ひっそりと生きる独女の生活

アラフォー独身の日常

約1年ぶりの旅行

2017年11月21日 | 旅行
前回記事より、先々週の土日で久々に家族4人で近場ですが旅行に行ってきました。行先は同県の志摩へ。
伊勢神宮とか観光するところはあるにはあるのですが~、休みで人も多いことだし
絶対に寄りたい場所ってわけでもないので、予定を詰め込まずのんびり行くことにしました。

伊勢志摩スカイライン(通行料1250円かかります 高~!)




ホテルについてからもゆっくり過ごして、いざ楽しみにしていた夕食へ!
部屋は至って普通の和室でしたが、料理は

伊勢エビのお造りとか


松阪牛のすき焼きとか


刺身の盛り合わせとか



大好きな物ばかりで大満足でした!

どれを食べたらいいのか判断できない母なので、席をたっては世話をやきにいかなくちゃ
いけなかったけど、食事中も機嫌よく食べてくれて助かりました。
お腹がパンパンだったので部屋に戻ってからは休憩したのですが、ゴロゴロしてたら母は
寝てしまっていました。21:30頃になって温泉に行こうと母を起こしました。

これが間違いだった・・・というかもっと時間をかけて連れ出せばよかったのですが
お風呂場に着いても不穏モード。「お母さん、今からお風呂入るから服脱ごうか」と
声をかけるとシャツを脱いでくれたのでこのままいけるか??と様子を見ていたのですが
それ以上脱がず。またシャツを着ようとしたので「お母さん 今から温泉入るからさ、服脱ごう?」と言うと
「そんなの聞いてない」と言って脱衣所をウロウロし始めました。

マズいな・・・(´-ω-`) 私はもうすっぽんぽん。姉は様子をみてまだ服を着たままでした。
「お母さん、温泉一緒に入ろうよ。私と一緒に入るのイヤ?」と曇った顔の母に声をかけると
「嫌とかそういうんじゃない!ああして、こうしてって順序が~◇※▲∴÷;¥」と
また訳のわからない話をしだしました。

もうこの時点で他のお客さんからジロジロ見られました。そりゃそうです、下着シャツ姿で
脱衣所ウロウロしてるし、何やら言い争ってるわけですからね。
もう不穏になった時はスパっと諦めるのが一番ですね・・・何を言っても訳のわからない言い分を
返されて太刀打ちできません彡(-ε-;)彡
こちらのいう事がまるっきり耳に入っていないし、理解できていないからです。


心の中で大きな溜め息をつきました。

「めんどくせぇ・・・」と。


また服を着なおして部屋まで戻りました。その最中もやっぱりこっちも顔に出ちゃうんですよね・・・
面倒だし、なんで風呂ひとつにこんなにも抵抗するのか、と。
するとまた悪循環でその表情を母は見ているんです。なーーーーーーんにもわからないくせに
こちらのイラつき表情だけは見てる。

だから何も言ってないのに空気でわかるのか「なに!お母さんあんたらに何かした?
そんな態度とるんだったら一人で帰るからいいわ!向こう行ってよ!」

なんてさらに憎まれ口をたたいてきて、私たちを逆撫でする逆撫でするw
一人で帰るって・・・あなたここがどこかもわからないのに?部屋番号は?
誰のためにここまでやってあげてると思ってるの?いい加減にしろよ!って言わないけど・・・
言ってやりたくなる衝動にかられます。

まぁ~ホントにかわいげがないというか・・・w わからないのは病気だから仕方ないんです。
それならそれでしおらしく「わからない」って言ってくれたらコチラもこうだよって
教えてあげようって気になるのに、絶対に「わからないから教えて」と言わない母。
何を言っても自分は“わかっている”体です。これが認知症なんですよね。
自分でわかってないことがわからない。


部屋に戻って父に「ダメだったわ」と伝えたら、お前らだけで入ってこいと言われたので
姉とまたお風呂場へ戻りました。お風呂に入れたのが22:30。部屋に戻ったら23:30でした。
もう2人とも寝てるかな?と思いきや・・・母の不穏継続中

ごそごそ荷物整理をして今にも「帰らせてもらう」と言わんばかりの行動。
父も1人で母が出ていったりしないか監視してたので寝れなかった模様。
ここ数年、こうやって宿泊所にいくと入口を塞ぐ事を必ずしています。
母が就寝中に部屋の外へ出てしまわない為の対策です。

部屋には和室でも洋室でも大体テーブルが置いてあるのでそれで出入り口を塞ぎます。
たとえそのテーブルを動かしてしまったとしても、音で気づけるだろうし。
今回も私たちがお風呂から帰ってきてから即、テーブルを出入り口に運んで塞ぎました。
これで父は寝られるかな?

母はもう2時間半もの間不穏続行で「お母さん もう寝ていいんだよ?」と言っても
お風呂同様訳のわからない言い訳を言うだけで全然寝ない。
なので・・強制消灯w 普段から夜型の私と姉ならまず寝る時間じゃないけど
24:00にテレビも電気もオフ。トイレだけはわかるように電気を点けておきました。

スマホをいじりながら暗い部屋で寝転がり、ふと見るとやっと母は布団に横になって寝ていました。
やれやれ・・・
やっぱり旅行は厳しいなぁと感じた日です。

私は普段一度寝たらほぼ朝まで起きる事はないのだけど、旅行先では何度か目覚めてしまい
そのたびに母はいるか?と確かめ、物音がした気がするとパっと母の方を確認するの繰り返しで
あまり寝れなかった気が・・・

それは父も同じで、1時間くらいしか寝れなかったらしい…。
夜中にハッと気づいた時、父が母をトイレに連れていく最中で
「私かわるわ」と起きて母がトイレから出てくるまでドアの近くで待機。
出てきたら大体ティッシュを手に持ってる事が多いのでそれは捨ててと指示とか
スリッパはここで脱いでとかここで手を洗ってとかこれで手を拭いてとか
まぁ~まるで子供の世話ですよねw

朝寝たか寝てないのかよくわからないまま起きて、父は温泉へ。
その間に私たちは着替えとか身支度済ませて。
でも母は認知症になってから化粧を一切しなくなってしまったので
やる事がなく不穏気味で部屋をウロウロしっぱなし。

布団はそのままにしておいていいよ、と言ってもかたっぱしから布団触ってました。
父が温泉から帰ってきて、朝食の時間まで私と姉は化粧したり髪整えたりしていて、
ふと見ると母がいない( ⊙_⊙)!! 父に「お母さんいる?」と聞くと
え!!っとなってすぐ部屋の外へ見に行くと 母が部屋のトイレスリッパのまま
外に出ていました(外と言っても部屋の外なだけで館内です)。

も~ホント怖いわ・・・誰にも気づかれないうちに そ~っと出ていく母。
気づくのがもっと遅かったらどこに行ってたんだろうか・・・。
やはり就寝中のテーブルバリケードは役に立っていたと思いたい。

朝食行くときには不穏もなくなっていたので良かったけど・・・
夜からの不穏の時間が長くて疲れました。

寝ていた母を起こしてまでお風呂に連れて行ったのがすべての始まりでしたかね(´-ω-`)
まぁお風呂なんて入らなくても死ぬわけじゃあるまいし、拘る必要なんてなかったんだろうけど
やっぱり本人が“清潔”ということにまったく無頓着になってしまったが故、
鼻の利く私には臭うことも多々あって、お湯に浸かるだけでも!!と欲を書いたのが
いけなかったかもしれないですねぇ~。

これは別に旅先だけの話じゃなくて家でもまったく同じ事やってます。
お風呂にまず誘導してここがお風呂だから服脱いで~から始まります。
機嫌がよければはいはい~って入ってくれるけど、数回繰り返さないと入ってくれないなんて
しょっちゅうで、こっちが根負けしてもう今日の風呂やめ!!!ってなったことも何回もありますw

デイでもお風呂に入れてくれてるので家で絶対に入れなくちゃいけないって事はないんだけど
お風呂に入るという習慣を忘れて欲しくないという父の頼みもあって、夜の母の入浴タイムは
私と姉の悪戦苦闘タイムとなっています。



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