーストヒットはまさかのKY船長 笑

獲物はハマチ、ヤズとの境目位の大きさでしたが、とりあえず青物はいます。

さぁ後に続けとジグ投入。

今回使用するジグは、海宝丸の乗船客でジグビルダーの方の作成した物を使います。

海宝丸はどてら流しなので、ポイントへ着けたら操舵が無い為に船長もよく釣りをするのですが、出て来たと思ったらアッと言う間に釣り上げる事が何度かあったのですが、その際に使用していたジグがこれでした。

販売しているのが海宝丸の船上なので、ずっと出船出来ずに購入する事が出来ませんでしたが、今回やっと乗れましたので乗船前に購入しました。



スプリント170g アジ シルバー


出船前に港で動きを見てみましたが、センターバランスでローリングしながらのフォールに加え、時折イレギュラーにバックスライドしながらもフォールします。

あまり派手にスライドせず、直線的に引いた後の止めではすぐに失速してフォールに入りますので、弱ったベイトの演出には使いやすそうな感じでした。


魚探では中層付近まで散らばってる感じでしたので、早目の巻きで広範囲に探ります。

すぐさま隣で釣ってた時化ちゃんにヒット到来!

ブリか?ヒラか?

ジギングで初の青物ヒットの為、本人も獲物の大きさまでは分からなそうです。

やがて海面に現れたのはなかなかのサイズのメジロでした。


さて、こっちにも続けとシャクる手にも気合が入ります。

着底後、根切の早巻きで誘い上げ、ストップを入れた後に逃げ惑うようなイレギュラーな動きを入れつつ食わせのストップ。

ドスン!

「ジイイイイイイ!」

ファーストランからそれなりの大きさは確信出来ました。

止まった瞬間に巻き始めますが、そこから更に魚が走り始め止まりません。

真っ直ぐに根に潜ろうとするこの動きはヒラマサか?

どっちにしろこのまま走らせたのでは根ズレしてしまう恐れがあるので、ロッドを海面に向けて寝かせながらスプールを押さえます。


「プンッ・・・」


終わりはあっけなく訪れ、フックアウトしてしまいました。

獲物が大きかっただけに悔しさも大きいです。


その後全員ヒット&キャッチまで出来ましたが、ハマチやメジロ止まりでサイズが伸びない為、船長が高島への移動を決定します。


実はこの時点で2名ほど船酔いしており、船長も気を使っていつでも帰れるようにこの場所で継続しましょうか?と聞いてくれましたが、船酔い2名に聞く事もなく私が「大丈夫です」とOKサインを出します 笑


ここからブリの巣窟高島へ移動しますが、途中にあるトップのポイントにイルカの群れが見えます・・・

これを見た船長も「今日はトップは諦めてください」と悲しい言葉が・・・


気を取り直して高島でのジギングを開始します。

しばらく沈黙を保っていたものの、最初の一匹を皮切りに高島ブリの春祭り開始!

あっちこっちでブリの乱舞!

時化ちゃんはメジロ率が高かったですが、何とか初ブリも手中に納めます。

船酔いの一人のおやっさんも吐きながら体調を整え、ブリ量産。

私も負けじと次々とブリを釣り上げます。




時合中に釣れるだけ釣ってしまえと三人共掛けまくります。

誰かがヒットすると、周りも活性が上がり連続ヒットする事が多かったですが、そのきっかけをスプリントが演出してくれた場面が多く感じました。


この時点でMさんはブリを掛けたものの高切れによりラインブレイク。

船酔いによりリーダーを組む気力は無く戦線離脱。


釣ってる最中に遠くでナブラが見えてましたが、その時は届かない距離なので放置してましたが、船はナブラ目掛けて進み始めます。

タックルをキャスティング用に持ち替え、ナブラ目掛けてキャストします。

ナブラのど真ん中に落ち、最初のアクションを入れた途端にガツンとヒット!

フルドラグをかけてるにも関わらずラインは出ます。

慌ててスプールを掴もうとするも、ここまでロッドに負荷をかけるのは初めてなので折れそうで怖い。

やがて走りが止まったので、いっきに巻き取りにかかります。

最後まで争いは衰える事なく、一進一退の攻防が続きましたが、それでも何とかランディング成功。

ただ、残念な事にヒラマサではなかったのと、食い損ねでエラ付近へのスレ掛かりではありましたが、それでも初の青物トップの見事なブリに大満足でした。


「下げ潮の効いてる今がチャンスですよ」の言葉に次から次へとジグを投入し、皆次から次へと獲物を上げます。

ブリ量産の中で何故か時化ちゃんだけはメジロを量産してましたが、それでも初の青物ジギングの楽しさに「しんどい」と弱音を吐きながらも休む事なく頑張っていました。


私も落とせば食う状態ではありましたが、ブリ5本、メジロ1本、ハマチ1本を釣り上げ、これ以上青物を釣っても持ち帰るつもりもなかったので、ここからインチクでの底物狙いに切り替えます。

船長の「もう根が枯れてきてる」の言葉通り、なかなかヒットはしませんでしたが、それでもやっとこさで35cmくらいのアコウをゲット。

しかし再びインチクを落とすものの、中々次が続きません。


「中層に青物反応」

船長の言葉に「はーい!」と元気よく返事をし、去年のスロータックルでのブリとの格闘のシチュエーションだなと思いながら早巻きストップを繰り返します。

「まぁそう簡単に上手い事いかないよな」とは思いましたが、止めを入れた瞬間にマジでヒット!

「アカン!やってもうた!」

船長にも笑われながらPE2号リーダー8号でのファイト開始 笑

去年とは違い、今日はバラしてもそんなダメージは無いので指でスプールを押さえながら強引にラインポンピングで寄せにかかります。

「しんどいわぁ」と愚痴を吐きながら適当にやりとりをしてましたが、適当にやってるもんだからすぐにフックアウトしてしまいました。

「外れたわ。良かった良かった」

贅沢な言葉です 笑


しんどいなら止めとけばいいものを、この後更にもう一度インチクで青物を掛け、すぐさまフックアウト。

一番気持ちの良いヒットの瞬間だけ味わいました。


一方船酔いで死んだままのMさんですが、見兼ねた船長がリーダーを結んでくれてフラフラのままフィールドへ復帰してきました。

その後何とかブリをヒットさせ、慎重にやりとりを重ねて見事ランディング成功。

これで全員ブリ安打となりました。

後に聞いた話では3回くらい私が見てないバラしがあったそうです。

道具は一人前ですが腕はまだまだ伴ってません。


最後に戻りながらトップのポイントを叩きつつ帰りましたが、遠くに水柱の見えた場所はあるものの、トップは静かなままで反応はありませんでした。


P.M6:00

心地よい疲れの中帰港。

久々の青物大量で大満足な釣行となりました。


本日の釣果

ハマチ〜ブリ 〜90cm 〜8kg 7本 アコウ35cmくらい1匹





ヤズ、メジロや豆ヒラは帰港前にリリースしました。





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