「14歳の世渡り術」シリーズの一冊。てか、中二で「世渡り術」とはいまどきたいへんだな。
それはさておき、本書は「失敗しながらもなんとか生きのびてきた」人々への取材および対談をもとに構成されたものだ。
その人選が、とっても良いね。中学二年生だけでなく、高校生や大学生、そして中年世代にまで、生きる意欲を喚起させられる内容となっている。
「失敗する」のが怖い?ひとつの失敗が命とり?「失敗した」と思われるのがイヤ?作家、元ひきこもり、ロボット研究者、探検家、臨床心理士、オタク女子、元野宿のおじさんたちに聞いた、心が少し楽になる「失敗経験者」からの生きていくためのヒント。
目次
第1章 失敗や挫折は一生の仕事のエネルギー―作家 あさのあつこさんに聞く
第2章 人生の経験値は、失敗することで上がっていく―元ひきこもり、元醜形恐怖、元アルコール依存症 月乃光司さんに聞く
第3章 弱さをさらけ出すことで幸せになれる―“弱いロボット”の研究者 岡田美智男さんに聞く
第4章 極寒の北極で失敗しても死なない男―探検家 角幡唯介さんに聞く
第5章 「迷惑をかける練習」をしよう―臨床心理士 東畑開人さんに聞く
第6章 他人の決めた「意味がある」に振り回されない―オタク女性ユニット「劇団雌猫」に聞く
第7章 一番幸せなことは、死なない程度に「安心して」失敗できること―NPO法人「抱樸」代表・奥田知志さんと元野宿のおじさんたちによる座談会
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