Razer naga HEX を使い始めてみて思ったことは、「使いにくい」…いやいや慣れていないだけですからね! 決してHEXちゃんをディスろうと思っているわけではありませんヨ!
なんで使いにくいかというと、HEXの形状が”かぶせ持ち”用に作られているためです。今まで”つまみ持ち”をしていたので、そう感じるだけであって、”かぶせ持ち”している人にとっては即戦力になることまちがいなしです、ハイ。
~~~以下、ちょっとマニアックな感想~~~
”かぶせ持ち”は、マウスに手のひらをペタっとつけて、伸ばした人差し指・中指で左右のクリック部分を使い、伸ばした親指と薬指をマウスの左右に添えて持つ持ち方です。
”かぶせ持ち”では、手のひらでマウスを上から押さえて手首や肘を動かして操作するようです。
一方、”つまみ持ち”は、マウスの左右を親指と薬指・小指でつまんで持ち、自然に曲がった人差し指・中指で左右クリックを使います(薬指もマウスの上において、中指をホイール操作に使う三本乗せってのもあるらしい)。マウスと手のひらの間には空間があります。
”つまみ持ち”では、マウスをつまみ上げてパッドからやや浮かせ気味の状態で指の曲げ伸ばしをメインに操作します。
★参考ページ 株式会社ユーレックス様 (「マウスのサイズや握り方で選ぶ」参照)
写真付きで解説があります。言葉ではうまく説明できていないかもしれませんので、写真で見たい方はリンク先へ行ってみてください。
この持ち方による動かし方の違いが今回ネックになりました。
”つまみ持ち”の操作は、指の曲げ伸ばし出来る範囲と動かせる距離が短いため、感度はものすごく高め(ウルトラハイセンシ 360度の視界旋回がマウス移動距離3.0cmくらい)で使っていました。
一方。”かぶせ持ち”の操作は、手のひらにマウスをくっつけるため、”つまみ持ち”のように指の曲げ伸ばしでは操作ができません。手首を動かして左右に振り、上下は肘ごと動かすようにしなければなりません。可動範囲が広がる分、指でつまんでの操作ほど精密な動きができずに、グルングルン画面が回って即効で気分が悪くなりました。
一応、HEXも”つまみ持ち”できなくはないのですが、右クリックの右側に、薬指を置く一段下がった部分があり、つまみ上げるのに今まで以上に力を込めないとつまみにくい形状になっています。
さらに、HEXがHEXであるための存在意義というか、左側面の6つのサイドボタンなのですが、つまみ上げている状態では押しにくくなります。
6つのボタンの真ん中に親指置き場があるのですが、”つまみ持ち”しようとすると、そこを親指を曲げて摘み上げる事になり、どのボタンも摘んでいる最中押せません…。ボタンを押そうと親指を動かすとマウスが落ちます。
また、第一関節を親指置き場に置くと上下移動の際に指を曲げ伸ばしすると、周囲の6ボタンを誤爆することがあります…。完全にこの持ち方はHEXの設計思想に反しているようです。
6つのボタンを親指で自由に操作できるように、親指の付け根と薬指・小指で挟んでみましたが、色々無理のある持ち方です。親指の付け根を手のひらの内側に抑えるように力を入れたまま、親指を曲げてボタンを押すことの難しいことこの上なし。人間の指はそういう動きをするようにできていません。
さらに苦肉の策で、人差し指と小指で挟んで、中指と薬指でクリックすることで、親指完全フリー状態を生み出したのですが、これもHEXの薬指置き場がネックになり断念。
で、結局は”かぶせ持ち”を修得することにしたのですが、マウスの持ち方を変えるのは、箸の持ち方を矯正するより難しいと思う。いままで指の動きでマウスを動かしていたのを、手首や肘から先を動かしてマウスを操作することになります。
可動範囲が劇的に広がり、移動精度が落ちる。つまり、ものすごく派手に操作をしくじることがあり、ヘタをすると一瞬で世界が3週くらいします。
そこで、マウスの感度を低め(ローセンシ)に設定して練習です。
マウスパッドからはみ出しまくって操作できNEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!
腕動かすのDARYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!
上下に動かしずREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!
そして一番終わってると思ったのが
操作に必死で、せっかくの6つのボタン押せNEEEEEeeee・・・(´・ω・`)
それで、今までのものより4倍くらい面積のある大きい滑りの良いマウスパッドに変更してみると、意外とかぶせ持ちでも行けるんじゃないかってくらいに馴染んできました。
使ってみたマウスパッドは、SteelSeries Qck+です。Razer Goliathusを買おうと思っていたのですが、パッド表面のロゴ印刷が思ったより大きくて、操作のじゃまになりそうだったのでヤメました…。パッド表面にインクを乗せたようなロゴで触るとチャリチャリした感触があったのが残念です。
最後に、繰り返しますがHEXちゃんをディスろうなんて思ってるわけじゃないです。
野球選手のフォーム改造なんかと一緒で、自分の思うようなプレイをしたければそれなりに練習しないといけないと痛感しました。
言いたいことがあるのは、むしろコイツ…
nProぉっ! てめーだ、てめー!
コノヤロウ、てめぇのせいで要らぬ苦労させられてんだぞコラ!
セキュリティのためか知らんが、余計なとこまで塞いでんじゃねーぞボケ!
近いうちに、HEXちゃん手懐けて、元気にアークスとして駆けまわってみせるゼ!