半世紀を彷徨う

自分の心理状態や日々の出来事から趣味の事まで幅広く。

二度と観られない映画

2015-11-15 16:25:49 | 日記
観ようと思えばいつでもレンタル屋の棚に並んでいるが、
決して観られない映画がおれには2本ある。

火垂るの墓とハチ公物語だ。
悲しくてつらすぎて、次観てしまったら立ち上がれないかも知れない。

Youtubeで「火垂るの墓を観た海外の反応」っていうのを見て、
やはり国が違えども感じる事は同じなんだなと思う事ができた。

戦時中に両親を失い、残された兄と妹が親戚で冷たい目にあい、
二人だけで家を飛び出し、食べ物も無く衰弱していく二人。
今思い出すだけで泣けてくる。

これはアメリカ軍により一般市民を焼夷弾で焼き尽くし、
日本に降伏させようとする作戦の一貫の話。
原子爆弾を落とされる前に、東京を含む一般市民の住む町を絨毯爆撃した。

原爆はアメリカのルーズベルト大統領の時に計画され、
アインシュタインを始め多くの学者にその概念を見せ、「可能か?」と聞いた。
アインシュタインは「恐らく可能だろう」的な事を言ったようだ。

それでも降伏しなかった日本に対し、アメリカのトルーマン大統領は
2種類の原爆を実戦で試した。ウラン型の「リトルボーイ」を広島に、
プルトニウム型の「ファットマン」を長崎に使用した。

今更アメリカに謝罪しろなんてどこかの国みたく言うつもりはないが、
アメリカでは第二次世界大戦を終わらせるのに原爆は「使うべきだった」と
思われ続けている事は遺憾の一言だ。

それでも各国の人々が火垂るの墓で悲しいと言ってくれる。
一般市民の心はどこへ行っても同じと言えるんじゃないだろうか。


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