++雑想ノート++

日々ふと思いついた事や考えた事などを書き綴ってみる。

裁判についての報道。

2006-05-26 23:50:03 | Weblog
ここ数年、凶悪事件の件数が増えるに従い、その事件の裁判に対する報道も
増えている。特に、幼い子供を狙った事件が増えており、その裁判に対する
ものが目につくように思う。

だが、正直なところ、ここ最近、食傷気味なのだ。

まだ小学生くらいの可愛い年頃の子供を、理不尽な欲望の餌食にされた親の
無念と怒りが、いかほどのものか、それはどれほど語ろうとも語りつくせる
ものではないだろうと思う。

だが、だからといって、法廷でその被害者の親族が、被告に対して向ける
怨嗟の言葉を、マスメディアの波に乗せて、人々に聞かせる必要があるのだろうか?

この間テレビでながれていた、とある凶悪事件の裁判の報道の中で
被害者の親が、ふたりで、犯人への怨嗟の念を1時間あまりもとうとうと
語ったとされる、その一部を流していたのを聞いている内に
被害者をかわいそうと思う気持ちよりも、嫌気のほうがどんどん大きく
なっていった。

そうでなくても、そういった言葉は、関係ない人間までも傷付けるのだ。
メディアが持つ影響力を、報道する側は、もっとわかって欲しいと思う。

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