FC alegre (FC アレグリ)

川口市元郷南小を中心に活動している小学生・園児のサッカー&フットサルクラブの父兄によるブログです。

り・ふ・じ・ん

2018-05-14 22:46:21 | 練習の様子
静学サッカー部からの抜粋。
現役アレグリ、スクール選手、OB、リタイヤ組、へ。
乗り越えなければ、突き抜けなければ、大きな成長はない。
理不尽な事、苦しい事すら楽しんで✌️

笑顔を忘れずにね😄


理不尽
IDA SOCCER NIGHT SCIENCE 夢に向かう君へ

 「り・ふ・じ・ん」には、君の能力を制限している〝甘ったれた自分〟をぶち破る力がある。若いときに恩師からいただく強要された「理不尽」な練習が、幼稚な君の限界を破るのだ。
 自分の目標を達成するまで、一歩も怯(ひる)まぬ意志が君にあれば、このような「理不尽」な練習も必要ない。ただ、そんな強い意志を貫き通せる十五歳の男なんて、一万人、あるいは十万人に一人いるだけの天然記念物であり、真の天才だけだ。
 静学が全国高校選手権に初出場して準優勝してから20年間、いい選手が入学することを協会役員のドラフト制度みたいなもので阻止された。でも、いま考えると、それは私にとって幸せなことだった。
 ドラフトにかからなかった無名な選手で絶対あいつらを破るんだ。才能が足りないなら、五倍十倍練習して追いつけばいい。だから、もうめちゃくちゃ絞った。「鬼!」「人?」って選手らは言った。泣いた。逃げた。そして捕まえた(笑)。
 「お前らは日本一の練習で優勝するんだ」と檄を飛ばし続けた。諦めはしなかった。
 走るのは百本くらい普通だし、それはもう酷かったな。本には書けないほど(笑)、めちゃくちゃに練習させた。それでも、あと一歩でエリートのチームに勝てない年が続き苦労したんだ。そして十四年目に、ついに全国選手権の舞台に戻ったんだ。
 その源泉は、エリートの奴らに追いつくための、反論無用の「理不尽」な練習を選手たちに迫った日々だった。優勝した年も、あと一歩でできなかった年も、いつも真剣に「理不尽」な練習を選手に迫った。
 いま考えると、彼らはそういう理不尽な練習の中で、「なんで」とか「死んじゃう」(笑)とか文句言いながらも、知らず知らずのうちに「負けない力」を身につけて、逞たくましくなったのは間違いない。天才ではない君たちには、自分の限界を打ち破る理不尽なほどの練習が必要なんだ。

「理不尽」の価値

 自分を見失って不満だらけの人間が、「事を成す」などあり得ない。自分の待遇の不幸を嘆いでいるその行く先は、運のない奈落だ。
 自分の挑戦なのだ。自分の人生なのだ。自分が飛び込んだ道なんだ。他人がとやかくできない固有の勝負なんだ。
 言われたことが納得できない? 当たり前だ。自分が正しくて、他人の過ちを探すことに躍起になってる脳味噌には、自分の正当化しか浮かんでくるわけがない。「自分の勝負」が入り込む余地がなくなっているだけだ。
 自分と戦え、内なるものを問え。それが、親が望む「運をつかむ人生」だ。
 足りないものは外から学べ。苦手な挑戦や、大変な仕事や、見返りのない修行、面白みのない生活の継続から、聞きたくない苦言から、必要なヒントを貪欲に取り込め。さらに足りないことは本を読め。がむしゃらに外から学べ。痩身な自分にないものを体に加えろ。
 反発や破天荒や意気がりは、未成年者の幼稚な特権だが、それは夢を定めた者の道にはそぐわない。