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本と音楽とねこと

コンビニ外国人

芹澤健介,2018,コンビニ外国人,新潮社.(2.1.2021)

 わたしにとって、コンビニは、「むかしのタバコ屋」程度の存在でしかない。釣りに行ってたときは、行きがけにおにぎり買うのに重宝していたが、現時点ではそれも必要なくなった。
 ないならないで済ませられるコンビニがあちこちに乱立し、しかも24時間営業してるなんざ、無駄も無駄、環境破壊の一因でさえある。しかも、コンビニとパチンコ屋のせいで、もともと醜悪だった街並みがさらに汚くなった。
 そんなコンビニの店員として、2000年代以降増え続けてきたのが「外国人」の留学生だ。コンビニ店員にも「技能実習生」の枠を、というのが、昨今の業界、自民党の族議員の希望だったわけだが、コロナ禍でそんな要望もきかなくなった。
 本書を読んで益あるとすれば、ネパールやベトナム、中国等の若者をくいものにして、コンビニ等で働かせている、日本語学校の実態だろう。それ以外は、取材不足で安易なルポだなと思わざるをえなかったが、在日「外国人」労働者についてなにも知らないという人には、そこそこ有益な書物かもしれない。

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