アイドル

おっさんでアイドルが好きのどこがいけないのか、という発言がニュースになったね。
いくら有名人でも、そのアイドルへの思いを伝えようとしても、結局ムダなんだよ。
この良さが分からないとは人生で損をしていると。おれもその通りなんだろうと思う。

理想は共感してもらえればいいが、何を言っても人の気持ちが分からないやつは「キモい」で終わり。
好きな物ごとに対する思いは共感を求めず、自分で道を追求するのが正しい。価値観は同じではないから。

最近のアイドルはAKBのように身近な存在になりつつあるけど、３０年前は手が届かない存在だった。
おれがそれなりの年齢の時にはキャンディーズとかピンクレディーがいて、
親衛隊なんていうのが必ず客席にお揃いのハッピ、鉢巻きして応援していた。
銀魂で見る新八とお通のように。痛い男たちの声で＊＊ちゃーんと叫ぶ。そこに照れは存在しない。

男性アイドルは必ず歌っている最中に観客が興奮のあまり失神するとかが普通だった。

Youtubeの動画にもあるが、キャンディーズ（おれファン）が伊東四朗と小松雅夫とお笑いやってたり、
今でいうバラエティー番組で「電線音頭」なんていうのを踊ったり、
彼女たちはお笑いのコントを楽しそうにやっていた。

水谷豊と伊藤蘭が結婚し、トーク番組で水谷豊は
「今でも１、２年に一度リビングでキャンディーズが集まる」と言っていた。
デビュー当時センターだった田中好子が亡くなったことで、もう集まれなくなってしまった。

病院で亡くなるところに伊藤蘭と藤村美樹も立ち会ったという。
本当に仲が良かったんだな、と思った。

３人の中で一番歌がうまいのは藤村美樹だと思う。シングルのA面（今の人にはわからんか？）の曲は
始め田中好子か伊藤蘭が多かった。藤村美樹がセンターでA面を歌ったのは「わな」という曲だけ。
B面がほとんどだった藤村美樹の曲がとてもいい曲で、「オレンジの海」「１００％ピュアレディ」等。

今でも時々聞いている。気分だけあの頃に戻ったように感じる。
おわかりのように今日言いたかったのはキャンディーズはかわいかったという事！